2019年9月30日 更新

ヤーガン族とは?最後の生き残りと言われた女性についても

ヤーガン族をご存知ですか。特殊な部族であり、今その暮らし方などが世界で注目を集めているのです。ヤーガン族は今、1人だけ女性の生き残りが存在しています。滅びかけているヤーガン族について詳しく解説していきます。また、近い部族であるセルクナム族についても解説します。

目次

ヤーガン族は一年を通じて裸で生活をしていました。完全にというわけではありませんが、防寒などの目的で体に何かを羽織っているようなことはありませんでした。

では、ヤーガン族は気候への適応方法はどうしていたのでしょうか。寒さや暑さから身を守るために、ヤーガン族はどういった対策を行っていたのでしょうか。

動物の脂肪に身を包んでいた

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ヤーガン族は、動物の脂肪に見を包んでいたとされています。服を着る代わりに、獲物として獲った動物の脂肪を利用して暖を取っていたのです。

動物はもちろん、食べるために捕獲をして、その肉を食べた後に残った脂肪を利用していたのです。また、脂肪を体に塗って暖を取っていたともされています。

こうするだけでも、随分と暖かい状態を維持することができます。ヤーガン族は、裸族として率知られていますが、寒い季節にはこうした工夫を行っていたのです。

平均的な人間よりも高い代謝を進化させた

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また、ヤーガン族はかなり昔から裸族としての暮らしを続けていたため、体が進化していた友言われています。実はヤーガン族は、一般的な人よりも遥かに高い代謝能力を持っていたのです。

そのため、寒い冬の季節でも暖かい状態を維持することができます。もちろん、その代謝でカバーできる体温には限界がありますが、少し寒い程度であれば、新陳代謝によってカバーできていたのです。

裸族であり続けことで体が進化したと言われていますが、もしそうであれば新しい発見になるでしょう。また、ここまで高い代謝能力を得るには、何世代にも渡りDNAを変化させなければならないでしょう。

岩場を利用して雨風から身を守っていた

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また、ヤーガン族は住む場所についても工夫を凝らしていました。寒さを防ぐために、岩場を利用して雨風から見を守っていたのです。

裸族であるヤーガン族は、もちろん何も寒さを防ぐものがなければとても危険な状態にもなってしまいます。そうした状況を防ぐためには、住む場所の工夫は必須でしょう。

岩場を利用して雨風を防ぐことで、体温が低下してしまうことを防いでいたのです。こうした細かい工夫によって、ヤーガン族は発展していったのです。

深くしゃがみ込み表面積を減少させていた

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また、ヤーガン族は体を深くしゃがみ込んで、体に当たる風などの表面積を減少させていたのです。とても細かい工夫ですが、こうしたことを行うことで寒さから見を守っていたのです。

私達にとって、寒い季節には厚着をすることは当然のことです。しかし、ヤーガン族は、服を一切身に着けなかった部族だったため、その寒さを防ぐために私達が思いもしなかった方法で方法で身を守っていたのです。

いくら寒くても、体に当たる表面積を少なくさせるという発想は、なかなか浮かばないでしょう。

ヤーガン族の暮らし

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ヤーガン族は、どういった暮らしをしていたのでしょうか。ヤーガン族は、私達が考えていることとは全く違う発想で生きてきた部族です。

そのため、多くの人はこのヤーガン族が思っていることや、考えていることが理解できないでいました。ヤーガン族の基本的な暮らし方をご紹介しますので、自分自身の暮らしと照らし合わせてみましょう。

おそらく、ヤーガン族の暮らし方を初めて知った人は、強い衝撃を受けることになるでしょう。

裸で生活をしていた

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ヤーガン族は、一年中裸で生活をしていました。先程もご説明しましたが、寒いときでも暑いときでも、一切服を着るという発想には至らなかったのです。

常に裸で生活をしていたのにはさまざまな理由があるようですが、寒いときにも裸でいる理由の一つとして、裸の方がその状態で火に当たったときに暖かいからということだつたのです。

初めてこうした事実が分かったときには、多くの人が驚いたはずです。その発想は間違っているとも言えませんが、当たっているとも言えないでしょう。

そうしたことが理由で裸族であることを守り続ける必要はないように思えます。

「寒いから服を着る」という選択はなかった

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ヤーガン族は、寒いから服を着るという選択はなかったのです。なぜそうした洗濯を選ばなかったのかは不明ですが、ヤーガン族は服を着るという発想自体持っていなかったのかもしれません。

そのため、ヤーガン族は皆、一年中裸の状態を維持していました。これが本当の健康的な生活スタイルだとも思っていたのかもしれません。

しかし、初めてヤーガン族に会ったヨーロッパ人は、このヤーガン族を見てなんてみすぼらしい民族なんだと思ったようです。これほどみすぼらしい民族は他にはないと言えるほどの見た目だったことから、彼らに現代的な生活の方法を提供していったのです。

ヤーガン族の元へヨーロッパ人がやってきたときの様子

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ヤーガン族の元に、ヨーロッパ人がやってきたときはどのような様子だったのでしょうか。初めてヨーロッパ人がヤーガン族を見つけたときには、間違いなく驚いたはずです。

なぜ裸でいるのか、そしてこれほど文明が発達している時代にも関わらず、なぜこのヤーガン族は不衛生な場所で、古すぎる生活を送り続けているのか疑問に感じたのです。

9割が疫病・栄養不足だった

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ヨーロッパ人がヤーガン族を見つけたときには、なんとヤーガン族の9割ほどが疫病や栄養不足の状態だったようです。こうした古代的な生活をしている民族の中には、確かに疫病などを起こしている人も決して珍しくはありませんが。9割にのぼる人が疫病や栄養不足に陥っていたという事実はヨーロッパ人は間違いなく驚いたでしょう。

ここまで深刻な状況だった理由は、やはり何も体に着る物などを身に付けていなかったからでしょう。外気に常にさらされていたのですから、疫病にかかってもなかなか治らないということも考えられます。

いずれにしても、ヤーガン族が見つかったときには、多くの人が危機的な状況であったことは間違いありません。

ヤーガン族の人数は約3000人だった

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