2019年3月6日 更新

金持ち喧嘩せずの意味と類語は?金持ち喧嘩せずは実際は嘘?

よく「金持ち喧嘩せず」といいますが、本当の意味をご存じですか。「お金持ちは喧嘩しないという意味でしょう」ってそのまんまじゃないですか。本当にお金持ちは喧嘩をしないかというと、それは嘘です。お金持ちだって腹も立てるし喧嘩だってします。ただ、一般の人とはちょっと違うところで喧嘩しているのです。今回は「金持ち喧嘩せず」の正しい意味や類語などを学んで、お金持ちの思考を理解していきましょう。

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一般の人たちが自分と他人を比較し、少しでも優位に立とうとしたり、自分よりわずかに優れた人に対して卑屈になったり、そんなことに囚われているのに対して、お金持ちの人は自分の道をコツコツ歩いています。

自分と人を比較しなければ妬みそのものが生まれないだけでなく、誰に対してもその人の良いところを評価できる性格になります。それゆえに喧嘩をすることがなくなるのです。

周りが気を使う

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お金持ちは、たとえばビジネスにおいては発注者であり、上得意であり、雇用主であることが多いので、当然周囲の人たちも丁寧に接します。お金持ちの人自身も自分のビジネスで成功するまで、資産を構築するまで、人の応援や支えを受けてきていろいろな人への感謝の気持ちを持っています。

海外などの大金持ちが慈善事業に積極的に参加するのもお金持ちになれた恩を何かの形で社会に還元したいと思っているからです。社会や地域に貢献する人に対してまた人は感謝し丁寧に接するものです。

周囲の人たちが丁寧に接して、お金持ちの人たちが感謝の気持ちを表しているのですから、この関係において喧嘩が起こることなどまずあり得ないのです。

お金で解決できる

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資本主義の社会において大概のことはお金で解決できます。仮に誰かの感情を損ねたとしても謝罪金というカタチで誠意を表すこともできます。もともとトラブルや損というものに対してお金持ちの方々は慎重に判断・行動する傾向にありますし、それでも避けられない場合でもお金で解決できる可能性は高いのです。

お金持ちはお金より時間が貴重であるということを知っています。一日24時間という時間はお金持ちであろうと貧乏な人であろうと平等に与えられ、お金持ちだからといって一日48時間もらえるということは絶対にありません。

そうした時間の大切さを知っているので時間を失わないためにお金持ちはお金を使っているのです。お金もちは、例えば誰かが喧嘩をふっかけてきたとして、その喧嘩を買うことでロスする無駄な時間は、お金を失うことより損であると考えます。
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大概の喧嘩は生産性のない行為である事が多く、勝ったとしても恨みを買う可能性も高く、いいことなど一つもないのです。そんな非合理なことに時間を費やすことは無駄以外の何ものでもない。

そんか喧嘩を避けるためにお金で解決できるならそうしたいと考えるのはごく自然なことなのです。

金持ち喧嘩せずは嘘?金持ちが喧嘩するケース

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「金持ち喧嘩せず」といっても、なにもかも受け容れるということではありません。相手の主張や要求を全部認めてしまってはつけ込まれて不当な要求を増長させる可能性も高まります。なのでほとんどのお金持ちたちは、受け容れられないことに対してはかなり毅然とした態度で対応します。

「金持ち喧嘩せず」とは、不必要な争いごとは避けていく、自ら関わることはしないという意味です。穏便に解決できるなら少々損失がでるとしても争うことを避けた方が得であるという考え方をするからといって、決して理不尽な要求であっても我慢してすべて受け入れるということではないのです。

譲れないことは譲らない、守るべき所は守るという意味において喧嘩するケースももちろんあるのです。

ライバルや自分の邪魔をする人

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一般の人にとってライバルが現れると、そこに対立関係がうまれ喧嘩のような状態になりがちです。しかしお金持ちはライバルとは対立するより、まず協力して共に成功する方法はないかと考えます。「金持ち喧嘩せず」で表されるお金持ち思考です。

