2019年9月30日 更新

ヤーガン族とは?最後の生き残りと言われた女性についても

ヤーガン族をご存知ですか。特殊な部族であり、今その暮らし方などが世界で注目を集めているのです。ヤーガン族は今、1人だけ女性の生き残りが存在しています。滅びかけているヤーガン族について詳しく解説していきます。また、近い部族であるセルクナム族についても解説します。

目次

また、ヨーロッパ人がヤーガン族を見つけたときには、なんとヤーガン族は3000人もいたのです。これほどまでに大きな部族だったことは知られていませんでした。

もともとはヤーガン族はさらに大きな部族であったことは知られていましたが、分裂を繰り返して、もうそれほど多くの人数はないと考えられていたのです。ヤーガン族の多くが疫病や栄養不足に陥っていながらも、ヨーロッパ人が訪れたときにはこれほど大きな組織が存在いたという事実は間違いなく驚いたでしょう。

ヤーガン族によって強い衝撃を受けた人々

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ヤーガン族に強い影響を受けた人はとてもたくさんいます。その多くは冒険家などであり、こうした不思議な暮らし方を続けているヤーガン族に強い影響を受けたのです。

その影響を受けた人々をご紹介します。

ジェームズ・クック

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ジェームズ・クックは、通称キャプテンクックと言われている人物です。彼は過去に、太平洋を3回も航海したことで知られています。

そして過去の太平洋の航海によりオーストラリアに到達したことでも有名で、さらにはハワイ諸島を初めて見つけた冒険家としてもとても有名な人物です。ジェームズ・クックもヤーガン族に実際に会っている一人です。

その不思議や暮らし方や生き方などに強い影響を受けたのです。さまざまな冒険を行っているジェームズ・クックでも、初めてヤーガン族を見つけたときには驚いたでしょう。

チャールズ・ダーウィン

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チャールズ・ダーウィンは、日本人でも良く知っている、とても有名なイギリスの自然科学者です。チャールズ・ダーウィンが主としていた研究は人類や生物の進化だったのです。

どのような過程で進化を続けて現代に存在しているのかということを研究してきました。しかし、彼がヤーガン族を見つけたときには、今まで研究してきたことが全て間違っていたのではないかと思わせるような衝撃を受けたのです。

まるで人類の進化が止まったかのようなヤーガン族は、チャールズ・ダーウィンはとても強い影響を受けたことは間違いありません。

フェルディナンド・マゼラン

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フェルディナンド・マゼランも、日本でもとても有名な人物です。彼はポルトガルの冒険家として有名で、とくに航海により他国との交流や新しい大陸の発見などを行ってきた人物です。

フェルディナンド・マゼラン自体に影響を受けた人も多く、フェルディナンド・マゼランは1521年に亡くなりましたが、彼が無くなった後も彼の研究を引き継ぐ者がたくさんいたほどです。そのフェルディナンド・マゼランも、人生の中で一番衝撃を受けたのはヤーガン族を見つけたときだったでしょう。

今までこれほどまでに神秘的であり、さらにはある意味文明が一切進んでいない部族を見つけたときには強い衝撃を受けたはずです。

ヤーガン族の最後の生き残り女性について

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ヤーガン族は滅びてしまいました。その滅びた理由については、さまざまな意見がありますが、実は今現在、ヤーガン族の血統を持っている人が生きていることが分かったのです。

これはとても有名な話であり、ヤーガン族の血を受けついだ最後の人間として今でもヤーガン族の人間として活動しています。しかし、最後の生き残りになってしまったのは、とても悲しいことでしょう。

最後から二番目の純血のヤーガン族は2005年に死亡

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ヤーガン族は比較的大規模な部族であったにも関わらず、ほぼ完全に滅びてしまいました。しかし、そのヤーガン族の血統を引きついだ人間がいたのです。

その人間は2人いて、1人は2005年に死亡しました。エメリンダ・アクーニャと呼ばれるこの人は、自分からヤーガン族であることを主張していました。

さまざまな研究者達がこのエメリンダ・アクーニャの元を訪れ、ヤーガン族についての記録を残そうとしましたが、残念ながら2005年に亡くなってしまったのです。

最後の純潔のヤーガン族は「アブエラ」

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そして、今現在、最後の純潔のヤーガン族の生き残りは1人になってしまいました。それはアブエラです。

この女性は他の部族の血が混ざることのない、完全なヤーガン族の生き残りとして、さまざまなメディアが取り上げています。日本の有名なテレビ番組でもこのヤーガン族の生き残り、アブエラについては詳しく解説しました。

絶滅の危機にさらされたヤーガン族について、彼女の元に研究者達が訪れています。完全なる純潔を保っているヤーガン族は、彼女だけになってしまったのです。

ヤーガン語を母語としている

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このヤーガン族の最後の生き残りとされているアブエラは、今でもヤーガン語を母国として使用しています。もちろん、その母国のヤーガン語を知る人は既に彼女しかいないため、言葉が通じませんが、それでも母国の言葉を大切にしているのです。

このアブエラは、自分がヤーガン族であったことをとても誇りに思っています。そのため、今でも忘れることなくヤーガン語を使用しているのかもしれません。既に次の世代に伝えることはなくなってしまいましたが、それでも彼女は今でもさまざまなことを人々に伝えようとしているのです。

ヤーガン語を後世に伝えている

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ヤーガン語とアブエラが伝えようとしているのには、さまざまな理由があります。ヤーガン族が実際に存在していたことや、ヤーガン族が昔は強い力を持っていたことを今の人々に伝えたいという気持ちが強いからなのかもしれませんが、一番の理由は、彼女自身がヤーガン族であることを忘れないようにするためなのかもしれません。

自分は栄えたヤーガン族であったこと、今でもそのヤーガン族の血を受け継いでいる人間であることを忘れないようにさまざまな人にヤーガン語を伝えているのかもしれません。

セルクナム族とは

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