2019年3月21日 更新

落伍者の意味や類語は?落伍者の特徴や抜け出す方法も

あなたは落伍者ってどんな人か知っていますか?もしかして自分が落伍者かもと感じたことはないでしょうか?今回は、落伍者の意味や語源、類語などをまじえながら、現代社会に生きる女性が落伍者にならないための方法や、落伍者かも!と感じた場合の対処法をご紹介します。

落伍者の意味や使い方

Despair Alone Being - Free photo on Pixabay (111415)

あなたは、『落伍者』というと、どんなイメージを思い浮かべますか?大きな失敗をしてしまった人、落ち込んでなかなか立ち直れない人など、様々なイメージが思い浮かびますが、主にネガティブな印象をもたれる方が多いですよね。

実際に落伍者とはどのような意味で、どのような時、どのような人に使われる言葉なのでしょうか?

まずは、落伍者という言葉の本当の意味を理解し、どのような場面で使われるのか?また、どのようなきっかけで生まれた言葉なのか、語源を確認してみましょう。

落伍者の意味

Dictionary Reference Book Learning - Free photo on Pixabay (111416)

落伍者には、列から遅れておいていかれた人と言う意味があります。グループで列になって行動する際、例えば山登りなどで、他の仲間のスピードについていけず、隊列から外れて遅れている人の事を指します。

また、このような様子を人生になぞらえて、他の人と比較して遅れをとっている人や、何かのきっかけで悪の道へ落ちぶれてしまった人、様々な理由で他の人から後れを取り、ドロップアウトしてしまう人を落伍者と言います。

落伍者の使い方

Hillwalker Hills Scottish - Free photo on Pixabay (111420)

誰しも、人生において失敗することはありますが落伍者と言う言葉は、失敗をきっかけに落ちぶれていく人に対して使うことが多いようです。例えば、大切な試験や受験などでの失敗をきっかけにそれまでの順風満帆な人生から落ちぶれてしまう事もあります。

また、勉強の内容が理解できず、授業にまったくついていけなかったり、与えられた仕事で十分な能力を発揮できなかったりなど、他の人が当たり前にできていることが、できない場合にも使われます。

落伍者の語源

Game Figure Symbolism Leader - Free photo on Pixabay (111434)

落伍者の『伍』は5人1組の単位の意味として使われる言葉です。中国の歴史などで、戦争で軍隊を作る際、一番末端の5人組のグループを伍と呼び、統制をとっていたのをご存知の方も多いかもしれません。

ですから、伍には主に仲間などの意味があり、仲間を作る、肩を並べる、同じ位置に並ぶなど、小さなコミュニティーを形成するという意味で使われてきました。

落伍者とは、その『伍』から『落』ちる、つまり仲間から落ちる、外れるという経緯で出来上がった言葉のようです。

落伍者の類語

Zebra Wildlife Africa - Free photo on Pixabay (111431)

意味や語源、使い方を一通りおさらいした所で今度は似た言葉、類語をチェックしてみましょう。

落伍者と言う言葉は、ネガティブな印象ですので、実際に生活の中で使われることは少ない言葉ですよね。また、言葉自体が少し古くて硬い感じのするので、明確なイメージがわかない、ピンとこないと感じる方も多いのではないでしょうか?

現代人の感覚に合った類語を数点ご紹介しますので、落伍者とはどんな人なのか、イメージを膨らませてみましょう。

出来損ない

Furious Upset Person - Free photo on Pixabay (111444)

まず落伍者の類語として挙げられるのは、『出来損ない』です。失敗ばかりしてしまう人や、出来上がりの状態が良くない物、能力が足りないことをののしる言葉として使われます。

例えば、今では少なくなりましたが、一昔前の会社では失敗ばかりする社員に対しこの出来損ないが!と、上司がののしる場面も多かったようです。陶芸家が自分の作品の仕上がりに満足がいかず、その作品を出来損ないと呼ぶこともあります。

また、身内の人を紹介する時に「うちの出来損ないが・・・」と謙遜して使う場合もあります。二つの言葉は、一定の基準に達していない人と言う意味合いで共通点がありますね。

負け犬

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落伍者の類語として『負け犬』も良く使われる言葉です。ケンカに負けて尻尾をまいて逃げる犬の様子から、勝負に負けて引き下がる人という意味で使われています。

成功している人と自分を比較して、人生や仕事など様々な事が上手く行っていないと感じるときに、自分を貶める言葉としても有名で、落ち込んだ気持ちの時に自分の事を負け犬だと感じる人も多いようです。

最近では結婚適齢期を迎えても結婚しない人、できない人を指して人生の負け犬などの使い方もあります。どちらにしても他の人より遅れを取っている時に使われているようです。

Garbage Can Pollution - Free photo on Pixabay (111447)

『屑』は何も役に立たない切れ端の部分、良い部分を選り分けた残り物の部分として使われる言葉です。これを人に当てはめ、『何の役にも立たない人』という意味で使われています。

例えばマナーを守らなかったり、犯罪に手を染めてしまったりなど、道義的に人から非難されるようなことをしてしまう人を屑と呼ぶこともあります。

その他にも、ずる賢い人、私利私欲ばかりを追求する人、陰湿な人など、人から見下されるようなことをしてしまう人に対して使われます。

落伍者の特徴

Depression Man Anger - Free photo on Pixabay (111451)

このように落伍者は、悪いイメージで人から使われる言葉であり、自分を最大限に卑下する言葉でもあります。

しかし、実際自分たちの身の回りに、落伍者と呼ばれてしまうような人物はいるのでしょうか?また、どのような行動をする人が落伍者と呼ばれてしまうのでしょうか?

実際の落伍者の特徴を、例をみながら確認してみましょう。もしかすると、何気ないあなたの行為も落伍者の特徴にあてはまっているかもしれません!

だらしない雰囲気を醸し出す

Anton Man Homeless - Free photo on Pixabay (111456)

落伍者の特徴としてまず最初にあげたいのは、だらしない雰囲気を醸し出している人です。

例えば、時間にだらしがなく人との約束を守れない人や、オシャレには気を使っているのに、なぜか身なりがだらしなく見える人、不衛生・不潔に見えてしまう人、行動がだらしない人は落伍者とみられることが多いです。

他にも言葉の使い方や仕草がだらしない人、バックの中身やデスクまわりの整理整頓ができない人など、身の回りのちょっとしただらしない雰囲気が落伍者の特徴です。

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