目次
卵の殻を食べるメリット・デメリット
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「卵の殻は食べられる」という噂を聞いたことはありませんか?普段捨てている卵の殻が活用できれば、生ゴミを減らせますし食費の節減にもなりますね。
実際に、卵の殻は食べることができます。ゴミを減らす以外にも、卵の殻を食べることにはメリットがあるんです。しかし同時に、デメリットも…。ここからは、卵の殻を食べるメリット・デメリットについて解説していきましょう。
実際に、卵の殻は食べることができます。ゴミを減らす以外にも、卵の殻を食べることにはメリットがあるんです。しかし同時に、デメリットも…。ここからは、卵の殻を食べるメリット・デメリットについて解説していきましょう。
【メリット】ゴミ削減
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卵の殻を食べるメリットの1つ目は、ゴミの削減に繋がることです。日本の家庭から出される生ゴミの量は、年間1,000万トン以上。この量は、日本で1年間に消費されるお米と同じ量です。
生ゴミは焼却処理するのですが、水分量が多く燃えにくい特性を持っています。そのため、一般的なゴミよりも強い火力が必要となり、CO2の排出量やダイオキシンなどが大量に発生してしまうのです。
CO2の大量発生は、地球温暖化に繋がりますし異常気象の発生や気候変動を引き起こすきっかけにもなります。たかが1個の殻ですが、これが全世帯・全世界で毎日排出されれば膨大な量です。卵の殻を食べゴミを減らすことは、非常に重要な1歩だと言えるでしょう。
生ゴミは焼却処理するのですが、水分量が多く燃えにくい特性を持っています。そのため、一般的なゴミよりも強い火力が必要となり、CO2の排出量やダイオキシンなどが大量に発生してしまうのです。
CO2の大量発生は、地球温暖化に繋がりますし異常気象の発生や気候変動を引き起こすきっかけにもなります。たかが1個の殻ですが、これが全世帯・全世界で毎日排出されれば膨大な量です。卵の殻を食べゴミを減らすことは、非常に重要な1歩だと言えるでしょう。
【メリット】卵殻カルシウム
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卵の殻は、健康効果も期待できます。卵の殻には、多くのカルシウムやマグネシウムが含まれているんです。殻を食べることによって、骨粗しょう症予防や骨密度の改善などが期待できます。
日本の骨粗しょう症患者数は、女性980万人・男性300万人です。人口の約10%以上の人々が骨粗しょう症を患っています。骨粗しょう症は50歳以上で発症する割合が高く、若い頃の食生活も影響するため、卵の殻を食べるメリットは大きいと言えるでしょう。
日本の骨粗しょう症患者数は、女性980万人・男性300万人です。人口の約10%以上の人々が骨粗しょう症を患っています。骨粗しょう症は50歳以上で発症する割合が高く、若い頃の食生活も影響するため、卵の殻を食べるメリットは大きいと言えるでしょう。
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また、卵の殻は他の食品と違って吸収率が高く、カルシウム量が豊富なんです。カルシウムといって思いつくのは小魚や牛乳ですね。牛乳200mlには約220mgのカルシウムが含まれていますが、卵には1個あたり2,000mgものカルシウムが含まれています。
しらす干し(5g)には、10.5mg。どちらと比較しても、卵の殻の圧倒的なカルシウム量がわかりますね。厚生労働省が発表したカルシウム推奨量は1日750~1,000mgなので、卵の殻を1日2分の1摂取するだけで十分まかなうことができます。
しらす干し(5g)には、10.5mg。どちらと比較しても、卵の殻の圧倒的なカルシウム量がわかりますね。厚生労働省が発表したカルシウム推奨量は1日750~1,000mgなので、卵の殻を1日2分の1摂取するだけで十分まかなうことができます。
【メリット】美肌への効果
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卵の殻を食べると、美肌効果も期待できます。特に、卵の殻についている薄い膜が効果的です。卵の薄い膜には、ヒアルロン酸やアミノ酸、コラーゲンなどが含まれています。さらに、新陳代謝を促すシスチンも含まれているんです。
身体の中からコラーゲンを育み、サポートしてくれるので美肌効果が期待できます。ただし人間の身体では、上手く消化・吸収できないといった研究結果も…。そのため、より美肌効果を期待するのなら、パックとして使用する方がいいでしょう。
身体の中からコラーゲンを育み、サポートしてくれるので美肌効果が期待できます。ただし人間の身体では、上手く消化・吸収できないといった研究結果も…。そのため、より美肌効果を期待するのなら、パックとして使用する方がいいでしょう。
