2019年11月8日 更新

アポテムノフィリアとは?アクロトモフィリアとの違いについても

今回はアポテムノフィリアという異常性癖について紹介します。この異常性癖にはどのような特徴があるのでしょうか。また、アクロトモフィリアという異常性癖と同じと考える人が多いですが、両者にはどのような違いが見られるのかについても解説します。

アクロトモフィリアとは、四肢の切断やその断面に対して性的興奮を覚える異常性癖のことです。対象者は異性の場合も同性の場合もあり、切断すること自体には興奮を覚えず、切断された状態の四肢に興奮するという特徴があります。

四肢が完璧に揃っていない非対称な姿に興奮するようで、手足がない恋人が欲しいという願望があったり、健常者の画像を加工して四肢を欠損させ、そこから興奮を得たりするパターンがあります。

また、四肢の切断面というピンポイントを好む人もおり、その画像ばかりを集めている人もいます。

アクロトモフィリアとの違い

Sherlock Holmes Brexit London - Free image on Pixabay (738481)

アクロトモフィリアは四肢欠損性愛であり、四肢が欠損した状態に興奮を覚えます。その一方でアポテムノフィリアは身体欠損性愛であり、四肢を欠損、破壊させるという行為に興奮を覚えます。

前者が先天性や事故などで手や足などがないことに興奮するのに対し、後者は破壊するという行動自体に興奮するという点で違いがあります。

どちらも理解されにくい異常性癖ですが、アポテムノフィリアのほうが攻撃性があるという点で危険扱いされることが多いです。

アクロトモフィリアの一種でもある

Hans Boodt Mannequin Faces - Free photo on Pixabay (738482)

両者に違いは見られますが、広義的にはアポテムノフィリアはアクロトモフィリアの一種でもあると言われています。それは、アポテムノフィリアが手足を切断された後の姿にも性的興奮を覚えるためです。

切断するという行為自体に満足するのではなく、その後の四肢欠損の状態を美しい、完璧だと思う点でアクロトモフィリアに分類されることもあります。

とは言え、どちらにしても欠損が好きという人でもアクロトモフィリアであると自覚している人は少ないと言われています。

アクロトモフィリア診断

Laboratory Analysis Chemistry - Free photo on Pixabay (738483)

先ほどアポテムノフィリアの診断方法としていくつか特徴を紹介しましたが、ここではアクロトモフィリアの診断のために用いられることの多い特徴について紹介します。

アポテムノフィリアの特徴には当てはまらなくても、アクロトモフィリアには当てはまるという人がいるかもしれません。

健常者の体には性的興奮が起きない

Woman Rice Green - Free photo on Pixabay (738484)

アクロトモフィリアには健常者の四肢が全てある体には性的興奮が覚えない、四肢欠損している身体障害者がセックスの対象であるという人がいます。

しかしアクロトモフィリアにはアポテムノフィリアのような破壊して四肢を欠損させたいという欲はないため、最初から四肢欠損している人を性行動の対象とします。

健常者とセックスするときは手や足を縛って見た目で欠損しているように見せ、性的興奮を得ているという人もいます。中にはパートナーの性癖を理解してあげようと協力してくれることでセックスを楽しめているカップルもいるようです。

手足が欠損した体に性的興奮が起きる

Wheelchair Disability Paraplegic - Free photo on Pixabay (738485)

人によって性的興奮が起きるタイミングや状況、相手の容姿などは異なります。しかしほとんどの人が大前提として五体満足の女性や男性を想像するでしょう。しかしアクロトモフィリアの人々は性的興奮を覚える対象が手や足がない人に対してなのです。

健常者には性的興奮が起きないため、健常者を相手にするときには欠損させたように振る舞ってもらわなければなりません。しかし四肢が欠損してセックスの相手が見つからないと困っている人も多く、アポテムノフィリアのように攻撃性はないため、需要と供給が一致することも多いです。

手足が欠損した絵に興奮する

Graffiti Wall - Free photo on Pixabay (738486)

絵には様々なジャンルが存在し、中には人間を描くのでも五体満足ではなく、四肢を欠損させて手や足がない状態で描いているものもあります。これらは創作絵と呼ばれるものであり、SNSなどでは「#欠損」というハッシュタグをつけて普通の絵と区別できるようにしているものもあります。

アニメや漫画が好きな人は絵でも興奮できるため、そのような性癖を持った人にむけて描かれた欠損した絵をオナニーする際の興奮させてくれるものとして使用している人もいます。

アポテムノフィリアに似ているフィリア

Hiding Boy Girl - Free photo on Pixabay (738488)

アポテムノフィリアの他にも、体の一部が無いことに興奮を覚えるという人や体の一部に異常な性的固執が見られる異常性癖があります。

ここではアポテムノフィリアと似ているとされる、「オードントフィリア」と「アベイショフィリア」について紹介します。

オードントフィリア

Tiger Predator Animal - Free photo on Pixabay (738490)

オードントフィリアとは歯に性的固執が見られる異常性癖の1つです。歯フェチであることに加え、人間本来の歯だけではなく、虫歯や差し歯、抜けた歯、入れ歯など歯に関するものであれば性的興奮を覚えるという特徴があります。

特に性的描写がなくても日常で歯を見かけたら興奮することも特徴であり、性目的で歯の模型や本物の歯を所有していることもあります。これに加虐性が加われば、相手の歯を抜くことに興奮を覚えるようになる場合もあります。

アベイショフィリア

Hospital Infusion Hand - Free photo on Pixabay (738492)

アベイショフィリアとは、身体障害性愛とも言われ、健常者ではなく身体障害者のみに性的興奮を覚えるというものです。

たまたま好きになった人が身体障害者なのではなく、身体障害者にしか興奮しない、健常者とのセックスは興味がなくつまらないと感じるという特徴があります。

人によっては、包帯やギプス、松葉づえなどの医療器具を使用した人とのセックスを好む人もいます。また、先天性の身体障害者や知的障害などの精神疾患も含みます。

アポテムノフィリアの注意点

Potion Poison Halloween - Free photo on Pixabay (738493)

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