2019年9月24日 更新

エシュロンが日本の青森・三沢基地に実在?通信傍受の仕組みとは

エシュロンをご存知ですか。世界の情報を収集していると言われるこのシステムは、実は日本の青森県の三沢基地にもあると言われています。その傍受システムの仕組みとは、そしてプリズムとの違いなどについても詳しく解説していきますので、ぜひご確認ください。

目次

海南島事件もとても有名な事件ではないでしょうか。この事件も当然、エシュロンを使っているアメリカが大きく関わった事件なのです。

この事件は2001年に、アメリカと中国の空軍機が上空で衝突したことが始まりです。中国空軍のパイロットは行方不明になり、アメリカ空軍のパイロットは一命はとりとめましたが、中国軍に拘束されてしまいます。

これはアメリカ軍がエシュロンなどを利用して情報収集を行うために行動だったのではないかと言われています。情報を盗もうとしましたが、中国軍の軍用機と衝突するという事故が起きてしまい、さらには情報収集していたということも中国から疑われることになり、米中関係は軍事的な緊張が続くことになったのです。

エシュロンとプリズムの違い

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エシュロンのことはしっかりと理解が深まったでしょう。では良く聞くプリズムとはどのような違いがあるのでしょうか。

一見するとエシュロンとプリズムとは同じように感じるかもしれません。しかし、この二つには大きな違いがあるのです。

プリズムとは?

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プリズムとは、デジタル通信に関する情報を収集できる機器です。つまり、プリズムは、かなりレベルの高い機器ということになるでしょう。

受信できる能力は多岐に渡っており、今現在の情報通信装置で言えばメールや動画、さらには写真などのインターネットでやり取りを行っているものであればなんでも受信できる能力を持っています。もちろん、インターネットで接続できる電話機器に関しても、このプリズムは受信することができる能力を持っているのです。

エシュロンとプリズムの違い

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では、エシュロンとプリズムとの違いは何でしょうか。エシュロンは、どちらかと言えば電話の記録やファックスなどの受信に優れています。

また、各国の無線でのやり取りにも優れていますので、軍事目的として使用されることにはうなずけます。一方プリズムはさらにレベルの高い情報が収集できますので、エシュロンの進化系がプリズムかもしれません。

プリズムはマイクロソフトやグーグル、さらにはスカイプなどの情報をも簡単に収集できますので、プリズムの方が企業にとっては恐ろしい機器と言えるでしょう。

通信傍受システムの歴史

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実はこうした通信傍受システムの歴史はとても長いのです。システム的には最近発達したかのように感じるかもしれませんが、かなり昔からこうしたスパイ的な活動がお壊れていたのです。

イースタン・テレグラフ社

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この通信傍受システムを開発したとされているのが、イースタン・テレグラフ社です。このイースタン・テレグラフ社は、なんと1872年には通信手段を利用して情報を収集できる技術を得ていたとされています。

今では盗聴や傍受にはさまざまな規制がかかっていますが、当時はこうした制限が全くなかったため、通信傍受によるスパイはまさにやり膨大な状態だったと考えれられます。イースタン・テレグラフ社は、まさにパイオニア的な存在だったのです。

エシュロンの直接の先祖「40号室」

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そして、1914年、第一次世界大戦がちょうど始まったときにはこのイースタン・テレグラフ社のシステムは「40号室」と呼ばれる場所に移されました。これはホワイトホールの海軍省だったと言われています。

これがのちのエシュロンになると言われており、この「40号室」にはさまざまな研究員が配置されていたとされています。既に活発に活動を続けていた「40号室」は、マタハリの逮捕やツィンメルマン電報事件にも利用されたと言われています。

MI8

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第一次世界大戦に敗退したアメリカは、この「40号室」の存在を知り、自国の情報通信技術が劣っていることに気が付きます。そこでアメリカは、多額の投資を行い、アメリカに「M18」と呼ばれる通信傍受システムを開発したのです。

この時点で既に、現在のインターネットのような通信による戦争が起こっていたのかもしれません。しかしこの「M18」は第一次世界大戦が終わったと同時に閉鎖されたとされていますが、実際には秘密裏に研究は続けられていたのです。

政府暗号学校「GCCS」

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また、イギリスも第一次世界大戦が終わったと同時に「40号室」は閉鎖されました。しかし、これは終わりではなく情報傍受の始まりにすぎなかったのです。

イギリスは新たに政府暗号学校「GCCS」を立ち上げ、活動を再開します。表向きは学校としていましたが、これは完全にスパイ活動を目的とする軍事機密情報傍受システムの構築だったのです。

イギリスとアメリカとは、実はこうしたとても深い溝があるのです。今でもその情報戦争は続いています。

第二次世界大戦での有効活用

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結果的にこの情報傍受システムは、次の第二次世界大戦で有効活動されることになります。情報傍受システムは、こうした軍事的な目的で使用されることは分かっていましたので、莫大な費用と投じていたアメリカも、そして水面下で研究がされてきたイギリスも、第二次世界大戦で情報傍受システムはとても活躍することになりました。

イギリスとアメリカは第二次世界大戦では連合国となりましたが、お互いの情報システムはフルに発揮されたとされています。

エシュロンの誕生

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