2019年3月4日 更新

おったまげーの意味や元ネタは? バブル時代に流行した言葉たち

バブリーダンスでバブル時代を知った方も多いのではないでしょうか。バブル時代に流行った言葉を笑いに繋げた女芸人、「しもしも~」や「おったまげー」でブレイク中の平野ノラさん。バブル言葉は一体どういう意味があるのでしょうか。元になる元ネタを探っていきます。

バブル時代の代表語! おったまげーの意味

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平野ノラさんがバブル時代の言葉やファッションに身を包み、「おったまげー」と言って笑いをとります。その時代を生きた人は懐かしながら笑いを楽しんでいます。

おったまげーの意味

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ものすごくびっくりした時に「おったまげー」と言い、魂を削るほど驚く様を表します。漢字で書くと「おっ魂消る」になります。「ぶったまげ」という言葉もあり、こちらも同じ意味です。

バブル時代とは

Dollar Course Exchange Rate - Free image on Pixabay (87126)

1980年代後半から1990年代初めの頃をバブル時代と呼びます。経済が発展した良い時代のことを意味しています。バブル期とも言います。

日本では資産価値が上がることによって景気が良くなりました。その波を受けて、株を買えば儲かる。日本企業が連日のように何かを購入し、海外の土地や海外の企業を買収しました。

テレビは24時間が当たり前、プロ野球放送はゴールデンタイムに流れ、トレンディードラマはいつも同じ顔ぶれで視聴率は30%超えが当たり前でした。ボディコンスタイルの女性達がディスコのお立ち台で踊り街を彩りました。

サラリーマンの給料も今より2倍近くあり生活に不自由をすることはなかった夢の時代と言えます。

おったまげーの使い方の例文

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例え① 怪奇話のひとつとして、「あんたも見たかい? あんときは驚いたでよう、あ~おったまげたよう。だってよう、振り返った婆さんの顔が顔無しだったもんなあ。」

例え② 「あんたの娘さん結婚するってほんとびっくり。」「おお、おったまげたよう~。まさかうちの娘が皇族の方家に嫁ぐとはよ~。」

「しもしも〜」で話題!平野ノラのバブリーネタ

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1978年10月20日生まれ、東京都出身、日本の女性お笑いタレントです。本名は平野 千秋(ひらの ちあき)さん。ワタナベエンターテインメントに所属されています。

大きめの肩パッド付き派手色スーツに太い眉と真っ赤な口紅、髪型はロングソバージュでザ・バブルを醸し出しています。携帯電話は初期の大型の物を肩からかけて、バブル時代に流行ったものを題材にネタを展開しおなじみの「しもしも~」や50音ネタなど、全てがバブリーな平野ノラ。

バブリー時期は小学生だった彼女、当時の記憶とバブル時代の関連本、流行などを融合させて面白いネタを生み出しています。彼女がバブリーな時期を満喫した訳ではありません。

懐かしのバブリーネタ

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「OK、バブリー!」「おったまげ!」とバブル時期を匂わす言葉を連発しながら短めの台詞でキメていきます。ノラお手製のショルダーホンの受話器を取って「しもしも〜?」と、ワンレングスの髪の毛を斜めにして言う決め台詞も定番です。しもしも~は、電話の応対で使う「もしもし」からきているバブル用語です。

バブル時代の象徴のように舘ひろしさんの名前が度々登場します。「ワンレン・ボディコン・舘ひろし」・「アッシー、メッシー、舘ひろし」などの定番台詞があります。

五十音の一文字を言われたらバブル時代らしい言葉で返すという「OK50音バブリー!」と称したネタもあり「か行」は「ケツカッチン」という言葉を使ってバブルの忙しさを出す雰囲気が面白いネタです。

単語を逆に読む「業界用語」が流行った時代ですので、寿司を「しーすー」、六本木を「ぎろっぽん」などと当時の若い世代が独特な言葉を使って話していました。40代以降の方であればバブリーネタが面白いと思うのではないでしょうか。

平野ノラのおったまげーのポーズ

Yoga Stretching Pose - Free photo on Pixabay (87121)

バブリーポーズの中に「おったまげー」と言いながら腰を後ろに反らして使う決め台詞があります。片腕を真横に伸ばして「おったまげー」と使う時もあります。

その他のバブリーポーズとして、舘ひろしが「あぶない刑事」に出演している時の拳銃を持っているポーズや、片足を上げて走るポーズを作り「よっ!5時から男!」、「しもしも~」、「OKバブリー!」などがあります。

おったまげーの元ネタは?

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平野ノラさんが使うお笑いネタの「おったまげー」は、どこから来たのでしょうか? 元は何かを探ってみましょう。

茨城弁のおったまげる

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茨城の方が使う方言に「おったまげる」があります。意味は、びっくりする。非常に驚くこと。ぶったまげる。とあります。使用例としては 「腰をぬかすほどおったまげた」=腰をぬかすほどびっくりした。「ああ、おったまげ」=ああ、びっくりした。と使うことができます。

宮沢りえのドラマ

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1990年1月11日から3月22日まで放送されたフジテレビ系列『いつも誰かに恋してるッ!』というテレビドラマ。『スワンの涙』に続く2作目、当時大活躍中の宮沢りえさんでした。

スタイル抜群で少しぽっちゃりとしたお顔、スラッとした手足、大きなぱっちり瞳、全てが完璧でナチュラルな彼女は男女問わず見る者を魅了しました。

共演者は真木蔵人、西田ひかる、大沢健、蛭子能収、島崎和歌子、中村由真、山下真司、かとうかずこなど昭和を輝かせた今では貴重な共演者の面々です。

宮沢りえがこのドラマの中で頻繁に使っていた台詞が「ぶっとび~」でした。当時「ぶっとび~」が大流行し、平野ノラさんのネタにも「おったまげーのぶっとびー」などと使われています。

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