2019年11月6日 更新

生理中でも中出ししたら妊娠する?直前・直後など時期別の確率とは

生理中の中出しについて、「直前や直後または最終日なら安全」「初日や2日目までなら安全」などと情報が交錯しています。「安全」というのは、もちろん妊娠しないという意味です。生理1週間前~1週間後の中で本当の安全日とは存在するのでしょうか。

生理中の中出しは妊娠以上の危険が潜んでいる

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セックスの低年齢化、初潮時期の早まりを受け、小学校で性教育を実施したところ、多くの批判が集まりました。このような状況から、セックスや性は現代もまだタブー視されていることがわかります。

しかし、生理の始まりは「出産」という人生の大きな節目に関連しているため、イメージだけで虐げていい事柄ではないのです。大人たちが生理やセックスを過敏に虐げることによって、子供たちは間違った情報によって行為に及んでしまいます。

生理中であれば中出ししてもいいという間違った認識も、このような時代背景、教育の賜物でしょう。今回、POUCHSでは生理中の中出しに関する正しい知識や、リスクをまとめました。また、生理中の性行為に潜む妊娠以外の危険性についても解説していきます。
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このようにPOUCHSでは、女性の恋愛・ライフスタイルを応援する記事を多数取り扱っております。自身の身体を守り、健やかで豊かな人生の手助けとなる記事を多数取り揃えました。

小さな疑問、ライフスタイルの選択を迫られた際の解決など、必ず役に立つ記事を見つけることができるでしょう。そちらも、合わせて活用してみてください。

生理中の中出しに関するイメージ

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日本では、性教育が不十分であることから、生理中のセックスや中出しに関する間違ったイメージが多々見られます。ここからは、世間一般の人々、特に若い世代の男女が生理中の中出しについて、どのようなイメージを持っているかご紹介していきましょう。

妊娠しない

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生理中であれば、中出ししても妊娠しないというイメージを持っている人がいます。このようなイメージを持っていることから、生理中は避妊具を使用しなくてもいいと考えている人も、存在するのです。

生理とは、妊娠するために必要だった栄養素や、卵を体外に排出する働きを持っています。つまり、生理中は妊娠するための準備が整っていない状態であると考え、「中出ししても妊娠することはないはず」といったイメージとなったのです。

また、コンドームの役割について、避妊のみと思い込んでいる男女は、妊娠の可能性がない生理中は、着用する必要がないと考え、避妊具の使用もしなくなります。

気持ちいい

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生理中の中出しについて、「気持ちいいもの」というイメージを持っている人もいます。このようなイメージを持っているのは、男性とは限りません。女性の中にも、生理中の中出しは気持ちのいい行為だ、というイメージを持っている人が少なくないのです。

生理中は、月経血によって膣全体が濡れているため、滑りが良く気持ちいいのではないかと想像する人もいますし、中出しという行為そのものが、快感をもたらすのではないかとイメージする人もいます。

また、生理中であることを伝えると、中出しを提案する男性がいることから、中出しという行為は、男性を夢中にさせるほど気持ちのいい行為なのだろうと想像する女性もいるのです。

興奮する

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生理中の中出しや、生理中のセックスについて、「興奮する」「やってみたい」と発言する人もいます。生理中は月経血と呼ばれる血液の出血があり、生理中のセックスによってペニスやシーツなどに、血液が付着することもあるでしょう。

血液や、精液と血液が混ざり合う様子を想像し、興奮する人もいるのです。また、月経血の残っている膣内に、ペニスを挿入する行為そのものに興奮するという人もいます。このように、血液を想像し興奮するのは、異常な状態ではありません。血の酩酊と呼ばれ、どのような人間にも備わっている本能なのです。

人間は長い間、狩猟で生計を立てていました。生きていくために、人間よりも強い獣に立ち向かっていく必要があったのです。このような習慣から、血液を見ると興奮する、アドレナリンが放出されるといった性質となり、それらが遺伝子に組み込まれました。血を想像に興奮するのは、そのためです。

生理中の妊娠確率

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生理中のセックスについて、妊娠しないことから、中出ししてもいいと思い込んでいる人々が存在します。しかし、インターネットに存在する多くの記事では、生理中であっても妊娠する可能性が高いため、「中出ししてはいけない」と注意喚起しているものも多いのです。

そのため、本当は妊娠するのかしないのか、わからない人も多いでしょう。実は、生理中の妊娠確率は、それほど高くありません。他インターネット記事に記載されているような、過敏な心配は不要と言えます。ではなぜ、生理中の妊娠に関する注意喚起の記事が、多数見られるのでしょうか。

ここからは、生理中の妊娠確率と、なぜ生理中の中出しに関する注意喚起記事が多いのか、理由についても合わせてご紹介していきます。

1週間前

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まず、一般的な妊娠確率について、ご紹介しましょう。基礎体温や排卵検査薬などを使用し、妊娠しやすい日を狙ってセックス・中出しした場合、20~30%の確率で、妊娠すると言われています。5回中出しした場合、1回は妊娠するということです。

生理予定日1週間前というのは、計算上排卵日が終わった約1週間後であるため、妊娠確率は15%前後と言えます。卵子の寿命は排卵から、約6~24時間であるため、1週間後の中出しで受精する可能性は低いでしょう。

直前・初日

Ten Percent Statistics - Free image on Pixabay (733755)

生理予定日直前、もしくは生理初日にセックスし、中出しした場合の妊娠確率は、高いのでしょうか。実は、生理直前及び初日の妊娠確率は、10%未満です。妊娠に必要な栄養素や卵そのものが排出され始めているため、そもそも妊娠する環境が整っていないことが要因となります。

しかし、生理直前または初日であっても、妊娠確率は0%ではありません。なぜなら、次の卵子が存在するからです。また、どのような状況をもって、生理の直前または初日と判断するのでしょうか。判断する基準は、人によって様々であることから、一概に括ることができないのです。

2日目~

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生理2日目からそれ以降の妊娠確率は、どの程度なのでしょうか。確率は、生理直前・初日と同程度の、10%未満です。妊娠確率10%を、安全日と捉えるか、危険日と捉えるか人それぞれでしょう。しかし、一般的な妊娠確率が30%未満であることを考慮すると、そこまで低確率というわけではありません。

計算上、生理中に10回セックスをした場合、1回は妊娠するのですから、安全日とは言えないでしょう。生理2日目以降は、人によって出血や痛みも強くなる時期です。妊娠の心配だけではなく、身体を労わることも重要でしょう。

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