2019年7月28日 更新

まぐわいの意味や類語とは?まぐわいはスピリチュアルな言葉?

日常ではなかなか使う機会のない「まぐわい」という言葉の意味や類語、元々「まぐわい」という言葉はスピリチュアルに由来するのかなど、古語での表し方や古典文学、平安時代の恋愛事情などを踏まえながら、「まぐわい」についてご紹介していきます。

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誰もが1度は教科書で目にする代表的な古典文学の1つですよね。
紫式部が著したとされる、通常54帖からなる日本文学史上最高の傑作とされるこの物語、あらすじとしては天皇の親王として出生した光源氏。

才能・容姿ともにめぐまれながら、臣籍降下して源氏姓となった光源氏の栄華と苦悩の人生、およびその子孫らの人生が描かれているのは周知の事実です。

そんな源氏物語ですが、巷ではエロいシーンが満載と話題でもあります。
確かに綺麗な女がいると聞けば片っ端から自分のものにしてしまう源氏ではありますが、肝心要のところを露骨には書かれてはいないのです。

そこはもののあはれと言いますか、そこはかとなく匂わせ、読者の想像力を煽って表現されています。
ハッキリしないから余計に妄想して、ムラムラしてくるのでしょうね。

日本霊異記

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平安時代初期に書かれ伝承された最古の説話集で、成立年ははっきりしていないけれど序と本文の記述から、弘仁13年 (822年) とする説があり、著者は奈良右京の薬師寺の僧、景戒だそうです。

上巻に35話、中巻に42話、下巻に39話で、合計116話が収められています。
それぞれの話の時代は奈良時代が多く、性愛を扱った説話も収められ、息子を愛するあまりにフェラチオするようになった母が臨終の際に、息子のものを吸いながら「わたしは、今後次々に生れ変って、後の世でいつもそなたと夫婦になります」と言い残し、隣家の娘に生まれ変わって息子と結婚するといった奇譚などがあります。

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他にも「若い時に、思慮も分別もなくセックスばかりしてました。やたらにセックスがしたくてたまらなくて、幼い子をほったらかして男と寝てました。ずっとずっとそうでした。ほったらかされて、子どもたちは乳に飢えていました」のように、性に対して奔放な説話も扱われています。

悪い行いをしたら罰が当たり、善く生きれば報われる。
僧が書いただけあり、日本人の心に深く根ざす良心を民衆に植えつけた『日本霊異記』は、私欲私利に走る庶民に罪の意識をもたせるために編まれた物語として、ときに過剰なほど残酷でエロティックな内容となっています。

宇治拾遺物語

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題名は、佚書『宇治大納言物語』(宇治大納言源隆国が編纂したとされる説話集、現存しない)から漏れた話題を拾い集めたもの、という意味だそうです。。全197話から成り、15巻に収めていて、古い形では上下の二巻本であったようです。

猥雑、ユーモラスな話題(比叡山の稚児が幼さゆえの場違いな発言で僧侶の失笑を買う、等)が多く、教訓や啓蒙の要素は薄く、信仰心を促すような価値観に拘束されておらず、自由な視点で説話が作られているので、中世説話集の中では特異な存在であるとされています。

原題「道命和泉式部の許に於て経を読み五條道祖神聴聞する事」。
セックスした後~という言葉はありませんが、「和泉式部のところに通って、寝てたら目が覚めたので経を読んだ」
とあるのでそういう事で間違いないでしょう。


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道命というエロ法師ではありますが、この方のお経は大人気であった為、位の低い神は聞くことができなかったのだけれど、流石にセックスした後の読経では位の高い神様がいらっしゃらず、位の低い神様方も聞くことができ、大いに感謝をされたというお話です。

日常のエロスの中に潜む思わずクスリと笑えてしまうお話が多いようですね。

平安時代の恋愛とは

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それから、基本的に女性は親しい人以外の他人に顔を見せることはありませんでした。
話をする機会をできても御簾越しでしか会話をすることができませんでしたので、外見に関してはそれこそシルエットくらいしかわかりようがなかったのです。

ですから男性は、気になる女性の情報をひたすら集めることから恋愛がスタートするのが一般的でした。
家柄や教養などといった要素が自分好みでなければそこで諦めますし、タイプであると判明したならば夜這いをするべく準備を始めていくのです。
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現代とは違い、男女ともに天皇家の血筋が入っていれば、それだけでかなりモテました。
恋人に身分は求めなくても、正妻には身分が求められた源氏物語などはその典型と言えますよね。

位の高い役職についている男性貴族ならば、夜這いの成功率も高かったようですから、うなずけるものがありますよね。
もちろん女性に関しても、父や祖父がそれなりに高い役職についていたり、格式ある家柄の出身であれば男性から引く手あまたのアプローチがありました。





職場恋愛が基本

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当時は女性が親族や召使い以外に顔を見せる事はタブーだった訳ですから、当然外におでかけなんて事もできず、出会いなんて今以上にある訳がないですよね。

そんな女性達を殿方達がどのように品定めをしていたのかと言えば、”○○のお姫様は美女らしいですよ”などと召使いや使者が殿方の耳に入れ、そこから恋文のやりとりを経て、初めてご対面となっていたようです。

他にも宮仕えをしている女房と言われていた人達は、同じように宮仕えをしていた殿方達との恋愛を楽しんでいたようです。
中には天皇の息子で親王と呼ばれていた方と浮世を流していた強者もいたようです。

今で言うなら、社長の息子と平社員のOLとの身分違い(?)の恋にでもなるのでしょうか。

早いうちにセックスするのが基本

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現代の恋愛マニュアル本では、3回めのデートまではセックスをしないや、きちんと”付き合おう”と言われるまではセックスをしないなどと書かれているようですね。

むか~し昔の平安時代においては、会うまではもちろん手紙のやりとりをしますが、会ったら即セックスです。
お互い「運命の相手」かを確かめたい訳ですから、グダグダとデートしている時間は勿体無いと思っていたのでしょう。
(外デートもできない時代でしたしね)

当時は男性が女性の元へと通う通い婚と呼ばれるものでしたが、男性が3日続けて通うと=結婚となったのですから、今では考えられない制度であった訳です。

その時の体の相性が大事

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現代でも、体の相性というものは大事かもしれませんが。。。
平安時代当時では、体が合わないと男性が思えば、プッツリと音信不通で通ってくれなくなるという恐ろしい時代でした。

今なら携帯電話やスマホもありますし、女性が会いに行くこともできますけどね。
合う合わないというものは多少はあるかもしれませんが、そこは源氏物語の光源氏のように女性を育てていくか、お互いの努力というものも大事な気がしませんか!?

とはいえ、当時の女性も必死になって、自分磨きや芸事に勤しんで、相手を飽きさせない努力をしていたようですから、もしかしたら夜の方のテクニックを磨く努力もしていたのかもしれませんね。

いつの世もまぐわいは恋愛のポイント

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人間の3大欲の1つである”性欲”ですから、いつの時代でも切っても切り離せないものです。
はるか昔から男と女の欲望・「まぐわい」が語り継がれてきたかと思うと、ロマンすら感じませんか?

今まではとっつきにくくて読もうとも思った事がなかった古事記や古典作品も、改めてじっくり読んでみても楽しそうですよね。

”セックスレス”が多いと言われる現代日本ですが、この「まぐわい」という言葉に倣って、パートナーの目を見つめて愛情を伝えてみるのも新しい感情が芽生えてきて新鮮かもしれませんよ!

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