2022年1月12日 更新

「市区町村」はどこまでの範囲を指す?送り状などの欄への記載方法

最近ではデジタルで作る人も多いですが、荷物を送る時には送り状が必須となります。一方、書き方は学校などでは習わないので、都道府県はともかく市区町村の書き方に悩む人も多いでしょう。この記事では、多くの人が悩む送り状の市区町村について例を出して解説していきます。

送り状で困る「市区町村」ってどうする?

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荷物を送る時の送り状や、履歴書などに住所を書く時に悩んだ経験はないでしょうか。普通の年賀状や封筒であれば、自分で全て手書きで住所を書くため、特に悩まず書けるでしょう。ですが、送り状や履歴書の場合は、先にテンプレートのようなものが書かれているので、逆に書きづらいと感じる人も多いと言われています。

特に、今まで特に引っ越しなどをしたことがなく、一つの住所しか知らない人が、全く知らない地域に住む友人に物を送ろうとする時などは悩むことも多いのではないでしょうか。その時に困らないよう、送り状などへの市区町村の書き方を具体的にチェックしてみましょう。

送り状の住所欄はどうなってる?

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そもそも、送り状の住所欄はどのようになっているのでしょうか。代表的な宅急便の伝票をチェックすると、以下のようになっています。

+ + + + + +
【   】都道府県 【   】市区町村
以下、自由記入欄
+ + + + + +

【   】の部分には自分で文字を書けるようになっているため、たとえば東京都に住んでいる人であれば、【東京】と記入し、「都道府県」の「都」の部分に〇をつけることで「東京都」という表記にすることができます。

「市区町村」はどこまで書くのが正解?

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上記の伝票の場合「東京都新宿区〇丁目」や「北海道旭川市〇丁目」のような住所であれば、それほど悩みません。「【東京】都【新宿】区」というように記入し、その後に丁目以降の番地を入力すれば良いでしょう。

ですが、たとえば「愛知県名古屋市栄区」のような住所だと、書き方に困ってしまう人も多いのではないでしょうか。「【愛知】県」までは悩まず書けても、その後の「【   】市区町村」の部分を悩んでしまうでしょう。

「【名古屋市栄】」まで記入して「区」に〇をつけるべきなのか、「【名古屋】市」という表記にして、下の記入欄に栄区以降を書けば良いのか混乱してしまいます。特に、友達の住んでいる場所に荷物を送る時のように、馴染みのない住所だと悩む人は多いでしょう。
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結論から言えば、「愛知県名古屋市栄区」のような住所の場合は「【愛知】県【名古屋】市」と記入し、その後の自由記入欄に「栄区」以降の住所を書くことが推奨されています。そもそも都道府県や市区町村の前の記入欄はそれほど広くないので「【名古屋市栄】区」と表記しようとすると読みづらくなってしまいます。

郵便番号である程度の電子処理がされるとはいえ、実際に手紙や荷物を届ける時は配達員さんが目視で確認します。その人に読みやすいように書くことを意識すれば良いでしょう。

「市区町村」の書き方一覧!地方別に解説!

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伝票や手紙の宛名や住所を書く時には、見やすく書くのが一番です。とはいえ、どうしても知らない住所だと書き方に悩んでしまうこともあるでしょう。焦って間違った住所を書いてしまい、宅配便の人から確認されることが原因で荷物が届くのが予定よりも遅くなってしまう可能性もあります。

そこで、ここでは実際に色々な住所を具体的に出し、それぞれをどのように送り状に書くべきか解説していきます。仕事の都合で縁もゆかりもない遠方に荷物を送る必要がある時や、フリマアプリなどを使って遠方の人に荷物を送る時などに参考にしてください。

東京23区

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東京都23区の場合、住所は「東京都新宿区三丁目」のような形式の住所になっています。そのため、送り状への記入は「【東京】都【新宿】区 三丁目~~」のように、素直に書けば良いでしょう。

この新宿区の例のように、すぐに丁目が来ない「東京都北区赤羽台」などの住所の場合も、それほど悩む必要はありません。「【東京】都【北】区 赤羽台~」のように、素直に書いていきましょう。企業などが多いため、親戚などがいなくても東京に荷物を送る機会は意外と多いですが、それほど悩む必要はありません。

〇〇県〇〇市〇〇区

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先ほどの「愛知県名古屋市栄区」の事例で紹介したように、一つの住所で「〇〇市〇〇区」となっていると「【   】市区町村」という記入欄で悩んでしまう人が増えると言われています。その場合は【   】の部分に詰め込みすぎないことを意識して書くようにしましょう。

「【愛知】県【名古屋】市 栄区~」や「【北海】道【札幌】市 中央区~」のように、文字が潰れないことを意識して書くのがおすすめです。無理に詰め込まないように注意してください。

〇〇県〇〇市〇〇町

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「〇〇市〇〇区」と同じように「〇〇市〇〇町」という住所も悩む人が多いのではないでしょうか。たとえば埼玉県には「埼玉県さいたま市西区大字三条町」という住所があります。この住所に荷物を送る時は「市・区・町」が全てあるため、どのように書けば良いのか混乱する人も多いでしょう。

ですが、この場合も【文字が潰れないこと】を原則として書けば、それほど難しいことはありません。「【埼玉】県【さいたま】市 西区大字三条町~」というように書くと良いでしょう。どの伝票でも、基本的に市区町村以下の自由記入欄は広くなっているため、それほど困らずに住所を書くことができるはずです。

〇〇県〇〇郡〇〇町

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地域によっては、市区町村の表記がない場所もあります。たとえば、のど飴などが有名な株式会社龍角散は、「秋田県仙北郡美郷町」をルーツとしています。これをそのまま送り状の書き方に当てはめると「【秋田】県【仙北郡美郷】町~~」となり、少し書きづらいと考える人が多いのではないでしょうか。

もちろん市区町村の【   】が広ければ、上記のように書いても問題ありません。ただし、狭くて書くのが難しい場合は、敢えて市区町村の【   】を使わずに書いても良いでしょう。すなわち「【秋田】県【   】市区町村 仙北郡美郷町~」のように書けば良いのです。

【   】市区町村の部分が空白になってしまいますが、無理に文字を詰め込んで読みづらい伝票になるよりは、こちらの方が良いでしょう。

市区町村がひらがなの場合は?

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先ほど「埼玉県さいたま市」の事例を紹介しましたが、このように市区町村名がひらがなの地域だと、どうしても文字数が多くなってしまいがちです。たとえば茨城県には「茨城県かすみがうら市」や「茨城県つくばみらい市」など、少し長めの市名があります。また、鹿児島県には「鹿児島県いちき串木野市」という市名も存在しています。

このように長い市名だと、字が大きい人は市区町村欄に収まるように書くのが難しいでしょう。特に鹿児島県の事例の場合、字が小さい人でも潰れてしまう恐れがあります。

その場合も、先ほど紹介した「秋田県仙北郡美郷町」のように市区町村の部分を空白にすることで対応できます。すなわち「【鹿児島】県【   】市区町村 いちき串木野市~~」のように表記すれば良いのです。

送り状や履歴書は見やすく書くことが大切!

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