2022年6月10日 更新

今やったら即逮捕?!バター犬の意味と関連事件から学ぶ注意点

AVのタイトルや卑猥な掲示板で度々見聞きするバター犬。人間に対しても使われることから、「本当はどんな意味?」「定義は?」と疑問を感じている人もいるでしょう。またバター犬の意味を知っている人なら、実際に「育ててみたい」「体験してみたい」と思ったことが1度はあるはず。そこで今回は、バター犬の意味と、体験する際の注意点について解説します。バター犬が気持ちよさそうだからと安易に試すと、逮捕される可能性も…!

バター犬の意味と育て方

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まずは、バター犬の意味を解説していきましょう。何となく知っている人の中にも、間違った解釈をしている人が少なくありません。その理由は、AVや漫画で広義的な意味合いで多用されているからです。

ここでは、バター犬の本当の意味と、現在広義で使用されているバター犬という言葉の違いについて詳しく解説していきます。

バター犬とは

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バター犬とは、女性の陰部を舐める犬のことです。まるでバターを舐めるように、女性の性器を愛撫する犬全てに対して使われます。

初めてバター犬が登場したのは、ギャグ漫画。谷岡ヤスジさんの、漫画のワンシーンに描かれました。当初はジョークの1つとして描かれましたが、キャッチーなネーミングと卑猥さを連想させる描写が注目され、次第にアダルトコンテンツとして頻繁に使われるようになります。

バター以外でもバター犬

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バター犬は、人間の体に塗られたバターを舐める犬のことです。ちなみに現在は、バター以外の物を使っていても、総称してバター犬と呼びます。牛乳やハチミツ、練乳など様々な物が使用されていますが、総じてバター犬です。

ただし液体を使った場合、すぐに体から流れ落ちたり乾いてしまうため、ある程度粘度を持った甘い食べ物を使うことが主流となっています。バターは適度に硬く粘度もあり、犬も好んで食すため、やはり1番人気はバターです。

そもそも犬にバターをあげて平気?

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そもそも、人間の食べ物であるバターを犬に与えても問題ないのでしょうか?答えは”少量であれば問題ない”です。バターには、犬が中毒症状を起こす有毒成分が含まれていません。

しかし犬の中には、乳製品にアレルギー反応を起こす個体も存在します。そのため、初めてあげる際は、少量ずつ与えなければなりません。また、バターは非常に高カロリーな食べ物です。

そのため、頻繁に大量に与え続けると、犬の肥満を助長させる恐れがあります。塩を含んだバターも、犬にとっては危険です。体に大きな負担がかかってしまうため、バターを定期的に犬に与えるのはあまりオススメできません。

バター犬の育て方

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犬にとって、バター犬行為は安全ではありません。肥満やアレルギー反応などのリスクがあり、愛犬家たちから非難されること必至です。しかしそれでも「実際に試してみたい」という人に向けて、バター犬の育て方をご紹介します。

バター犬の育て方は、いたって簡単です。まず、バターや牛乳など、犬が喜ぶ食べ物を特定の部位に塗りましょう。その食べ物を舐めとってくれたら褒め、再び同じ部位に塗ります。これを繰り返すうちに、食べ物を体に塗らなくても、特定の部位を舐めてくれるようになるんです。
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人間の体を舐めると「ご褒美がもらえる」「美味しい食べ物が食べられる」と覚え込ませると、食べ物がない状態でも条件反射的に同様の行為を繰り返すようになります。このような状態を”パブロフの犬”効果と呼び、犬の訓練現場でも使用する方法です。

1日に5回程度、毎日続ける必要があります。しかし当然のことながら、犬にとって負担が大きいためオススメはできません。

バター犬が逮捕される理由

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AVや漫画の影響を受け、バター犬を試してみたいと思う人も少なくありません。しかし、実際にバター犬プレイをやってしまうと、罪に問われる可能性があります。ここでは、バター犬プレイがどういった罪に問われるのか、詳しく解説していきましょう。

動物愛護管理法違反

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バター犬行為を行うと、動物愛護管理法(動物愛護法)違反に該当する恐れがあります。動物愛護管理法は1973年に制定され、直近では2013年に改正されました。

動物を正しく飼育すること、他人の飼育する動物や周囲に生存する動物に対する暴力行為等に対する決まり事です。殺傷したり不適切な環境下で飼育した場合は罰金500万円以下、懲役5年以下など厳しい罰則があります。

バター犬行為は犬の健康状態を悪化させる恐れがあるため、動物愛護管理法に接触する恐れがあるのです。自宅で密かに行っている場合は発覚しないため罪に問われませんが、SNS等で外部に発信した場合、罪に問われる恐れがあります。

器物破損罪

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自分が飼育している動物相手ではなく、他人が飼育する動物でバター犬行為を行った場合は、器物破損罪に該当する恐れがあります。器物破損罪は、他人の所有する物を壊したり傷つけた際に問われる法律ですが、飼育されているペットもこの”物”に該当するのです。

器物破損罪に該当した場合、3年以下の懲役または30万円以下の罰金刑が科されます。他人のペットを傷つけた場合「動物愛護管理法違反には問われないのか」と思った人もいるでしょう。

第三者が飼育する動物を殺傷した時は器物破損罪、野良犬・猫など野生動物を傷つけた場合は、動物愛護管理法に接触します。

青少年健全育成条例違反

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住んでいる地域によっては、バター犬行為が青少年健全育成条例に接触する恐れがあります。青少年健全育成条例とは、地方自治体がそれぞれに設定する条例のこと。青少年を健全に成長させるための、細かいルールです。

山形県の青少年健全育成条例では、明確に”獣姦”表現が禁止されています。犬や猫などの動物と性的行為を行い、その様子を写真または絵で表現することが禁止されているのです。モザイクを入れたり、黒く塗りつぶした状態でも違反になる可能性があります。

性犯罪法違反

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