2019年9月17日 更新

性的嗜好を一覧で紹介!性的嗜好診断や性的指向との違いについても

自分は大好きでも人には理解され難いフェティシズムがある人は意外と少なく無いのではないでしょうか。十人十色という言葉がある様にフェティシズムも多種多様なものが存在しています。この記事ではそんな“性的嗜好”についてご紹介していきます。

エストペクトロフィリア(鏡に映ったものに性的興奮を感じる)

Beautiful Asian Woman - Free photo on Pixabay (638233)

‘エストペクトロフィリア’は鏡像投影の性愛、つまりモニターや鏡を通して見る状況に対する“性的倒錯”の一種です。又の名を‘カトプトロノフィリア’と言います。アダルト向けの漫画などで鏡を前に登場人物たちが性行為をするという場面を読んだことがある人も居るのではないでしょうか。

日本には部屋一面鏡張りになっているラブホテルなどがある位なので、意味だけで捉える分にはかなり馴染み深い“性的嗜好”かもしれません。

エオニズム(異装症)

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‘エオイズム’とは異装症、つまり異性装の事を言います。‘クロスドレッサー’または‘クロスドレッシング’とも呼ばれ、異性の衣服や服飾、装飾品などに対する“性的倒錯”の一種です。

女性の格好を男性がする事を‘女装’、逆に男性の格好をする事を‘男装’。分けられた呼び名だとピンとくる方も多いでしょう。ただし性同一性障害として異性の格好をするのと‘エオイズム’として異性の格好をする事とでは意味合いなどが大きく異なるものとなります。

エキシビショニズム(露出症)

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‘エキシビショニズム’とは露出症の意であり、自身の裸体或いは性器を第三者や公衆の面前に晒す“性的嗜好”を持つ“性的倒錯”の一種です。精神医学では‘露出障害’として取り扱われております。露出狂と言えば皆さんお分りいただけるでしょう。

類似するものに‘カンダウリズム’という“性的倒錯”がありますが、こちらは自分のパートナーの裸を第三者に見せる“性的嗜好”と限定されます。‘カンダウリズム’は谷崎潤一郎の鍵やテオフィル・ゴーティエのカンダウレス王(‘カンダウリズム’の語源になった)などの作品の題材にもなっています。

トリコフィリア(毛髪性愛)

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‘トリコフィリア’は毛髪性愛、散髪などの行為や毛髪に対する“性的嗜好”を持つ“性的倒錯”の一種です。‘ヘアフェティシズム’とも呼ばれ、髪の色、前髪、髪の長さなどによって細かく区分されます。

また‘トリコフィリア’より派生した嗜好ではシャンプーフェチ、ケープフェチといった洗髪に対する“性的倒錯”もあります。断髪に対する嗜好では松苗あけみのHUSH!での主人公のセリフ(女の子の断髪姿にゾクゾクすると言う)などが有名かもしれませんね。

ズーフィリア(動物性愛)

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‘ズーフィリア’は動物性愛、簡単に言えば獣姦の“性的嗜好”を持つ“性的倒錯”の一種です。この‘ズーフィリア’は現代よりも昔の作品に多く登場します。神話や伝説、絵画や彫刻など幅広い作品において題材とされてきました。

有名なものと言えば、ギリシャ神話(ゼウスが白鳥に姿を変えレダと性交する場面やミノタウロスの出生の話)、遠野のおしら様、葛飾北斎の蛸と海女などではないでしょうか。現代の作品では野田サトルのゴールデンカムイにも‘ズーフィリア’のキャラクターが登場してきますね。

オスフレジオラグニア(体臭愛好)

Smoke Incense Smell - Free photo on Pixabay (638240)

最後にご紹介する‘オスフレジオラグニア’は体臭への“性的嗜好”を持つ“性的倒錯”の一種です。汗や香水なども含まれるので意外と‘オスフレジオラグニア’な人は多いのではないでしょうか。

別の呼び方では‘オルファクトフィリア’とも呼ばれています。‘オスフレジオラグニア’に近しいものと言えば、人によっては最近徐々に広まっているキャラクターをイメージした香水などというのもこの“性的倒錯”の一部と言えるかもしれません。

ボラレフィリア(丸呑性愛)

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人間や動物だけでなく、空想上の生き物も含む何らかの相手に生きたまま丸呑みされる状況に対する“性的嗜好”を持つ“性的倒錯”の一種です。人間とは限定されていない為、‘カニバリズム’とは異なります。

実在する生き物であれば蛇やクジラ、ワニなどと言ったものに始まり、空想上の生き物はドラゴンやケモノ(またはファーリー、擬人化された動物)によって丸呑みされることが多くあるそうです。

‘ボラレフィリア’的な描写が見られる作品では童話で有名な赤ずきんが例に挙げられます。

これも性的嗜好なの?

Mindmap Brainstorm Idea - Free photo on Pixabay (638243)

医療性愛とも呼ばれる医療行為に対する“性的嗜好”を持つ‘メディカル・フェティシズム’やルール、慣習などの正常である状態に対して“性的嗜好”を持つ‘ノーモフィリア’など。

時々こういう事に対して悦んでいる人が居たら実はそれはその人の“性的嗜好”かもしれません。『私、実はこういうのが好きなんだけれど~』という会話がよくあるかもしれませんが、相手が話しているその内容も実は“性的嗜好”である可能性が非常に高いと言えるでしょう。

種類が多い分気が付きにくいものでもある為、会話の中で相手や自分の“性的嗜好”を探してみるもの良いかもしれません。

性的嗜好診断

Checklist Clipboard Questionnaire - Free image on Pixabay (638244)

“性的嗜好”について更に深くご紹介してきましたが、実は“性的嗜好”は書ききれないほどの沢山の種類がまだまだ存在しています。その為、自身が持つ“性的嗜好”が分からない人も居たかもしれません。

そこで自分が一体何の“性的嗜好”を持っているのかを知る為の性的嗜好診断が分かるサイトを幾つかご紹介していきます。どれも至ってシンプルな心理テストなのでご自身の持つ“性的嗜好”を簡単に知ることが出来るでしょう。

好きな風景からわかる診断

Cubes Choice One - Free image on Pixabay (638245)

こちらの心理テストではたった一問の質問に答えるだけで自身の“性的嗜好”が分かるという診断です。直感で選ぶので心の奥底に秘めた心理を知ることが出来ます。

質問内容は「あなたは今長い間お付き合いをしていた恋人と別れて海外へ一人旅に出かけるところです。搭乗した飛行機の窓から見える風景はどれに近いでしょうか?」といったもので示された4枚の画像からイメージと近い風景を選ぶというものです。

この質問では自身が本能的に望んでいる異性、そして相手と望む性交が分かるというものです。

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