目次
- 被害者の心を苦しめる2次的レイプ
- セカンドレイプの意味
- 性犯罪の被害者が受ける二次的被害
- 告発する過程で受ける社会からの被害
- 報道などもそれに当たる
- 現場から逃げられても迫るセカンドレイプ
- 日本の性犯罪の現状
- 性犯罪の告発は2割いかない
- 2017年に性犯罪規定改正
- 知人からのレイプが7割以上
- 誰にも相談できない人が7割
- 準強制性交を5回繰り返したが不起訴
- 福岡小5女児殺害事件
- 人気俳優の新井氏の強制性交
- セカンドレイプの例
- 「あなたにも隙があった」
- 報道が更に被害者を苦しめる
- 「どうして抵抗しなかったのか」
- 捜査中の“意味のない”質問
- 「嘘でしょ?その話」
- 詩織さんの勇気ある行動
- 実名・顔出しの記者会見
- 多くの批判が寄せられた
- 捜査の過程の”異常さ”
- 加害者が知人の場合被害届の受理も難しい
- 理不尽な批判”セカンドレイプ”
- 山口氏の反論
- 事件の詳細
- タクシーの運転手の証言
- 民事訴訟などの結果
- 事件が解決しても被害者の心は癒えない
- 度重なるストレスにより精神を病む
- 男性恐怖症やPTSDを引き起こす
- セカンドレイプにより人間不信となる
- 未だに減らないセカンドレイプ
ジャーナリストの伊藤詩織さんが元TBSワシントン支局長の山口敬之氏からレイプされたと、準強姦容疑で警視庁に被害届を提出しましたが、いったん出た逮捕状が直前で取り消され不起訴に。検察審査会に不服申し立ても『不起訴相当』とされ、慰謝料など1000万円の損害賠償を求めた民事訴訟を起こしました。
ホテル内で「どちらのベッドでレイプされたか?」で、詩織さんの弁護士に質問された山口氏は「私の寝ていたベッドに詩織さんが入ってきました」と伊藤さんにメールで説明していましたが、真逆の説明し、傍聴席が軽くざわつきました。
ホテル内で「どちらのベッドでレイプされたか?」で、詩織さんの弁護士に質問された山口氏は「私の寝ていたベッドに詩織さんが入ってきました」と伊藤さんにメールで説明していましたが、真逆の説明し、傍聴席が軽くざわつきました。
事件が解決しても被害者の心は癒えない
via pixabay.com
事件が解決したとしても、レイプされた被害者の心が癒えることはありません。一生傷ついたままです。結婚どころか、男性自体を「恐ろしい存在」として見てしまう人や、人間自体を信じられなくなる人もいます。
アフターケアが必要とされる場面であるのに、さらに、男女問わず非難するつもりがある人にもない人からも心無い言葉や態度をとられるなど『セカンドレイプ』で傷つけられてしまうのが今の日本の現状です。
捜査に関わる警察官や裁判官、医療関係者には正しい理解や対応が必要不可欠ですが、まだほとんど対応できていません。
アフターケアが必要とされる場面であるのに、さらに、男女問わず非難するつもりがある人にもない人からも心無い言葉や態度をとられるなど『セカンドレイプ』で傷つけられてしまうのが今の日本の現状です。
捜査に関わる警察官や裁判官、医療関係者には正しい理解や対応が必要不可欠ですが、まだほとんど対応できていません。
度重なるストレスにより精神を病む
via pixabay.com
レイプの被害女性は『急性ストレス障害(ASD)』になり、その後『心的外傷後ストレス障害(PTSD)』に陥ることが多いです。それらは、自らの存在価値を疑うほどに強いものとなり被害者の深部を傷つけます。
そして、被害者は自暴自棄になり被害事実の想起を拒否する姿勢を示すなど、痛々しい姿を見せることになります。その後、被害を知る人や、警察・検察による取り調べ、公判での加害者側弁護人・裁判官による尋問などを通じて、深刻な被害後にさらに深刻な『セカンドレイプ』を受けることになります。
