2019年8月20日 更新

フリーセックスとは?スウェーデンが発祥の国?楽しむためのコツも!

フリーセックスという言葉には、国や宗教その他の概念に縛られないという大きな意味があります。日本人が想像するソレとは、大きく異なるのです。この記事では、フリーセックスの本当の意味をスウェーデンの歴史やアメリカ・フィンランドなど海外の事情を交え解説していきます。

目次

セックスにも楽しみ方が色々?

Couple Making Out Young - Free photo on Pixabay (570635)

「フリーセックス」という言葉を聞くと、日本人の大半は不快な感情を持つでしょう。日本人は「セックス」という言葉を、性行為に直結させ、それ以外の意味を読み解くことができません。日本における性行為は、好意を持ちそれらを明確に認識し合った者同士の行為と位置付けられています。

恐らく、そこには「男女」という概念も存在するでしょう。しかし、必ずしもそれらが、世界的な常識というわけではありません。「セックス」には、もちろん日本人が持つ意味と同等の意味が含まれていますが、それ以外の意味も存在し、その異なる意味に重点を置く人々も多数存在しているのです。

「セックス」が持つ異なる意味を知ることで、「フリーセックス」の本当の意味が理解でき、これまでと違った楽しみ方が可能になるでしょう。セックスに関する情報について、以下の記事も参考にしてみてください。

フリーセックスとは

People Man Woman - Free photo on Pixabay (570638)

日本人には馴染みが薄い「フリーセックス」という言葉を耳にすると、「好き勝手セックスを楽しんでいい」という誤認をし、大喜びする人々も存在するでしょう。しかし、正しい意味を理解せず、他者に要求したりはしゃいでしまうと教養を疑われます。

フリーセックスという概念によって、セックスを楽しむことができますが、それは正しい意味を理解していることが大前提です。ここからは、フリーセックスの正しい意味について、解説していきましょう。

セックスを自由に楽しむ

Bed Sleeping Couple - Free photo on Pixabay (570639)

フリーセックスという言葉の意味について、「セックスを自由に楽しむ」という部分だけにフォーカスする人が大勢います。発祥の地スウェーデン以外の国々では、フリーセックスという言葉だけを独自に解釈していることも少なくないのです。

「フリーセックス」は、乱交や婚前交渉を推奨する言葉ではありません。他者や外的要因によって、「性」「性行為」を縛ってはいけないという概念であり、何者にも強要される事柄ではないという事を意味しています。

性観念からの解放

Freedom Sky Hands - Free photo on Pixabay (570640)

前項でご紹介したように、日本人は「性行為」「セックス」と伝えるだけで、「好意を持った人同士」「男女」と連想します。宗教やその他の価値観によっては、「不衛生」「不純」といった事柄も連想するでしょう。つまり、人々は知らず知らずのうちに、多くの性観念を持っているという事なのです。

性観念は固定概念であり、人間の思い込みです。思い込みは、例外や異常を作り出してしまいます。それらは、排除や争いを引き起こしてしまい、本来の意味や効果などを消し去ってしまうのです。こういった固定概念、性観念から解放するというのが「フリーセックス」の意味になります。

フリーセックス発祥の国・スウェーデン

Sweden Flag Swedish - Free photo on Pixabay (570649)

フリーセックスの意味をより深く正しく理解するためには、発祥の地スウェーデンについて知る必要があります。「国によって価値観が違うのは当然」「日本には日本の性観念が存在して当然」と考える人もいるでしょう。

しかし、多くの価値観を知ってから、自身の価値観を形成するのと、1つの価値観のみを持ち、それが自身の絶対的なものであると考えることは全くの別物になります。本来人間は、多くの情報を受け入れそれを自身で選択し、オリジナルな自己を形成していくものです。

スウェーデンの歴史を知り、自身がこれまで持っていた「フリーセックス」という価値観について、もう一度考えてみるといいでしょう。

元々スウェーデンはセックスに厳しい国だった

Erotica Girl Bdsm - Free photo on Pixabay (570650)

スウェーデンという国は、古くから他国の侵略や戦争などによって国益が脅かされてきました。また、ドイツとの外交が盛んで、宗教としてはプロテスタント系キリスト教が主流となっています。

現代では、幸福な国として知られるスウェーデンですが、移民を大量に受け入れ、それらが犯罪率を上げているのではという問題も抱えている国です。また、「ヨーロッパの日本」と呼ばれるほど、日本とは近しい事柄も存在します。性交渉に厳しく、婚前交渉が禁止の時代もありました。

女性は慎ましく男性に従い、結婚後は男性側の姓を名乗り、一生を終える時代もあったのです。

スウェーデンでのフリーセックス

Sex Toy Bad - Free photo on Pixabay (570659)

スウェーデンで「フリーセックス」という概念が誕生したのは、60~70年代前半にかけてです。当時は、世界的に性革命が起こっていました。これまで、男性優位であった社会から、女性の人権やそれらに関する性概念から解放しようという動きが活発化し、その最先端を進んだのがスウェーデンです。

「女性だから男性に従わなければならない」「女性だから受け入れなければならない」という概念を覆し、男性と同等の権利を得るためにあらゆる対策を実施しました。ピルの導入や、低年齢からの性教育などを行い権利と責任の所在を明確にしたのです。
Pencil Sharpener Notebook - Free photo on Pixabay (570660)

ただやみくもに権利を主張するのではなく、権利を得るための責任を与え、本当の意味での男女平等を目指したのがスウェーデンという国になります。

その結果、日本のような結婚後女性が家政婦のように働き、セックスレスに陥り、お互いを尊重できなくなるといった現象はなくなったと言われています。女性は慎ましく生きるべきだという男性本位な考え方から、性欲に忠実であることが当然であり、双方にいつまでも尊重し合えるようになったのです。

日本でのフリーセックス

Cherry Blossom Flower Tree Spring - Free photo on Pixabay (570662)

日本では、フリーセックスという概念がほとんど存在しません。「セフレ」「友達以上恋人未満」など、曖昧な関係性が存在していますが、フリーセックスとは別物と言えるでしょう。フリーセックスは、性別に囚われず、価値観に縛られず、性行為を楽しんでいいというものです。

フリーセックスという自由には、責任が伴い、全て自己責任というルールが存在します。「妊娠した」「相手を好きになった」「好きだけど踏み込めない」など、相手を責めたいと感じても、受け入れたのは自分であり、自身の感情をコントロールできない己が未熟なのです。

また、日本では現代もなお「性」がタブー視され、学校教育ではもちろん、親子間でも話し合う機会がほとんどありません。そのため、性行為は隠れて行う行為であり、それに関する低年齢での妊娠、性感染症など、問題が起こってから責任転換し、相手を責めるようなトラブルに発展しています。
Japan Osaka Night - Free photo on Pixabay (570664)

フリーセックスとは、性行為に限らず、人々が等しく平等に扱われるべきという価値観であり、それに関する責任の所在は全て自分であるという概念です。

悪いものや例外を排除し、綺麗な事柄だけを一方的に与える日本教育では、相手や違った考えを受け入れることもできず、自分で選択し、その責任を負うという意識が芽生えないのも当然でしょう。そのため、フリーセックスを本当の意味で理解し、実行していくのは難しいのです。

フリーセックスを楽しむためのコツ

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