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最近ニュースでよく「延べ人数」について徹底解説!
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テレビを見ていると「延べ人数は〇人でした」のような表現を聞くことがあります。最近ではコロナウイルスの死亡者数や感染者数、そしてロシアによるウクライナ侵攻の死亡者数など、色々な場面で耳にすることも増えてきたのではないでしょうか。
とはいえ、日常生活ではあまり使わない表現のため、耳にしたことはあっても正確な意味を知らないという人は意外と多いと言われています。そのような「延べ人数」という言葉に関して、基本的な意味をチェックしてみましょう。
とはいえ、日常生活ではあまり使わない表現のため、耳にしたことはあっても正確な意味を知らないという人は意外と多いと言われています。そのような「延べ人数」という言葉に関して、基本的な意味をチェックしてみましょう。
「延べ人数」の意味や使い方は?
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「延べ人数」とは、特定の期間の全ての人数を合計した値を意味する言葉です。こう説明すると難しく感じるので、一度例を挙げてみましょう。
たとえば「大型ショッピングモールの開店から3日目までに入場した延べ人数は30,000人」という例なら分かりやすいのではないでしょうか。これは、毎日30,000人というわけではなく「初日から3日目までに入場した人が合計で30,000人」という」意味になります。
その他にも「今年の7月の海水浴場の利用者は延べ〇人」や「花火大会は2日間で延べ〇人の方が訪れた」のような使い方をすることもあります。
たとえば「大型ショッピングモールの開店から3日目までに入場した延べ人数は30,000人」という例なら分かりやすいのではないでしょうか。これは、毎日30,000人というわけではなく「初日から3日目までに入場した人が合計で30,000人」という」意味になります。
その他にも「今年の7月の海水浴場の利用者は延べ〇人」や「花火大会は2日間で延べ〇人の方が訪れた」のような使い方をすることもあります。
「延べ人数」の対義語は?
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延べ人数の対義語として使われるのは「実人数」という言葉です。たとえば先ほどのショッピングモールの例を挙げれば「初日の入場者の実人数は15,000人、2日目は5,000人、3日は10,000人でしたので、延べ人数は30,000人です」という使い方ができます。
ある期間の合計者数を表す「延べ人数」とは違い、「実人数」は実際の人数を表します。1日ごとの来場者数など、細かなデータが欲しい場合には延べ人数よりも実人数を使う方が分かりやすいでしょう。
ある期間の合計者数を表す「延べ人数」とは違い、「実人数」は実際の人数を表します。1日ごとの来場者数など、細かなデータが欲しい場合には延べ人数よりも実人数を使う方が分かりやすいでしょう。
「延べ人数」の英語表現はあるの?
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「延べ人数」という表現は、日本独自のものではありません。英語でも似たような意味を持つ言葉があります。英語の場合は「Total number of people」という表現で「延べ人数」という意味になります。他にも「a gross headcount」という表現を使うこともあるようです。
ちなみに、対義語である「実人数」は「Actual number」という表現を使うようです。こちらも一緒に覚えておくと良いでしょう。
ちなみに、対義語である「実人数」は「Actual number」という表現を使うようです。こちらも一緒に覚えておくと良いでしょう。
「延べ人数」はどういう時に使うと便利な言葉?
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最近では耳にする機会も多いのが「延べ人数」という言葉です。現在では、社会情勢的にもコロナの感染者数あるいは死亡者数、もしくはウクライナ侵攻の死亡者数など、ネガティブなニュースで耳にすることも多いでしょう。
しかし、延べ人数は悪い意味を持つ言葉ではありません。では、実際にはどういう場面で使われることが多いのでしょうか。よく「延べ人数」という言葉が使われるシチュエーションや、延べ人数を使うと分かりやすいシチュエーションを紹介していきます。
しかし、延べ人数は悪い意味を持つ言葉ではありません。では、実際にはどういう場面で使われることが多いのでしょうか。よく「延べ人数」という言葉が使われるシチュエーションや、延べ人数を使うと分かりやすいシチュエーションを紹介していきます。
コロナの感染者数
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コロナの感染者数の場合、延べ人数と実人数の両方の表現がよく使われます。たとえば、どの国でコロナの感染が広がっているかを見る時には、延べ人数を使うことが多いでしょう。その数値と総人口を使い、感染者数の割合を出すこともあります。
一方、現在どの地域で感染が広がっているのかを見る場合は、実人数を使うこともあります。「本日の東京は〇名でした」などの表現の場合は、実人数が使われています。混同しないように気を付けましょう。
一方、現在どの地域で感染が広がっているのかを見る場合は、実人数を使うこともあります。「本日の東京は〇名でした」などの表現の場合は、実人数が使われています。混同しないように気を付けましょう。
テストの合格者数
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学生の頃、テストを受けて基準の点数に達しないと追試というシステムがあったという人も多いのではないでしょうか。そういう時も「延べ人数」という表現が使われることがよくあります。
「追試を受ける生徒の総数は100名で、今回までの追試で延べ70名が合格した」といわれると、残り30名は引き続き追試を受けなければならないことが分かるでしょう。そのように、延べ人数を使うことで合格者の割合を示すこともできます。
「追試を受ける生徒の総数は100名で、今回までの追試で延べ70名が合格した」といわれると、残り30名は引き続き追試を受けなければならないことが分かるでしょう。そのように、延べ人数を使うことで合格者の割合を示すこともできます。
ライブの動員数
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ライブの動員数も、延べ人数を使われることが多い場面です。ライブ会場は地域によっても収容人数が異なるため、実人数だけではアーティストの人気度が測りづらくなると言われています。
そのため「10日間のツアーで、延べ人数20万人を動員」のように、実際にどのくらいの人がライブに行ったかを表すためには、延べ人数の方が適していると言われています。次回のライブの会場規模やツアーの日数を決めるために、重要な指標となるでしょう。
そのため「10日間のツアーで、延べ人数20万人を動員」のように、実際にどのくらいの人がライブに行ったかを表すためには、延べ人数の方が適していると言われています。次回のライブの会場規模やツアーの日数を決めるために、重要な指標となるでしょう。
「延べ人数」を使うと分かりづらくなるケースはあるの?
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感染者数や死亡者数、さらには追試の合格者数やライブの動員数まで、延べ人数という言葉は色々な場面で使われます。しかし、延べ人数の決して万能な表現というわけではありません。延べ人数を使うことで、逆に分かりづらくなってしまうこともあるのです。
では、どういうシチュエーションだと「延べ人数」という表現がふさわしくないと言われがちなのでしょうか。2つのシチュエーションを紹介するので、こちらも併せて確認してみてください。
では、どういうシチュエーションだと「延べ人数」という表現がふさわしくないと言われがちなのでしょうか。2つのシチュエーションを紹介するので、こちらも併せて確認してみてください。
予備校などの合学者数
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追試の合格者数には「延べ人数」という表現を使うことで分かりやすくなります。ですが、予備校の合格者の場合は、延べ人数はふさわしくないと言われています。似た状況に思えるかもしれませんが、延べ人数を使うと「現役生」と「浪人生」の区別がつかなくなってしまうのです。
それだと、現役の高校生が予備校を選ぶ際の参考になりません。分けて表記をすれば問題ありませんが、そうではない場合は延べ人数を使わない方が良いでしょう。
それだと、現役の高校生が予備校を選ぶ際の参考になりません。分けて表記をすれば問題ありませんが、そうではない場合は延べ人数を使わない方が良いでしょう。
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