ライバルの出現に「相手をどう負かすか」と考えれば必ず喧嘩腰になります。「どういい協力関係を築いていくか」と考えることでお互いに得をする状態を探していくのです。ですが、協力しあえずに対立関係にならざるを得ない場合は徹底的に争う姿勢を見せることもあります。

こちらが歩み寄ったのに相手が歩み寄ってくる素振りを見せないとか、相手がはじめから争うつもりでこちらの邪魔をして来たときなどです。「相手に対して威張ってはいけない。でも、相手になめられるのはもっといけない」といっていたお金持ちもいましたが、自分の守るべきものを脅かしてくるものに対しては喧嘩も辞さないというお金持ちがほとんど。金持ちだって喧嘩するときはあるのです。

どうしても手に入れたいものがある

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どうしても手に入れたい案件、物件、人材など代わりのきかないものを手に入れるために、お金持ちもあえて相手に喧嘩をしかけることがあります。

特にビジネスにおいては競合する他社から優秀な人材を引き抜く、他社のお得意様を奪いシェアを拡大させるなどビジネス上の喧嘩をみずから仕掛けていくケースは多く見られます。

遺産相続

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お金持ちの家で争いに無縁に育った人でも、親が死んだときに遺産相続というカタチで否応なしに争いに巻き込まれることがあります。そうした争いで疲れ果ててしまうお金持ちの方も実際にいらっしゃいます。

本来、真のお金持ちの人が自分の子供達に残すべきものは多額の資産ではなく、資産を作れるだけの稼ぐ力であるべきだと思います。どんなに膨大なお金を遺しても、子供自身にお金を稼ぐ、生み出す能力がなければお金はあっという間になくなってしまうでしょう。

でもお金を生み出す知恵は一生なくなることはありません。遺産相続で兄弟、家族で争い合うくらいなら「金持ち喧嘩せず」を貫き通せるよう、親から子へとお金を自ら生み出せるようになるような金銭教育をおこなっておいた方がお金持ち本来の幸せを維持できるのです。

金持ちの定義は?

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株式会社野村総合研究所が、2017年の日本における純金融資産保有額別の世帯数と資産規模を、各種統計などから推計しました結果があります。同調査において野村総研研究所は資産保有額に基づいて超富裕層、富裕層、準富裕層、アッパーマス層、マス層の5つの層に分類しています。

超富裕層
超富裕層の定義は、個人の純金融資産が5億円以上ある世帯です。純金融資産は、預貯金、株式、投資信託、債券などの合計資産のことです。この層は5.2万世帯あって、保有資産の合計は46兆円だということです。

富裕層
富裕層の定義は、個人の純金融資産が1億円以上、5億円未満の世帯です。この層は81.3万世帯あって、保有資産の総額は167兆円もあるとされています。
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準富裕層
準富裕層の定義は、個人の純金融資産が5000万円から1億円未満の世帯です。この層は、約280.4万世帯あって、保有資産の総額は182兆円なのだそうです。

アッパーマス層
アッパーマス層の定義は、個人の純金融資産が3000万円から5000万円未満の世帯です。アッパーマス層は、701万世帯という結果でした。

マス層
マス層の定義は、個人の純金融資産が3000万円未満の世帯をと定義づけられました。マス層は、3831.5万世帯という結果でした。
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5つの層はちょうどピラミッド形をしていて、上は世帯数が少なく下にいくにしたがって世帯数は増えていきます。一般的にお金持ちとは純金融資産が100万ドル以上、すなわち1億円以上ある世帯ことをいいます。つまり上記の調査でいう、超富裕、層富裕層のことです。

超富裕層と富裕層は全体のうちのわずか1.7%ですが、資産総額の合計は、全体の18.5%になるのです。つまり全体のわずか1.7%の世帯が18.5%の資産を保有しているということになります。

本当の金持ちとは?成金との違い

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