2019年7月26日 更新

ポン引きの意味や語源とは?ポン引きは放送禁止用語?

“ポン引き”という言葉を聞いた事がある人は今は少ないのでは無いでしょうか。現在は“客引き”という言葉に言い換えられている為知る人も少なくなったこの“ポン引き”について、意味などを通じて手口や対策についてご紹介していきましょう。

ポン引きに気を付けるための注意点を紹介していきます!

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“ポン引き”という言葉はひと昔前の映画や小説などの作品ではよく登場する言葉でしたが、現在は放送禁止用語などの規制により見聞きする事が少なくなりました。その為、聞き慣れない人が多いのでは無いでしょうか。

“客引き”という言葉だと聞き覚えのある人は多いかもしれませんね。“客引き”という言葉を聞いて良いイメージを持たないかもしれませんが、“ポン引き”もそういった意味で当時は使われていました。

言葉自体は廃れましたが言葉を変えて今も存在している“ポン引き”について当記事では知識を深めつつも、その被害に遭わない為の注意点をご紹介していきます。

ポン引きの意味

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“ポン引き”とは人を調子の良い言葉で相手を誘い、金品をかすめ取る行為や行う人の事を主に指します。その内容は大きく3つに分類されます。まず1つ目に地方から来た人や旅行者などの土地に不慣れな人を狙って近づき、調子の良い言葉を使って口車に乗せて金品を巻き上げる事、又それを行う人の事を言います。

2つ目は路上で風俗店などの顧客として自分達の店に勧誘をする行為、又それを行う人の事を言います。言葉の規制が入り“客引き”という言葉に置き換えられた事もあり“ポン引き”の言葉を知っている人も主にこの意味で認知している事が多いかもしれません。

最後に、素人を相手にいい加減な株を騙して売り付ける事を言います。これについては中々馴染みがないかもしれません、“ポン引き”における前者2つの意味を知っているという方でもこの3つ目の意味を知っているという方は中々居ないのではないでしょうか。

ポン引きの語源

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“ポン引き”の語源には『ぼんやりしている人を引っ張って騙す事を略した‘ぼん引き’が転じて“ポン引き”になった。』という説や『盆の上で行われる博打の‘盆引き’が転じて“ポン引き”』など諸説あります。

その中でも『ぼんやりしている人を引っ張って騙した‘ぼん引き’』の説においては「口車に乗せ身ぐるみを剥がした上に、女郎に売って金を取る」という江戸時代の歌舞伎の演目の中に“ぽん引き”という言葉が出てくる為、1番有力な説とされています。

ポン引きの類語を紹介!

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“ポン引き”の意味やその語源についてご説明させていただきました。続いては、“ポン引き”の類語についてご紹介していきましょう。前述でも説明した様に“ポン引き”には複数の意味を含んでおりますが、特に風俗店などの勧誘が主な意味合いとして使われております。

その為、言い換えられて使われる様になった“客引き”という言葉も“ポン引き”の類語に当たります。又、その他の類語でもやはり風俗店への勧誘を指している言葉が殆どであると言えるでしょう。

売春周旋屋

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“ポン引き”の類語には“客引き”以外では‘売春周旋屋(ばいしゅんしゅうせんや)’もそのひとつです。‘売春周旋屋の’売春はその字の通り金銭のやり取りを前提とした性交渉を指します。そして‘売春周旋屋’の周旋とは物の売り買いや交渉事において当事者の間に立ち取り持つことを言います、また斡旋という意味でもあります。

つまり、売春行為の当事者間に立って上手く事が運ぶ様に双方を取り持つ仲介役のお仕事をする人の事を‘売春周旋屋’と言います。

ポン引きは放送禁止用語

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前述でも触れてきた様に“ポン引き”という言葉は放送禁止用語として扱われており、現在は“客引き”という言葉に言い換えられています。その理由については明記されていませんが放送禁止用語の他、差別用語として扱われる場合もあるそうです。

“ポン引き”=風俗と言った様に、いかがわしいイメージを連想させることから子供に聞かせられないなどといった点で規制が行われた可能性があります。或いは、業界用語の‘ポン引き’(撮影における用語で、カメラをアップの状態から速くズームアウトすること)と混同してしまわないようにという事も考えらそうです。

ポン引きはどのように行われる?

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“ポン引き”は人を調子の良い言葉で相手を誘い金品をかすめ取る行為や行う人の事を大きく指します。そしてその中には、その土地に不慣れな人を狙ったり、はたまた風俗店に勧誘したり、素人を相手にいい加減な株を高値で売り付けるなどがあるともご紹介してきました。

それでは、具体的にどの様にして“ポン引き”が行われるのか、気になった人も多いかもしれません。もし“ポン引き”に遭遇してしまった時にそれが“ポン引き”であると見抜く為にこれから“ポン引き”行為の例をご紹介していきます。

道に迷っている人を見つけ案内料としてお金を奪う

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これは特に海外旅行される際に現地で遭遇することの多いものですが、道に迷っている人を見つけて案内料として高額を請求してくるということがあります。

海外旅行の際、地図を見ながらその場に立ち止まっているとやたらと親切に話し掛けて道案内をしてくれますが、最終的に高額な金銭を要求してくると言った経験がある人も少なくないのではないでしょうか。

これに関してはその国毎のチップの文化という要因もありますが、やはりその中には“ポン引き”を目的としたケースもあるので注意が必要です。

道で売春の客引きを行う

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道端で「どんなコがお好みですか?」「可愛いコ揃えてますよ!」などと言った調子の良い言葉で通りすがりの人に声を掛け、もし誰か引っ掛かればサービス料に紹介料や保証料などを上乗せして高額な金銭を要求するといった手口があります。

これらは日本の特に都心部などでも多くあり、又サービスさえ無くお金だけを取ってトンズラするといった“ポン引き”のケースも少なく無いそうです。引っ掛かる人の多くがその時お酒を飲んでいて判断能力が鈍っているということもあるので注意しましょう。

株を高値で購入させる

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