レディボーイの特徴と見分け方！タイやフィリピンに多い理由は？

レディボーイとは

男として生まれて　女として生きる形を選んだレディボーイ。タイやフィリピンなのでよく聞く「レディボーイ」という言葉、なんとなくオネエ・ニューハーフであることは知ってるけど、何が違うのか不思議に思いませんか。

簡単に言えばレディボーイは「性同一性障害」になり、男性から女性に「性転換」した人です。

よく似た言葉で「ゲイボーイ」って言葉があります。この言葉の意味は、性転換手術をしていない場合に使われたり、外見は男性のまま、同じ異性を好む人をいいます。

それでは「ニューハーフの意味は何って？」てことですが、ニューハーフは和製英語で日本でしか使われていません。外国では「ニューハーフ」って言葉は通じないので気をつけましょう。

またニューハーフは性転換してなくても、使われています。そうまだ男性器がついている状態です。

レディボーイは、セクシュアルマイノリティ（セクマイ）の一つのカテゴリーであり、その他にもLGBT（ゲイ・バイセクシュアル・レズビアン・トランスジェンダー）などいろんな呼び名がありますね。

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男性から女性に性転換した人

セクマイの一つのカテゴリーであるレディボーイ。重要なポイントは、性転換していることです。ただし広義では、性転換してない場合にも使ったりします。

日本の芸能人として初めて、性転換したのがカルーセル麻紀さんで、1973年当時はモロッコでしか手術が行えない時代でした。

その他にも性転換手術をカミングアウトしている芸能人は、GENKINGさん、はるな愛さん、KABAちゃん、などですね。

またマツコ・デラックスさんは、女装家であり、性転換手術もしてないので「レディボーイ」という枠組みの中には入りません。

お笑い芸能のメイプル超合金のカズレーザーさんは、バイセクシュアルをカミングアウトしてますが、バイセクシュアルの場合は、性自認している性が男性と女性のどちらでもないことが多いですね。

セクマイの世界は、知れば知るほど奥が深いです。

タイで頻繁に使われる言葉

タイといえば、何を想像しますか？　仏教徒、ぞう、ムエタイ......でも一番興味がわくのが、レディボーイという観光客もたくさんいます。

タイは、約男性100人中3人がレディボーイと言われていて、推定100万人近くいると言われています。性転換をしている人もいれば、見た目は完全に男性で、中身は女性というゲイボーイの方もたくさんいます。

タイは近隣のアジアの比べても性にたいして自由な国で、セクマイの人達を寛容に受け入れる文化がすでにあります。

またタイは仏教徒が多いですが、宗教的にも同棲愛を厳格に禁止していない背景もあります。

レディボーイの割合

ネプ＆イモトの世界番付なんでもワールドランキングという番組で、レディボーイやセクマイにたいして面白いランキングを発表していました。

そのランキングとは「あなたを含め周りに性別適合手術をしているもしくは願望がある人がいる」という質問にたいしての割合になります。

性別適合手術をしているとは、レディボーイのことですね。そして
願望がある人がいるとは、周りにセクマイの友人などがいる割合も含めています。

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タイ・・・77.1％

現在タイは、同棲愛の聖地とも言える場所です。様々な価値観に寛容的であるタイの文化は、レディボーイの割合を大きく伸ばしている根本的な要因でしょう。
レディボーイの社会的地位も確立されており、キャビンアテンダントや女子アナになることもできます。

また仏教徒が多いタイでは、女人禁制の辛い修行をします。そんな中で、ノーマルの人が後天的に目覚めてしまうことも多いそうです。

そして性転換技術が高いことも有名ですね。手術内容によって価格は変わりますが、およそ日本の半分の価格になるそうです。タイでの性転換手術ですと、日本円で約70万円ほどが目安だといわれています。

ただまだ同性婚は認められていなく、同性愛者の多くは事実婚をします。

ノルウェー・・・67％

2位には、ヨーロッパの国がランキングしました。
ノルウェーではレディボーイなどのセクマイの存在をアピールする運動を目的として、ゲイパレードが行われています。

またレディボーイの幸福度ランキングでは、常にノルウェーは上位であり、同性婚を認めている国の一つでもあります。同性カップルで養子を育てることや、同性カップルの一方の実子を他方が養子にもらうこともできます。

ノルウェーでは法律でしっかりと、セクマイの人権が守られていることがわかります。

南アフリカ・・・39.1％

アフリカ大陸の最南端に位置する国南アフリカは、日本人にしてみれば遠い国ですね。
アフリカ大陸には、ソドミー法という同性愛は死刑にする厳しい法律がありました。これは、植民地支配の時代に、西洋諸国に作られたものです。

だが今では多くの西洋諸国は、同棲愛に寛容的になっています。
昔のアフリカ大陸の人達からすると、ジレンマのようなものも感じるのではないでしょうか。

また南アフリカは、アフリカ大陸で唯一同性婚を認めている国で、性別・ジェンダー・性指向いずれによる差別も禁じています。

フィリピン・・・37.6％

私達日本人に一番身近に感じるレディボーイが多い国といえば、フィリピンです。
日本社会でも性には寛容的ですが、フィリピンの場合はすでに社会に溶け込んでいて、近くにレディボーイがいたりゲイがいたりすることは、当たり前の社会になっています。

カミングアウトすることにも抵抗感もあまりなく、公務員としても堂々と働くこともできます。

同性婚はまだ認められていませんが、フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領が、同性婚の合法化に意欲を示したいるように、今後同性婚が認められるかもしれません。

タイやフィリピンのレディボーイへの印象

タイやフィリピンの町中を歩けば、振りかえるようなきれいな女性が多いですね。すれ違いざまに会話をしている低い声を聞いて「レディボーイ...」なんてこともよくあるくらい、外見だけでは区別がつかないです。

美容整形技術の発達とともに美しさは年々レベルアップしていて、女性がもつフェロモンを漂わせているので、男性は本能的に目がいってしまうことが多いです。

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