2022年7月3日 更新

女性が求めるシンデレラ体重は気持ち悪い?第三者からどう見えるのか

女性の美貌への意識は、今も昔も変わらず執拗なもの。特に体重に関して、1kgの変動に一喜一憂する人は多いはず。そんな中、”シンデレラ体重”と呼ばれる過激水域を知っていますか?美しさを求めたどり着いたはずの”シンデレラ体重”が「気持ち悪い」と批判を浴びています。

シンデレラ体重のように低体重範囲になると、体内の栄養素が不足しやすく免疫力が低下します。免疫力の低下は風邪や体調不良の原因に…。さらに体温が正常に保ちにくくなり、低体温・冷え性を加速させる可能性があります。

また貧血や血流が悪化し、肩こりや疲労感の原因にも。体重の数字と同じくらい、女性にとって気になるのが体のむくみですよね。低体重になると、手足がむくみやすく、解消が難しくなる傾向が強いので大きなデメリットです。

【デメリット】生理不順・不妊症リスク

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BMI17以下になると、生理に不調が起こりやすくなります。一般的な周期で生理が来なくなったり、激しい痛みや複数回の出血が起こるなど様々な不調が出てしまいやすいのです。生理不順は日常生活にも影響を与えますよね。外出先で突如出血したり、登校・出勤が難しくなるなど不便なことが増えます。

さらに、不妊症のリスクも…。将来、子どもを望む可能性は一切ないという人ならそれほど大きなリスクにはなりませんが、気持ちは変わっていくもの。大好きな人の子どもが欲しいと思った時できない体なら、自分を責め相手に申し訳ない気持ちを持ってしまいますよね。

現在、日本で不妊治療を受けている患者数は47万人ほど。子どもを望んでいるのに、授かれない人の人数は決して少なくありませんよね。シンデレラ体重には、将来を大きく左右する不妊症などのリスクも潜んでいるのです。

【デメリット】摂食障害

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シンデレラ体重を求める過度なダイエットを続けると、摂食障害を発症する恐れがあります。摂食障害とは、過度に食べ物を食べたり過度に食べ物を拒絶する状態です。肥満に対する過度な恐怖心から食べたものを吐き出したり、反動から異常な量の食事を取ったりなど、食行動異常を起こします。

摂食障害が発症すると、食費の異常増加が起こったり、友人や知人とのコミュニケーションが難しくなってしまう可能性が。外出しても一緒に食事することができないため、次第に人と疎遠になってしまいやすいのです。

もちろん、前項でご紹介したような心身へのデメリットも発生しやすくなります。”障害”ですから、自分1人で完治させることが難しくなり、長期的な通院が必要なケースも。

【デメリット】自殺率7倍

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シンデレラ体重のような極度の痩せ型の場合、死亡率が一般人よりも5~10倍高くなります。シンデレラ体重の派生のような過食症の場合は、2~4倍です。

そして深刻な低体重状態になると、死亡率が30倍にも…。さらに驚くのは、自殺率の高さ。過食症の場合、一般人よりも7倍自殺率が高く、神経性やせ症の場合は31倍にも跳ね上がります。

つまり、低体重状態は体ではなく心にも大きな影響を与えるということ。適切な治療を行っても100%完治できるとは限りませんし、完治した後に骨粗鬆症や生理不順など後遺症が残るケースも珍しくありません。また再発の可能性も高く、非常に大きなデメリットです。

シンデレラ体重は気持ち悪くはないがそこまでモテない!

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シンデレラ体重を調べてみると「気持ち悪い」と感じている人は、男女共にそれほど多くない印象でした。しかし魅力的と感じている人もそれほど多くなく、美の追求としては正解ではないと言えるでしょう。

また心身への影響が非常に大きく、人生を大きく左右することからも安易に応援はできません。シンデレラ体重になりたいのは、美しい容姿を手に入れ幸せな人生を歩むためですよね。ところがシンデレラ体重の先には、幸せな人生以外のものが多すぎる印象です。

体重減少よりももっと効率がよく、そして幸せに生きる確かな方法がいくつも存在します。そういった可能性に、目を向け行動するようにしてみましょう。

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