【デメリット】中毒
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卵の殻は現在、食べることを目的に販売されているわけではありません。成分上食べることは可能ですが、体調や持病、処理方法によって体調不良を引き起こす可能性もあるのです。”卵”や”中毒”と聞いて真っ先に思いつくのがサルモネラ菌。
一昔前までは卵の殻にはサルモネラ菌が付着しているから、洗ってから使わなければならないであったり、殻が入ってしまった卵は食べない方がいいなどと言われていましたね。現在は養鶏環境も改善され、そもそも卵を産む親鳥のサルモネラ菌艦船を避けるような取り組みが実施されています。
出荷前の卵の洗浄工程も進化しているので、過度に気にする必要はないでしょう。ただし、購入してからの卵の保存方法、調理方法等によっては中毒が発生する恐れもあるため、卵の取り扱いには注意してください。
一昔前までは卵の殻にはサルモネラ菌が付着しているから、洗ってから使わなければならないであったり、殻が入ってしまった卵は食べない方がいいなどと言われていましたね。現在は養鶏環境も改善され、そもそも卵を産む親鳥のサルモネラ菌艦船を避けるような取り組みが実施されています。
出荷前の卵の洗浄工程も進化しているので、過度に気にする必要はないでしょう。ただし、購入してからの卵の保存方法、調理方法等によっては中毒が発生する恐れもあるため、卵の取り扱いには注意してください。
【デメリット】粘膜を傷つける
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卵を愛用する主婦の皆さんは十分理解しているでしょうが、卵の殻は非常に硬い性質を持っています。硬い歯でかじった時も粉々にならず、不快な食感を感じたことのある人もいるでしょう。
卵の殻を食べるメリットがあるからといって、軽く砕いた程度で食してしまうと、粘膜を傷つける恐れがあります。粘膜が傷ついたからといって、不快感や痛みはあるもののそこまで大きな影響はありません。
しかし、傷ついた粘膜に別の細菌が付着し悪化したり、体調不良のきっかけになってしまう恐れもあります。
卵の殻を食べるメリットがあるからといって、軽く砕いた程度で食してしまうと、粘膜を傷つける恐れがあります。粘膜が傷ついたからといって、不快感や痛みはあるもののそこまで大きな影響はありません。
しかし、傷ついた粘膜に別の細菌が付着し悪化したり、体調不良のきっかけになってしまう恐れもあります。
卵の殻の正しい食べ方
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卵の殻を食べるメリットは様々あり、健康効果や環境問題への配慮など大きな意味があります。しかし間違った食べ方をすると、身体を傷つけ不要なトラブルを引き起こすきっかけにもなりえるのです。
卵の殻を食べるなら、正しい食べ方を心がけましょう。ここでは、卵の殻の正しい食べ方についてレクチャーしていきます。手間はかかりますが、環境問題解決、将来子どもたちへ介護の負担をかけないためにもぜひ頑張ってみましょう!
卵の殻を食べるなら、正しい食べ方を心がけましょう。ここでは、卵の殻の正しい食べ方についてレクチャーしていきます。手間はかかりますが、環境問題解決、将来子どもたちへ介護の負担をかけないためにもぜひ頑張ってみましょう!
流水で洗う
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卵の殻は、流水でしっかり洗ってください。この時、水でもお湯でも問題ありません。ザルに殻を入れ、ガシガシとダイナミックに洗ってOKです。ただし、内側の薄い膜を取ってしまわないように注意しましょう。
卵の薄い膜にも健康効果が期待できる成分が含まれているので、卵の殻を食べるメリットを最大限に獲得するためにも意識してみてください。
卵の薄い膜にも健康効果が期待できる成分が含まれているので、卵の殻を食べるメリットを最大限に獲得するためにも意識してみてください。
茹でる
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洗った殻を、茹でていきましょう。ゆで卵を作る時は水から入れますが、殻を茹でる時は沸騰したお湯です。沸騰したお湯に殻を入れ、約10分ほど茹でます。殻に付着している微量な菌や、汚れを落とすことが目的です。
殻は非常に軽く、形状も丸みを帯びていることから、水面に浮き上がってきます。しっかりとお湯に殻全体が浸かるよう、箸やヘラで押さえながら茹でてください。
殻は非常に軽く、形状も丸みを帯びていることから、水面に浮き上がってきます。しっかりとお湯に殻全体が浸かるよう、箸やヘラで押さえながら茹でてください。
オーブンで焼く
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