2019年7月21日 更新

【診断】異常性癖?性的倒錯の種類と治療方法!なってしまう原因は?

性的倒錯は、人間の性に関連する行動において、精神医学における病理的な精神疾患と診断される症状の『性的嗜好』を指すものです。性的倒錯は診断できます。性的倒錯の一覧、種類、治療方法、なってしまう原因について知りたい人はぜひ見てください。

『変身願望』がある人はまったく珍しいことではありません。ファッションやメイクに興味がある人も変身願望が強い人です。飽き性であったり、自分の可能性を強く信じている人もこれに当てはまります。

ですが『変身願望』が強い人は、異性の格好をすることで性的興奮を感じることもあります。強い好奇心の先に性的興奮も付いてくるような感覚です。

「もし自分が異性ならこんなふうに感じるのか」という好奇心に、もれなく性的興奮まで感じるということです。

無機物に対して性的興奮を感じる

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異性でもなく、もはや人間でもないものに性的興奮を感じる人が、少数ですが一定数いるようです。性的興奮は「子孫を残すため」に動物に備え付けられた本能だとすると、無機物に性的興奮してしまうのは異常と言えます。

無機物とは、ラブドール、人形、フィギュア、人型ロボットなど姿が人間に近いものから、 自動車、道路など完全に人の姿とは異なる物までを言います。 たとえば自動車の場合、単なる車好きとは違い、車の姿に性的興奮を覚えるというわけです。

異常嗜好と良心による葛藤で苦しめられている

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勝手に異常嗜好と良心による葛藤で苦しめられている場合はまだ自分だけの問題で済むのですが、小児やフェチなどで抑えきれない性的衝動にかられてしまう場合は穏やかではありません。犯罪者にまっしぐらということになるからです。

たかが性的嗜好されど性的嗜好ということになります。

自分の中だけで処理できる性的嗜好なら特に問題ではないのですが、相手ありきの異常な性的嗜好では、自分の性欲に相手を巻き込んでしまいますから犯罪になってしまいます。

診断結果!

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誰かとセックスするより一人で露出している方が興奮するということはありませんか?他人の苦しむ姿に興奮してはいませんか?女性ではなく小児に性的興奮を感じていませんか?

自分が自分に対して性的興奮を感じるのは自分で責任を負うことができますが、人が苦しむことや小児に対して興奮する人は、誰かが自分の性的倒錯に巻き込まれることになるので、気を付ける必要があります。

自分が「気を付けなければならない性的倒錯者である」ということを理解することで、まさかの事態を避けることができます。

性的倒錯とは

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人間の性に関連する行動において、精神医学における病理的な精神疾患と診断される症状が『性的嗜好』です。『性的嗜好障害』『性嗜好異常』とも呼ばれ、英語では『Paraphilia(パラフィリア)』と呼ばれます。

『パラフィリア障害群』と呼ばれる以前は『性嗜好異常』と呼ばれており、広義には、常識的な性道徳や社会通念から逸脱した性的嗜好を指すものです。

ただし、性道徳や社会通念は抽象的な概念であるので、その基準や境界線は時代や文化、個人の価値観によって多様な解釈や定義が存在しています。また、それらの多様な解釈や定義が偏見や差別の原因となる場合もあります。

逸脱した性的嗜好

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精神医学において、パラフィリア障害群としてまとめられている精神障害の一分類である『性的嗜好』は、そのような行動によって著しい苦痛や、日常生活への障害、また同時に、その社会的に容認され難い行動を制御できないものです。

しかし、どこからが異常であるかという基準や境界線は厳密ではなく、文化や時代によっても変化するため『性的嗜好』が、必ずしも精神疾患に該当するということにはなりません。

また、あらゆる精神的、または心理的な病理と同様に、古くから存在が確認されている症例もあれば、プライベート性が高く第三者に認識されにくい症例、時代や文化の変化と共に新しく誕生or発見される症例などもあります。

パラフィリアの語源

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『パラフィリア (Paraphilia)』の語源は、ギリシア語の前置詞『横』『脇』を意味する『パラ (ギリシア語:παρά)(英:para)』と、古代ギリシア語の名詞『愛』を意味する 『フィリア (古代ギリシア語:φιλíα)(英:philia)』を合わせた単語で、直訳すると「横に逸れた愛」という意味を持ちます。

病理学的な専門用語として、客観的かつ中立的に表現され、偏見や差別を防止する目的で使用されるようになった造語です。

精神障害に分類

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日本の精神医学界では、昭和時代の初期頃まで『変態性欲 (Sexual perversion)』と呼ばれていましたが、これでは異常性が強調されてしまう言葉になると、客観性や中立性を表現できる病理学的な専門用語が求められるようになりました。

そのため、大正時代頃からは、英語圏で普及していた『パラフィリア』=『性的倒錯』という言葉が使われるようになりました。「倒錯」や「逸脱」という言葉は「変態」や「異常」という客観性や中立性に欠ける表現になるという配慮からも使用されている言葉です。

精神疾患と診断する条件

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『性嗜好異常(Paraphilia)』は、精神疾患であると診断する為の条件として、以下の2点を同時に満たすことが必要と定義されています。「パラフィリア障害群」とも呼ばれます。

「自分の性的嗜好によって、心的な葛藤や苦痛を持ち、健康な生活を送ることが困難」「人生における困難に加えて、その周囲の人々、交際相手や、所属する地域社会などにおいて、他の人々の健全な生活に対し問題を引き起こし抑制できない」

両方を満たしていなければ、精神医学的にも社会的にも許容範囲の性的嗜好とみなされ、医学的には正常な性嗜好であるとされます。

性的倒錯の種類

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間違われやすいですが『性嗜好異常(Paraphilia)』は、昨今話題のLGBTとは完全に区別されます。また、男装が好きである、女装が好きであるだけの人も服装倒錯的フェシズムとは違います。性的刺激をもらう為に行う場合を指します。

同性愛は病気ではないので、治療の対象とはなりません。よって性的倒錯ではないとされています。

ここでは『性嗜好異常(Paraphilia)』の具体的な行動について解説していきます。

自分の身体を他人に見せる露出症

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