2019年8月7日 更新

新婚初夜の今と昔の過ごし方とは?日本や世界の風習も!

結婚初夜をどのようにして過ごしたらいいのか分からない!そのような悩みがあればこの記事をぜひ参考にしてみてください。この記事では昔の日本で行われてきた「傘問答」というような様々な風習のほかに世界の風習、そして現代の結婚初夜の過ごし方なども紹介していきます。

現代の結婚初夜の一般的な過ごし方として、「二次会や三次会で朝まで盛り上がる」という過ごし方も一般的です。これから結婚生活がはじまり、もし子どもが出来たときなどは、夫婦ともになかなか夜に飲みに出かけることが出来なくなったり、ひさしぶりにたくさんの友達が集まる結婚式なので、二次会、三次会と盛り上がり、結局朝まで友達と過ごしていたという夫婦はとても多いのです。

こういう場合には、お互いがそれで納得していればいいのですが、なりゆきで朝まで盛り上がってしまうと哀しい思い出になってしまうので注意しましょう。

ロマンティックな演出をする

Hands Open Candle - Free photo on Pixabay (542579)

現代の結婚初夜の一般的な過ごし方として、「ロマンティックな演出をする」という夫婦もいます。友達と盛り上がるのは、披露宴までで、そのあとには二人でロマンティックな演出をして、結婚初夜を大切に過ごすという夫婦です。

こういう過ごし方も、一般的です。現代は、個人が尊重されるので、どのようにも結婚初夜を過ごすことができるようになりました。二人で話し合って二人が幸せになる結婚初夜をおくるのが現代の一般的な過ごし方でもあるのです。

のんびり過ごす

Pair Autumn Evening Sun - Free photo on Pixabay (542582)

現代の結婚初夜の一般的な過ごし方として、「のんびり過ごす」というのも、一般的な過ごし方の一つです。今は、お互いが好きなように結婚初夜を過ごします。結婚初夜を特別に思っていない夫婦もいれば、特別にしている夫婦もいます。

それは、お互いが納得すればどのような形でも良いのが現代の結婚初夜です。結婚式で疲れているのでのんびり過ごすのも一般的であり、リラックスして結婚初夜を過ごしたいと思う夫婦もいるのです。

ハネムーンの準備で慌ただしく過ごす

Airport Transport Woman - Free photo on Pixabay (542586)

現代の結婚初夜の一般的な過ごし方として、「ハネムーンの準備であわただしく過ごす」という過ごし方をする夫婦もいます。現代では、結婚式翌日にハネムーンにでかける夫婦もいます。

結婚式までは結婚式の準備であわただしく、その夜にはハネムーンの準備に忙しく、結婚初夜をゆっくりと過ごせないという夫婦もたくさんいるのが、現代の一般的な結婚初夜です。

とくにハネムーンでは1週間ほどの長期休暇をとって海外へ行く夫婦が多いので、準備に時間がかかるのです。

日本の新婚初夜の風習

Bridge Japanese Garden Arch - Free photo on Pixabay (542588)

昔の日本では、新婚初夜の風習がありました。昔は、「結婚する日にお互いの顔を初めて見る」という事もよくありました。現代のように、個人が自由に恋愛できる時代ではなかったのです。

結婚する日に初めて出会うので、会話もしたことがありません。その状態で性行為をするわけですから、性行為の前には「問答」といって、様々な会話がなされました。その会話も地域ごとに決められており、このあとの記事で詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

床入り問答とは

Cat Hide Nose Black And White - Free photo on Pixabay (543404)

床入り問答とはどういう意味なのでしょうか?「床入り」というのは、新婚初夜に、夫婦がはじめて同じに床(今でいうベッドや布団)に入り、寝ること、すなわち性行為をすることを意味します。

その時の「問答」です。問いとその答えです。昔は結婚当日に顔を合わせることもありましたから、初めての床入りの時に、夫婦間で問いと答えのやりとりをしてから性行為をしていたのです。「これが正しい作法である」といったような公認の文書があるわけでなく、代々と言葉で受け継がれたものです。

地域などによってその「問答」は異なります。また、結婚初夜の性行為をのぞいて見ることも認められており、しょうじに穴をあけて除いていました。除いていたのは大人だけではありません。子どもたちも一緒にのぞいていたのです。

小笠原流古式

Tea Teapot Ceremony - Free photo on Pixabay (543413)

床入り問答として、「小笠原流古式」があります。これは形式が決まっているものです。まずは、枕を東に置いて布団を敷きます。その布団の周りに犬の置物を起きます。そこで、新郎がまず冷たいお酒を一杯、盃で飲み、それを新婦が受け取って一杯飲みます。そしてまた新郎が盃を受け取って一杯飲みます。

素の後に、ウラジロという植物と、青い石が入ったタライを使い手を洗って、新婦が先に床に入ります。その後、新郎が床に入ります。

傘問答

Japan Umbrella Red - Free photo on Pixabay (543423)

床入り問答にはたくさんのバリエーションがあり、「傘問答」というのもその一つです。床入り問答は、地域によって異なる事を解説しましたが、傘問答は広島県高田群八千代町士師で行われていたと言われています。そしてこのような会話がされたあとに性行為をしたといわれています。

新郎が「傘を1本持ってきましたか?」といいます。新婦は「はい。新な(にいな)のを1本持ってきました。」といいます。そして新郎が「指しても良いですか?」と聞きます。そして新婦が「はい。どうぞ。」と答えて、性行為をしたといわれています。

柿の木問答

Forest Mist Nature - Free photo on Pixabay (543434)

床入り問答でとても有名なのが、「柿の木問答」です。こちらも床入り問答のバリエーションの一つで、これは「傘問答」のように一部の地域だけのものではなく、全国的に広まっていると言われています。以下のような会話を交わし、性行為をしたといわれています。

新郎が「あなたの家には柿の木がありますか?」と問い、新婦は「はい。あります。」と答えます。そして新郎が、「柿はよくなりますか?」と聞きます。新婦は「よくなります。」と答えます。そして新郎が「これから柿の木に登って食べてもいいですか?」と聞いて、新婦が「どうぞ食べてください」と答えます。そして性行為が行われたのです。

便所問答

Bathroom Bad Toilet - Free photo on Pixabay (543442)

床問答のバリエーションの一つに、「便所問答」といわれるものがあります。これは一部の地域で行われていた問答で、秋田県雄勝郡東成瀬村で行われていた床入り問答です。以下の会話がなされた後に性行為をしていました。

新郎が、「あなたの家の便所には、コモが下がっていますか?」と問います。新婦は「はい。下がっています。」と答えます。そして新郎は「それなら縄はつるしてありますか?」と問います。新婦は「いいえ。ありません。」と答え、新郎が「それは危ないですね」と言って、性行為をしていたといわれています。

コモというのは、わらを用いた紐のようなものをあらわしています。

馬問答

Horses Horse Head - Free photo on Pixabay (543464)

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