2019年7月24日 更新

スーパー玉出の闇とは?店内の様子やまだまだ人気の理由も!

スーパー玉出は大阪を拠点に展開しているスーパーで、商品の価格がとても安く、主婦のみならずホームレスの味方とも言われています。そんなスーパー玉出ですが闇が多いとも話題になっており、話題性に欠けることはありません。今回は、スーパー玉出の闇や人気の理由に迫ります。

バイヤ―とは、生産元から商品を買い付ける商品担当者のことを指します。このバイヤーが買い付けた値段に利益が出るようにいくらか上乗せした価格で販売しているため、店によって同じ商品でも価格が変わってきます。

スーパー玉出では徹底的に低価格で商品を販売するために、通常は仕入れを仲卸業者に頼み配達までしてもらうところを、自社のバイヤーが直接市場で買い付けることで中間マージンが発生せず、大幅なコストカットに繋がっています。

そのため、セリが終わればスーパー玉出のバイヤーたちは担当店舗に配送し、それがすぐに店頭に並ぶ仕組みとなっています。コストを削減した分、利益を上乗せして販売しても周りの店よりも低価格で販売できるという仕組みです。

従業員は低賃金の外国人やシルバー

Hands Walking Stick Elderly Old - Free photo on Pixabay (503856)

スーパー玉出を訪れると、店内で棚卸しをしている従業員やレジ打ちをしている従業員のほとんどが高齢者や外国人であることに気づくでしょう。道頓堀などの観光地が近ければ外国人のお客さんも多いので、従業員も外国人を多く雇っている店舗もあります。

また、1度リタイアした高齢者でも積極的に採用しており、店内では笑顔で対応している従業員が印象的です。彼らは就職先を見つけることが難しいので低賃金でも働き、高齢者は特に時間が余っているのでシフトに多く入ってくれる傾向にあるようです。

しかし、外国人の不法就労など一部で問題となっていることもあり、新しい運営会社がどう改革していくのかに注目が集まっています。

スーパー玉出の闇

Light Bulbs Hope - Free photo on Pixabay (503855)

スーパー玉出がやばいと言われているのは、商品が安すぎるためだけではありません。実際に創業者を始めとして幹部は何度か書類送検されており、注意も受けているようです。

ではこれまでに起こした事件やスーパー玉出の闇と言われている部分を見ていきましょう。

フグが丸ごと売っている

Longhorn Cowfish Fish Yellow - Free photo on Pixabay (503853)

フグと言えば、専用の調理師免許を所持している人が調理しなければならない魚です。フグは毒性が高く、適切に処理しなければ中毒症状が出て呼吸困難などを発症し、ひどければ死に至る恐ろしいものです。

そんなフグが、スーパー玉出天神橋店で丸ごと売られていたことがネットで話題となりました。毒性の強い内臓は納品の時点で除かれていましたが、従業員が誤って調理前のフグをパック詰めし、店頭に並べたようです。

すぐに気づいたため買った客はいませんでしたが、これが食品衛生法に違反するとして調査したようです。もしこれを買って食べた人がいると、健康被害が出ていてもおかしくない危険な事件です。

パートが過労死

Care Hospital Room - Free photo on Pixabay (503852)

2009年にはスーパー玉出の東淀川店で、女性の50代パート従業員が勤務中にくも膜下出血で倒れ、それから1ヶ月後に死亡が確認されました。女性は毎日12時間ほど勤務しており、月に147時間もの残業をしていたことが明らかとなり、家族の訴えによって過労死に認定されました。

また、労働安全衛生法で定められている年に1回の健康診断も受けさせていなかったため、病気の発見が遅れ死に繋がったと考えられています。この女性の事件の他にも、時間外労働などで何度も監督指導を受けていることから、この店舗に限らず、会社全体で長時間労働が日常的に行われていたと見られています。

これを受け、新しい運営会社は24時間営業の体制を見直し、閉店時間を設ける可能性があることを示唆しています。

外国人の違法労働

Electrician Electric Electricity - Free photo on Pixabay (503850)

2016年8月には、外国人留学生12人に法定よりも長時間働かせたとして出入国管理法に違反し、スーパー玉出の社長を含む幹部3人が書類送検されました。

社長はこの事件について指示していない、知らなかったと話していますが、幹部2人は会社ぐるみで行っていたことを認めました。これが初めての摘発ではなく、1998年にも違法でフィリピン人留学生を働かせたことで問題となっていました。

コストを下げようとするあまり、外国人留学生を違法で雇っていたという事実はあるようです。また、留学生本人も違法であることを自覚しているため、給料などで問題が生じても文句を言いにくい環境にあったことが予想されます。

いい加減な給与計算

Calculator Calculation Insurance - Free photo on Pixabay (503848)

インターネットには、スーパー玉出の給与計算がずさんであると話題になっています。ただし多くの従業員が高齢者や外国人留学生であるため、実際に働いていた人の口コミは多くありません。

タイムカードではなく出勤簿で管理されており、時間外労働でも残業代が支払われなかったり、給与明細には天引きされた内容の記載もなしにただ給料が書かれているだけだったりするようです。

労働環境は決して良くなく、新しい人が入って来てもすぐに辞めてしまう人も少なくなく、結局他に働く当てのない高齢者や外国人留学生が残っていたのでしょう。

暴力団とのつながり

Gangster Tough Per - Free photo on Pixabay (503847)

社長である前田氏は、地元では暴力団とつながりがあると有名でした。そもそも、スーパー玉出1号店を出店する際には、暴力団からの出資がかなりあったと噂されていました。

その後も交流を続けていたようで、スーパーにはたびたび暴力団関係者が出入りする様子が目撃されていたり、事務所から暴力団の紋が入った灰皿などが見つかったりしたようです。

暴力団を盾に、仕入れている業者に圧力をかけて相当な値引き交渉をしていたのではないかという噂もあります。2018年に暴力団からお金を受け取っていたことで逮捕され、これらの噂の信憑性が増す結果となりました。

万引き犯の写真を公開している

Thief Burglary Break Into - Free photo on Pixabay (503846)

万引きは少額であってもスーパーには致命的なダメージであり、万引きで損した額を取り戻すには何倍もの売り上げが必要と言われています。最近では私服警備員や万引きGメンを雇うことで万引き犯を捕まえたり、抑止力としたりと対策をしているスーパーも多いです。

しかし、それにはコストがかかるため、安さを売りにしているスーパー玉出では難しいでしょう。その結果、万引き犯の写真を公開することで抑止力としているようです。犯人の特徴や背格好など分かる範囲で情報をすべて公開しており、誰でも見れるような位置に顔写真が貼られているようです。

創業者逮捕

Handcuffs Trouble Police - Free photo on Pixabay (503845)

社長でありスーパー玉出の創業者としても知られ、多くのメディアにも出演して来た前田託次容疑者が逮捕されました。逮捕の理由は、組織犯罪処罰法違反とされています。

前田容疑者は山口組系に売春を行う場所として飛田新地に所有していた一部の物件を貸し出し、家賃収入を得ていたようです。この場所は前田容疑者が個人で所有しており、以前はスーパー玉出が出店していましたが取り壊され、暴力団に貸していました。

2014年からの4年間で少なくとも2,000万円を暴力団から受け取っていたことが明らかになっています。その他にも数千万円、暴力団からお金を受け取っていたという噂もあります。

スーパー事業の身売り

Jewelry Store Wedding Rings - Free photo on Pixabay (503844)

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