2019年3月4日 更新

おったまげーの意味や元ネタは? バブル時代に流行した言葉たち

バブリーダンスでバブル時代を知った方も多いのではないでしょうか。バブル時代に流行った言葉を笑いに繋げた女芸人、「しもしも~」や「おったまげー」でブレイク中の平野ノラさん。バブル言葉は一体どういう意味があるのでしょうか。元になる元ネタを探っていきます。

バブル時代の象徴!当時流行ったアイテム

The Style Of 80-Ies Ussr - Free photo on Pixabay (87075)

平野ノラさんもバブリーネタと共にバブリーな衣装やメイク、小道具に身を包みバブリー用語を連発していきます。バブル時にはどんな物が流行ったのでしょうか。

ワンレングス・ソバージュ

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ワンレングス…ストレートの髪でフロントから後ろまでを同じ長さに真直ぐ切り揃えたヘアースタイルのことです。代表する人物は浅野温子さんでしょうか。略してワンレンと言いました。

ソバージュ…髪の根元から毛先まで自然に波打つようなウエーブのパーマをソバージュと言います。無造作に見えるも、どことなく女らしさを感じさせるヘアースタイルです。

どちらも、 1980年代に入ってから流行し始め、ショートからミディアム、ロングまで長さは様々です。ワンレンやソバージュが流行し、同時にヘアスタイリング剤で前髪などを立たせる髪型や、サイドをタイトにしてシンプル感を出すヘアースタイルなど多様なアレンジメントをこの時代の女性達は楽しみました。

ボディコン

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身体のラインをくっきり強調させるピタピタのミニワンピースドレスをボディーコンシャス(body-conscious)「体を意識している」の略語としてボディコンと呼びました。

バブル時代の女性達はボディコンをファッションとして取り入れ、ボディコンドレスに、ワンレン、長い爪といった派手な出で立ちにジュリアナセンスを持って毎晩のようにディスコへ通っていました。

ボディコンは1981年のミラノ・コレクションで、アズディン・アライアが身体に添ったデザインのドレスを発表したのがきっかけです。社会的ブームとなったDCブランドのひとつとしてPinky&Dianneが挙げられ、日本でも浸透していきました。

元々は、女性の自己主張や解放を訴えるためのツールとして、ファッションを通して働きかけたものでしたが、日本では主に遊び着として広まり、バブル時代を象徴するファッションの一つとなりました。

肩パッド

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ボディコンと同じく流行ったのが、肩に大きなパッドを入れ込み、大きな肩からストンと落ちるシルエットが綺麗なスーツスタイルです。女性は勿論、男性のスーツにも大きな肩パッドが入れ込まれ、「ぎゃくさん」(逆三角形)と呼ばれるスタイルが主流となりました。

石田純一さん、三上博史さん、吉田栄作さん、活躍されたバブリーな男性陣の名前をあげれば切りがありません。肩パッド入りのジャケットがとても良く似合っていました。

肩パッド入りスーツを着ているだけで、できる人。というイメージが付くほどでした。この時代はスーツ以外に、女性のブラウスにも肩パッドが入っていました。

音楽やファッションが60年代頃から徐々に、海外から取り入れられるようになり、80年代から90年代前半も同じく海外の影響を受けています。

携帯電話

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電話の歴史はさかのぼる事1949年、警察無線の登場から始まったとされ、1954年~自動車電話の基礎研究、1957年列車電話、1968年ポケベル、登場を経て、1970年にコードレス電話と携帯電話の両方の性質を持つワイヤレステレフォンのデモストレーションを大阪は万博で開催されました。

1979年コードレス電話と世界初の自動車電話が登場します。1985年9月に日本で初めて携帯電話機100型(ショルダ型自動車電話)が登場しました。日本電信電話(NTT 旧 日本電信電話公社)がレンタルを開始したのです。

ショルダーホンは車外でも使用できる自動車電話という位置づけで、電話機の重量は約3kgもありました。今より相当重たいので、携帯時はショルダーバッグのように肩にかけて持ち出す必要があったのです。

この携帯電話機100型のショルダーフォンを平野ノラさんはバブルネタのアイテムとして取り入れています。非常に重要なアイテムと言えます。その後、電波法が改正され、携帯電話の形や機能の改良を続けて現代のスマホ時代があるのです。

今や死語!懐かしのバブル語解説

Cassette Tape 80S - Free image on Pixabay (87076)

昭和80年代に産まれた人や平成生まれの人は、この輝かしいバブル時代を知る由もありません。もはや平野ノラが連発しているバブル語は死語と言えます。何故面白いのかがわからないと思う人もいるでしょう。

ですが、バブル用語やファッション、メイク、アイテム、音楽、ドラマなど、平野ノラさんの笑いのネタに凝縮されたバブル時代を懐かしむバブル世代も多い事でしょう。思わず笑ってしまいます。

ヤッピー

Model Businessman Corporate - Free photo on Pixabay (87115)

ヤング(Young=若い)・アーバン(Urban=都市に住む・都市に慣れた)・プロフェッショナルズ(Professionals=職業の・専門職の)この3つの言葉の頭文字を取り「YUP(ヤップ)」。これをに「-ie(-ee)」を付け、「ヤッピー(Yappie)」という言葉が産まれました。

主に都市や都市周辺部を基盤として知的職業に従事する若者に対して使います。主に30代後半~40代前半が対象となり、サラリーマンの中でも"エリート"と呼ばれる若手のことを意味します。1980年代に流行語となりましたが、現在では知っている人も少なくほとんど使われなくなった死語であると言えます。

げろげろー

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嫌な時や驚いた時に「嘘だろ!」「なんでだよ!」と使う言葉として、「げろげろー」と言っていました。少し不満のある時に「げろげろー」。この言葉を流行らせたのはとんねるずの石橋貴明さんです。

この時代、とんねるずをテレビで見ない日はありませんでした。芸能界の業界用語を巧みに使い、冠番組「とんねるずのみなさんのおかげです」では様々なゲストと笑いを作り出してお茶の間を盛り上げてくれました! ねるとんパーティーも、とんねるずさんのおかげです。

ぶっとびー

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この時代、リアクションが大げさで、まさかの状況の時に「ぶっとびー」という台詞を若かりし頃の宮沢りえさんがドラマで毎回つかっており、特別編はぶっとびスペシャルと名付けられるほど流行った言葉であります。

「ぶっとびー」。より驚いた状況を「おったまげー」だと平野ノラさんは語っておられます。ノラさんいわく、「おったまげーのぶっとびー」と使うと最上級の驚きだそうです。ノラさんがバブルネタで頻繁に使っていますので死語にはならないかもしれません。

オバタリアン

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語源は1986年公開のホラー映画『バタリアン』であり、「おばさん」と「バタリアン」がかけ合わさった言葉であります。「Battalion」は英語で「大隊」や「大群」を意味します。オバサンの大群という意味合いがあります。

1988年から1998年にかけて、堀田かつひこさんの4コマ漫画『まんがライフ』『まんがライフオリジナル』『本当にあった愉快な話』などで連載され、この作品から派生し、おばさんのマナーへの憂いをつづった物に用いられていたことから中年女性のことを「オバタリアン」と呼ぶようになりました。

羞恥心のない中年女性を風刺したものであります。特に世間に対し無神経に迷惑をかける姿を描いたものが多く中には犯罪に等しいような悪質な行為もあります。アニメ化されていますので気になった方は一度ご覧下さい。

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