目次
- 最強の特殊任務部隊
- ロシアとスペツナズ
- ロシア連合軍の特殊部隊
- 特殊作戦軍
- 第45独立親衛特殊任務連隊
- ザーパド大隊
- ヴィンペル隊
- ロシア連邦麻薬流通監督庁
- その他のスペツナズ
- スペツナズの装備
- AS Val(アサルトライフル)
- AK-12(アサルトライフル)
- SR-3(アサルトライフル)
- AK74-M(アサルトライフル)
- AKS-74U(アサルトライフル)
- VSS Vintorez(スナイパーライフル)
- SV-98(スナイパーライフル)
- PKP Pecheneg(機関銃)
- Vityaz-SN(サブマシンガン)
- スペツナズのヘルメット
- K6-3
- 通販で購入が出来る
- スペツナズが使用しているナイフ
- スペツナズ・ナイフ
- スペツナズ・ナイフの構造
- 射出も可能
- ロック解除ボタンが有名
- テレビでも使用されている
- スペツナズが最強と言われる理由
- ロシアの特殊部隊は最強と言われている
- 入門はかなりの狭き門である
- 訓練の質が高い
- スペツナズの訓練
- youtubeで動画が見られる
- 笑顔の射撃訓練
- 雪の中でのサバイバル訓練
- 建物への潜入訓練
- ロケットランチャーの使用訓練
- スペツナズの格闘武術、システマ
- システマとは
- システマの基本
- 日本語版のDVDもある
- 世界最強部隊のひとつスペツナズ
スペツナズの装備
via pixabay.com
諜報活動、破壊工作、要人の暗殺。複雑困難な任務を遂行させるべく、ロシア軍は日夜様々な最新装備を開発、スペツナズに支給しています。中にはスペツナズ用に作られた装備もあり、ロシア軍がいかにスペツナズの育成に力を注いでいるかが分かります。
実際のスペツナズは戦場でどのような武器を使用しているのでしょうか?ここではスペツナズに支給される様々な銃器(小銃、狙撃銃、機関銃等)、それらが開発された経緯を解説していきます。
実際のスペツナズは戦場でどのような武器を使用しているのでしょうか?ここではスペツナズに支給される様々な銃器(小銃、狙撃銃、機関銃等)、それらが開発された経緯を解説していきます。
AS Val(アサルトライフル)
via pixabay.com
AS Valはスペツナズ用に開発された、特殊消音機能付きの自動小銃です。コードネームはシャフト。大型サプレッサー(消音器)が銃身全体を覆う構造になっており、銃声を最小限に抑えているのが特徴です。
弾薬に使用される9×39mm弾は通常のアサルトライフルよりも大型で、弾速が遅い分射程距離と貫通性に優れます。音速を下回る亜音速のため、消音効果の向上にもひと役買っています。
AS Valの派生装備にはSR-3ヴィーフリ(サプレッサーを外し、ハンドガードを若干大型化した物)、VSSヴィントレス(AS Valの狙撃銃仕様)があります。
弾薬に使用される9×39mm弾は通常のアサルトライフルよりも大型で、弾速が遅い分射程距離と貫通性に優れます。音速を下回る亜音速のため、消音効果の向上にもひと役買っています。
AS Valの派生装備にはSR-3ヴィーフリ(サプレッサーを外し、ハンドガードを若干大型化した物)、VSSヴィントレス(AS Valの狙撃銃仕様)があります。
AK-12(アサルトライフル)
via pixabay.com
AK-74Mの後継として、2011年に開発された次期主力小銃。AKシリーズはアクション映画等でも頻繁に登場するアサルトライフルのひとつで、AK-12は第5世代に当たります。
マガジン(弾倉)は通常の30連ボックス型に加え、90連ドラムマガジンも使用可能となっています。携行性を重視した構造で、ショルダーストック(銃床)は自在に折りたたんだり伸縮したりできます。
派生種にはカービン型のAK-12U、短機関銃型のPPK-12、狙撃銃型のSVK-12、軽機関銃型のRPK-16が存在します。
マガジン(弾倉)は通常の30連ボックス型に加え、90連ドラムマガジンも使用可能となっています。携行性を重視した構造で、ショルダーストック(銃床)は自在に折りたたんだり伸縮したりできます。
派生種にはカービン型のAK-12U、短機関銃型のPPK-12、狙撃銃型のSVK-12、軽機関銃型のRPK-16が存在します。
SR-3(アサルトライフル)
via pixabay.com
AS Valをベースとした小型の全自動小銃。内臓式の消音装置機能はなく、取り外し可能なサプレッサーを装備しています。秘匿携行を容易にするため、銃床は折りたたみ式になっています。
ロシア連邦保安庁はSR-3を開発後、AS、Val、VSS等のアサルトライフルの特性を取り入れたSR-3Mを後に開発しました。本銃は消音器の素早い着脱を可能とするだけでなく、ハンドガードやサイト(照準)にも独自の改良が施されています。
弾倉は30発入りの大型の物を使用しており、これは同系列のAS ValやVSSにも流用可能となっています。
ロシア連邦保安庁はSR-3を開発後、AS、Val、VSS等のアサルトライフルの特性を取り入れたSR-3Mを後に開発しました。本銃は消音器の素早い着脱を可能とするだけでなく、ハンドガードやサイト(照準)にも独自の改良が施されています。
弾倉は30発入りの大型の物を使用しており、これは同系列のAS ValやVSSにも流用可能となっています。
AK74-M(アサルトライフル)
