2019年9月21日 更新

インセルの特徴や心理!凶悪事件を起こした過激派インセルについても

インセルという言葉を聞いたことがありますか?日本ではあまり知られていませんが、海外では「非モテ」「女性蔑視」する男性がネット上で暴徒化し、現実世界でも女性を脅かす存在となっています。ただ愛されたいだけの男性が、どうしてそうなってしまったのでしょう?

目次

インセルは、女性を勝手に『物』扱いしてしまう傾向があるので、お金でかって動いてくれるような相手とはコミュニケーションが取りやすいのでしょうが、恋愛感情が絡むセックスをすることは難しいでしょう。

恋愛感情は「自分」がつくるものではなく「自分たち」がつくり築き上げていくものです。もちろん、友達も家族も全ての人間関係は「自分たち」で築き上げていくものですが、自分より「下等」だと勝手に思っている相手と恋愛感情を育んでいくのは、相手が望む条件付きでない限り難しいのです。

不満や怒りを暴力など過激な手段に訴える人も

Fist Strength Anger - Free photo on Pixabay (643305)

インセルは、ただひたすら「尊敬されて愛されたい」と思っています。そのための努力は最大限にしていますし「自分は認められるべき人間だ」と自画自賛していますし、そんな自分を認めて愛してほしいのです。

思っていることが上手くいかないと、勝手に「自分より弱い」と思っている者に不満や怒りをぶつけたり、ハラスメントや暴力など過激な手段に訴える人もいます。それで尊敬されたり愛されるはずなどないのですが、ストーカーのように「なぜ!?」という気持ちを抑えきれないのです。

インセルの心理

Depression Man Anger - Free photo on Pixabay (643306)

インセルの恋愛や女性に対する思考は、女性が男性に対して「白馬に乗った王子様」や「宝塚の男役」のような幻想を抱いてしまうことと似ています。

実体験で経験していないことを現実逃避して悦に浸り、自分の中だけで「こうあるべき」「こうである」と、勝手に固定観念を持ってしまっているのです。

自分が見たい部分だけの女性を見ていたいと思っており、現実の女性は見たくないのです。インセルの男性の多くにとって、女性は蔑視されている存在であり、自分が守ってあげられるのに、自分を慕わないから憎悪や攻撃的な姿勢をとってしまうのです。

生まれついた性的魅力の違いで差別を受けるのは不公平

Smiley Emoticon Anger - Free photo on Pixabay (643307)

性的魅力といっても、様々な種類があります。しかし「性的魅力はこういうもの」という固定観念を持ってしまっているインセルは、自分の個性に気がつくことができないのです。白か黒しかないといっても良いでしょう。

実体験で経験がないまま大人になってしまうと、ますます頭の中は凝り固まってしまいます。応用力や包容力がないといっても過言ではないでしょう。

誰かに好かれたり優しく接してもらっても「好かれるということはこういう事」「優しくされるということはこういう事」という決めつけで凝り固まってしまっていては、気がつくこともできないのです。逆に相手の「邪心」にコロッと騙されたりして、ますます硬い甲羅の中から出てこれなくなってしまうこともあります。

スペックの高い男性を選ぶ女性は尻軽で頭が弱い

Engagement Couple Romance - Free photo on Pixabay (643308)

幸せになるという方法も、人それぞれなのに「幸せとはこういうもの」と凝り固まった理想論を持ってしまっているために、スペックの高い男性を選ぶ女性は尻軽で頭が弱いなどという「人それぞれの幸せ」を理解することができずに、意味不明な思考回路で自分を苦しめてしまいます。

ある意味「昭和的な」男性と女性のあり方を求めていますが、インセル同士でガールズトークを楽しめたり、男性の気持ちをものにするために女性がしているような行動を取りたがるように、自分は男性的でないので、話がややこしくなってしまうのです。

セックスをする機会がないのは女性に権利を奪われているから

Couple Making Out Young - Free photo on Pixabay (643309)