そして、被害者は自暴自棄になり被害事実の想起を拒否する姿勢を示すなど、痛々しい姿を見せることになります。その後、被害を知る人や、警察・検察による取り調べ、公判での加害者側弁護人・裁判官による尋問などを通じて、深刻な被害後にさらに深刻な『セカンドレイプ』を受けることになります。
男性恐怖症やPTSDを引き起こす
via pixabay.com
男性からのレイプを受けたせいで、セクシュアリティーが変わってしまう女性は多いです。性的な魅力を男性に感じることなどなくなります。逆に「女性同士の方が分かり合える」「暴行などで傷つけられない」「男性は気持ち悪い生き物」だと感じるようになります。
セクシュアリティーは変わらなくても、『心的外傷後ストレス障害(PTSD)』を抱え、「自分はもう汚れている」「自分はなんて愚かな人間なんだ」と、自分で自分を傷つけるような言葉や行動をとり始めます。
セクシュアリティーは変わらなくても、『心的外傷後ストレス障害(PTSD)』を抱え、「自分はもう汚れている」「自分はなんて愚かな人間なんだ」と、自分で自分を傷つけるような言葉や行動をとり始めます。
セカンドレイプにより人間不信となる
via pixabay.com
レイプ被害にあった人は、体調や精神状態が不安定になり、日常生活に支障をきたします。その影響で周囲に迷惑をかけてしまったときや、約束を守れなくなってしまったときに、何度も繰り返し自分を責め始めます。
そのうえ、周囲からも「そんな格好をしているからレイプされた」などと被害に遭った責任を押し付けられ続ける『セカンドレイプ』を受けます。そして、被害者はさらに傷ついて人間不信になり、社会生活を送れなくなり孤立し始めます。
セカンドレイプは、被害者の回復を遅れさせるだけでなく、さらに傷つけて状態を悪化させてしまう深刻な問題だということはあまり意識されていません。
そのうえ、周囲からも「そんな格好をしているからレイプされた」などと被害に遭った責任を押し付けられ続ける『セカンドレイプ』を受けます。そして、被害者はさらに傷ついて人間不信になり、社会生活を送れなくなり孤立し始めます。
セカンドレイプは、被害者の回復を遅れさせるだけでなく、さらに傷つけて状態を悪化させてしまう深刻な問題だということはあまり意識されていません。
未だに減らないセカンドレイプ
via pixabay.com
日本は『恥』に重きを置く文化です。特に、女性の社会進出が遅い日本では「女性は男性より弱くて劣った生き物」「女性はかわいらしくしておく方が得」で、強くて自立した女性がお金を稼ぐことはできても、人気があり前に出てこられることは無いに等しいです。
セカンドレイプは、そういった背景からレイプ被害をさらに悪化させます。「このまま殺されるかもしれない」の後に「逆恨みして何をされるかわからない」と恐怖の時間はやまないまま、「誘うような態度をとった方が悪い」「抵抗しなかったの?」「いつまで落ち込んでるの?」と言われ続けます。
「もし自分がされたらどう思う?」と想像するだけで、セカンドレイプされることは少なくなります。子供と家族で一緒に見るテレビではあまり目にしない言葉ですが、しなければ目につかないだけで止むことはありません。ようやく「逃げるより目を開けて見よう」という流れになり始めたばかりです。
セカンドレイプは、そういった背景からレイプ被害をさらに悪化させます。「このまま殺されるかもしれない」の後に「逆恨みして何をされるかわからない」と恐怖の時間はやまないまま、「誘うような態度をとった方が悪い」「抵抗しなかったの?」「いつまで落ち込んでるの?」と言われ続けます。
「もし自分がされたらどう思う?」と想像するだけで、セカンドレイプされることは少なくなります。子供と家族で一緒に見るテレビではあまり目にしない言葉ですが、しなければ目につかないだけで止むことはありません。ようやく「逃げるより目を開けて見よう」という流れになり始めたばかりです。
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