via pixabay.com
AK-74は世界的にも有名なAK-47の後継モデルで、AK-74Mはその近代改修型に当たります(Mはロシア語で近代型を意味する)。プラスチック製の折りたたみ機能を標準装備としており、兵の種類を問わず様々な部隊に支給されました。
ロシア軍では他にもAN-94等の後継銃が開発されましたが、いずれもコスト高や一部の部隊にしか行き渡らない等の問題があり、AK-74MはAK-12が正式採用される2011年まで調達され続けました。
ロシア軍では他にもAN-94等の後継銃が開発されましたが、いずれもコスト高や一部の部隊にしか行き渡らない等の問題があり、AK-74MはAK-12が正式採用される2011年まで調達され続けました。
AKS-74U(アサルトライフル)
via pixabay.com
AKS-74UはAKS-74の銃身を切り詰めたショートカービン(小型モデル)で、狭い屋内戦闘、特殊任務等でその真価を発揮します。取り回しのよさから、砲兵や戦車兵の携行武器に用いられることもあります。
AKS-74Uは1985年に正式採用されてから度々改良が加えられ、後に暗視装置や微調整可能なリアサイトを備えた新型が開発されました。
アメリカではクリンコフの別称で知られ、セミオート限定にすることでピストルとして登録されています。
AKS-74Uは1985年に正式採用されてから度々改良が加えられ、後に暗視装置や微調整可能なリアサイトを備えた新型が開発されました。
アメリカではクリンコフの別称で知られ、セミオート限定にすることでピストルとして登録されています。
VSS Vintorez(スナイパーライフル)
via pixabay.com
VSSは特殊消音を施したオートマチック製の狙撃ライフルです。VSSは日本語訳で特殊用途狙撃銃を意味し、ロシアではヴィントレスの愛称で知られています。
VSSは銃身のほとんどが大型サプレッサーと木製の銃床で構成されており、20連マガジンを使ってのフルオート射撃も可能となっています。
「400m以内から敵の防弾チョッキを貫通する完全消音狙撃銃」というコンセプトの元に開発されたため、長距離狙撃よりも短~中距離の狙撃、近距離での銃撃戦に向いています。
VSSは銃身のほとんどが大型サプレッサーと木製の銃床で構成されており、20連マガジンを使ってのフルオート射撃も可能となっています。
「400m以内から敵の防弾チョッキを貫通する完全消音狙撃銃」というコンセプトの元に開発されたため、長距離狙撃よりも短~中距離の狙撃、近距離での銃撃戦に向いています。
SV-98(スナイパーライフル)
via pixabay.com
SV-98はロシア連邦軍が独自に開発したボルトアクション式(手動でスライドする)の狙撃銃です。ソ連時代は半自動式のドラグノフ狙撃銃を使用してきた連邦軍ですが、元は中距離狙撃用の武器だったため、長距離精密射撃用としてSV-98を開発。1998年に生産を開始しました。
現在ではスペツナズを始め、ロシア連邦軍の各特殊部隊や対テロ部隊に多数配備されています。最新の光学照準器を各種搭載できる他、専用のサプレッサーも装備しています。
現在ではスペツナズを始め、ロシア連邦軍の各特殊部隊や対テロ部隊に多数配備されています。最新の光学照準器を各種搭載できる他、専用のサプレッサーも装備しています。
PKP Pecheneg(機関銃)
via pixabay.com
PKP Pechenegはロシアで開発された汎用機関銃です。汎用機関銃は軽機関銃と重機関銃の特性を併せ持った中間的な位置づけの武器で、名称は東欧の遊牧民ペチェネグ人に由来します。
スペツナズでは主要分隊支援火器という名称で知られ、1分間に600~800発の銃弾を発射できると言われています。特殊な空冷銃身によって命中精度を高めると同時に、連続射撃時間と有効射程距離も大きく向上しているのが特徴です。
PKMの後継銃として2001年に正式採用されたペチェネグは、アメリカ軍の軽機関銃M249(通称ミニミ)と同等の性能を有すると言われています。
スペツナズでは主要分隊支援火器という名称で知られ、1分間に600~800発の銃弾を発射できると言われています。特殊な空冷銃身によって命中精度を高めると同時に、連続射撃時間と有効射程距離も大きく向上しているのが特徴です。
PKMの後継銃として2001年に正式採用されたペチェネグは、アメリカ軍の軽機関銃M249(通称ミニミ)と同等の性能を有すると言われています。
Vityaz-SN(サブマシンガン)
via pixabay.com
Vityaz-SNはAKS-74Uをベースに開発されたサブマシンガン(短機関銃)で、折りたたみ式ストックを採用しています。Vityazはロシア語で騎士、英雄を意味します。
弾薬には拳銃用の9mm弾がよく用いられますが、同じサイズなら徹甲弾も使用できます。元の名はPP-19-01で、Vityaz-SNはレシーバーやリアサイトを変更した改良型に当たります。
こうした特徴から、Vityaz-SNはスペツナズの特殊任務でも頻繁に用いられています。
弾薬には拳銃用の9mm弾がよく用いられますが、同じサイズなら徹甲弾も使用できます。元の名はPP-19-01で、Vityaz-SNはレシーバーやリアサイトを変更した改良型に当たります。
こうした特徴から、Vityaz-SNはスペツナズの特殊任務でも頻繁に用いられています。
2 / 5