現代では、男性がセックスをする機会はいくらでもお金で買えたり、自分勝手に楽しむことができますが、恋愛感情からセックスをする機会がないのです。自分勝手なセックスやコミュニケーションをお金で買ってしまうことに慣れてしまうと、好かれ方や愛され方がわからなくなってしまうものです。

もれなく自分をしたい愛してくれるはずの女性が、自分を尊重しないと「こんなはずではない」「権利を奪われている」という感情にすり替わってしまいます。インセルはにとって「愛し合う」「尊重し合う」ことは居心地の良い関係ではなく、ハウツーもわからないのです。

正当な権利の主張のために女性に報復するべき

People Man Woman - Free photo on Pixabay (643310)

男性と女性は、本質的に違う生き物なので、本来なら同じ土俵に立つことなどなく「ライバル視」することなどないのです。ライバル視するということは、もう性別を超えてしまっているからです。

女性をライバル視し「正当な権利の主張のために女性に報復するべき」と、性別を超えてしまっているのに、異性として敬まわれたい愛されたいと思うのは、かなり意味不明な思考回路です。

ゲイが、女性を好む男性に恋愛感情を持ち、女性に対してライバル視するのは健康的な思考回路ですが、自分がライバル視している女性に恋愛感情を、しかも尊敬を込めてと願うのは無理がありすぎます。

インセルの書き込みが多い掲示板

Bulletin Board Laptop Computer - Free photo on Pixabay (643311)

インセルは主にネット掲示板などで自分たちの主張を訴えています。ようするに「ガールズトーク」のウェブ版というものです。

「なんでわかってくれないの?」「こんなに努力しているのに!」とは、女性同士のガールズトークの鉄板ネタですが、インセルの書き込みが多い掲示板には、同じような書き込みがされています。思わず「女性と友達ならうまくいくのに」と思ってしまう内容のものばかりです。

ここではインセルの掲示板にはどのようなものがあるのか、各掲示板の特徴などをご紹介していきます。

Incels.me

Technology Laptop Keyboard - Free photo on Pixabay (643313)

306000人の会員がいた『Incels.me』は、インセルにより、憎悪的で、女性嫌いで、人種差別的で、暴力的で、奇妙なコンテンツのスクリーンショットを投稿するために作成されましたが、廃止されてしまいました。

『Incels.me』のインセルは「自分はインセルだ」と自己認識する人だけを容認しており、女性・その遺伝子・魅力的な男性・社会全体がデートやセックスを得ることができないことを非難していましたが、ディスカッションやアドバイスを求める投稿は歓迎していました。

Reddit

Acer Chromebook Laptop - Free photo on Pixabay (643314)

reddit(レディット)は、英語圏のウェブサイトで、誰でもニュース記事・画像のリンク・テキストを投稿でき、感想募集のトピックを立てられるソーシャルニュースサイトでもあり、トピックについてのコメントを書き込める電子掲示板の一種でもあります。

投稿されたトピックやコメントは他のユーザから投票され、各ユーザはトピックやコメントについての得点を1点だけ足したり、引いたりでき、投票結果と時間経過によってランク付けされ、ランク順に表示されます。

閲覧だけなら誰でもできますが、コメントや投稿をする場合にはアカウント登録が必要です。登録は「アカウント名」と「パスワード」が必要なだけで、その他の個人情報は必要ありません。
Laptop Computer Technology - Free photo on Pixabay (647555)

redditでは、特定の領域に焦点を当てたコミュニティを『サブレディット(subreddit)』と呼び、匿名掲示板『2ちゃんねる』などの『板』に似たものですが、ユーザーは自主的に立ち上げることができ、掲示板の管理人『MOD(Moderator)』はユーザーの中から選ばれます。

redditの『サブレディット』には『IAmA (AMA)』で「I Am A (私は〜である)」 もしくは「Ask Me Anything"(何でも聞いて)」 の頭文字で、投稿者がユーザーの質問に答えるというものがあり『マドンナ』『ビルゲイツ』『ロジャー・フェデラー』2012年の選挙キャンペーン中の『バラク・オバマ大統領』などが参加しました。

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