2019年11月6日 更新

生理中でも中出ししたら妊娠する?直前・直後など時期別の確率とは

生理中の中出しについて、「直前や直後または最終日なら安全」「初日や2日目までなら安全」などと情報が交錯しています。「安全」というのは、もちろん妊娠しないという意味です。生理1週間前~1週間後の中で本当の安全日とは存在するのでしょうか。

最終日・直後

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生理最終日または、生理直後の妊娠確率は上昇します。最終日もしくは生理直後の妊娠確率は、約20%です。妊娠を希望し、妊娠しやすい時期を狙ってセックスした際の確率には届かないものの、生理関連では一番高い確率と言えます。

生理最終日の妊娠確率は、それほど高くはないのですが、生理終了直後から女性の体は妊娠の準備を始めるのです。妊娠の準備が始まるということは、それだけ妊娠する可能性があるということになります。

生理中でも妊娠する理由

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生理中の妊娠確率は、それほど高いわけではありません。中出しをしたとしても、100%妊娠するわけではありませんし、時期によっては、妊娠確率が非常に低い場合もあります。それでも、生理中の妊娠確率は、0%にはなりません。

妊娠の為に用意していた栄養素や卵子を排出したばかりであっても、女性の体は妊娠する可能性があるのです。なぜ、妊娠しないように思える生理中であっても、妊娠確率は0%にならないのでしょうか。ここからは、生理中であっても妊娠する理由について、具体的にご紹介していきます。

不正出血であり生理ではなかった

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生理中であっても妊娠する理由の1つは、出血が生理ではなかった場合です。生理予定日付近に出血が見られれば、ほとんどの女性は、生理だと思うでしょう。しかし、その出血が生理のものではなく、何かしらのトラブルによる不正出血の可能性もあるのです。

つまり、生理中だと思い込んでいたが、実は生理中ではなかったという場合、妊娠する可能性があります。基礎体温を毎日測っていれば、生理なのか不正出血なのか判断しやすくなりますが、基礎体温を測っている女性はそれほど多くないでしょう。

基礎体温を測る女性のほとんどは、妊娠希望であり、若年層の女性は基礎体温の意味や測り方を知らない人も少なくありません。

精子・卵子の寿命

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卵子と精子の寿命によっては、生理中であっても妊娠する可能性があります。卵子の寿命は、排卵されてから24時間程度です。もし、中出し後に排卵された場合、妊娠する確率は0%ではありません。また、精子の寿命は個人差があり、一般的には3~7日と言われています。

生理直後に中出しした場合、膣内に放出された精子は、その後1週間生き続ける場合もあるのです。何かしらのきっかけで、女性の排卵が早まった場合、妊娠することもあります。

生理周期の乱れ

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生理中の妊娠確率は、それ程高いものではありませんでした。しかし、前項でご紹介した確率が当てはまるのは、生理周期が正しく、生理日数が一致している場合に限られるのです。

健康な女性であっても、生理周期が28日から30日と前後する場合がありますし、心身の状態によっては、生理期間が長くなったり短くなる場合もあります。さらに、出血量も毎月似ているものの、完全に一致しているわけではなく、生理は毎月異なると言っても過言ではないのです。

毎月異なる生理を正しく把握し、計算によって安全日を算出することは、一般人にとってほとんど不可能になります。インターネット記事で、生理中の妊娠に関する注意喚起が多数掲載されているのは、こういった事情からです。生理は複雑で、非常にデリケートであり、完全に把握することは不可能となります。

生理中の中出しに潜む危険

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生理中の中出しについて、妊娠確率及びそれらを算出する難しさが理解できたことでしょう。生理は女性の心身や、環境の変化に左右されやすく、女性自身もコントロールできない事柄なのです。

また、生理中の中出しやセックスには、妊娠以外の危険も潜んでいます。生理中のセックスでは、妊娠以外にも女性の体を脅かす危険が潜んでいますし、男性を危険にさらす場合もあるのです。ここからは、生理中のセックスに潜む危険について、詳細にご紹介していきましょう。

月経量・月経痛の増加

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生理中の膣や、子宮内は非常にデリケートです。小さな刺激や環境の変化によって、月経量が増えたり、それに伴い月経痛が増加することもあります。セックスによって、膣内を激しく刺激したり、子宮口にペニスや指を接触させ続けると、その刺激によって、月経量が増える場合もあるのです。

月経量が増えると、血圧の変化や貧血、腰の痛みや腹痛など、いつもの生理とは異なった症状を発症する場合もあり、女性の体にとって、大きな負担となる可能性があります。

膣や子宮内部の損傷

Massage Edge Muscle Hip Connective - Free photo on Pixabay (733809)

生理中の膣や子宮内部は、繊細で傷つきやすくなっています。生理中の膣や子宮内部は、血液が集中し、神経や皮膚組織が敏感なのです。いつも通りのセックスをしているつもりでも、生理中は内部が損傷しやすく、出血などのリスクもあります。

万が一、セックスによって生理中の膣や子宮内部を傷つけてしまっても、月経血と混ざってしまう事から、発見しずらく、対処がどんどん遅れてしまうのです。対処が遅れてしまうと、細菌の繁殖や傷口の悪化など、さらに大きなトラブルに発展するリスクもあります。

月経血の逆流

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生理中のセックスは、月経血の逆流を引き起こす可能性もあります。ペニスの挿入や、指などの刺激によって、月経血が押し戻されると、それらは骨盤内へ逆流していくのです。月経血が一定量以上逆流すると、子宮内膜症発症の原因にもなると言われています。

子宮内膜症とは、子宮内にしか存在しない組織が、子宮以外の場所で増加したり、剥離する病気のことです。子宮内膜症を発症すると、月経痛が激しくなったり、不正出血や子宮内外の癒着等の原因となります。

また、完治することは難しく、毎月の月経の度に進行していきますし、閉経まで付き合っていく必要がある病気です。

細菌感染症

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生理中に排出される月経血には、多くのウイルスが潜んでいます。ペニスが月経血に触れることによって、感染するリスクもあるのです。また、生理中の膣内は、普段よりも免疫力が低下しています。

セックスによって細菌が膣内に付着した場合、性病やその他の細菌感染症を発症することもありますし、それらが重症化しやすいリスクもあるのです。

生理中のセックスは「妊娠しない」という誤認から、コンドームの着用を疎かにする人もおり、コンドームを着用しないことによって、さらに感染症のリスクが高まってしまいます。

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