2022年6月10日 更新

皇室で双子出産は絶対タブー!皇室で産まれた双子の末路とタブーの理由とは

日本の象徴的存在の皇室には、様々な制約が存在し、メディアなど取り扱う側にも多くのルールが設けられています。その一つが、双子の話。皇室に向けて、双子に関する質問をするのはタブーだと言われています。なぜここまで、皇室側は双子話に敏感になるのでしょうか。そこには、日本古来の言い伝えと皇室の悲しい過去が存在するのです。

御家騒動の火種

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昔は、長男に家を継がせることが一般的でした。そのため女性は男児を産むことが求められ、女児しか産まなかったりそもそも出産しない女性は、離縁され追い出されたりもしたのです。

それほど家を継がせる事が重要視されていた時代に、双子の男児を産んだ場合、御家騒動の火種となってしまいます。同時に産まれた男児のどちらに継がせるべきか決められなかったり、子ども同士で争うきっかけにもなってしまうため、双子は嫌がられました。

万が一双子の男児が産まれた場合、どちらか一方を養子に出したり、産婆や母親の手で殺害された事例も存在します。

経済状況のひっ迫

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産まない女性を石女(うまずめ)と蔑んだり、「三年子なきは去れ」という言葉があるように、当時の女性は子どもを産むことこそが存在理由のように扱われていました。しかし同時に、あまりにも大勢産み過ぎると慎みがなくいやらしい女と批判されることもあったのです。

その理由は、経済状況が豊かではない家庭が多かったから。特に農村地域や地方の村は、通常時でもあまり裕福な生活を送っていませんでした。そのため、双子など多くの子どもが産まれると経済状況をさらにひっ迫させるため、双子出産やその母親が忌み嫌われる対象となったのです。

双子を忌み嫌うような伝統が根強く残っていた地域のほとんどは、貧困地域が多いと言われています。経済状況が豊かではなかったため、家を継ぐ長男以外を産まないでほしいという人々の想いが、双子への憎悪に変わっていったのでしょう。

母体への危険性

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双子が忌み嫌われた理由は、医療技術の影響も考えられます。当時の出産は、自宅出産が当たり前で、医学知識を持たない産婆と呼ばれる年配女性のサポートしか受けられませんでした。

そのため、1人を産むだけでも母体に大きな危険が伴っていたのです。それが双子として2人の出産ともなれば、危険度は倍増しますね。母体への危険性を考え、双子の存在は不吉と捉えられていたのです。

皇室の双子タブー説は誤りだが様々な制約が存在する

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皇室には実際に双子が存在し、それぞれに称号も与えられていることから、タブー説は誤りだと言えます。過去に双子隠ぺい騒動が発生していましたが、真偽のほどは定かではありません。血液検査や遺伝子検査で血縁関係が証明されたわけでもありませんし、伝説的なゴシップと考えて問題ないでしょう。

しかし皇室には、双子タブーとは別に様々な制約が存在します。私たち一般人が当たり前に持っている自由が、皇族には与えられていないことも珍しくないのです。そのため、双子タブー説や性癖異常説など否定したくても否定することができません。タブー説だけが、一人歩きしている状態です。

皇族に対して「お金にも苦労せず羨ましい」「自由気ままで憎い」と批判的な意見も見られますが、多くのものと引き換えに過ごしていることを頭に入れておきましょう。

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