目次
- おたんこなすの意味や語源と使い方
- おたんこなすの意味
- 由来と語源
- なぜ"なす"なのか
- 使い方
- おたんこなすはどこの方言?
- 宇和島の方言
- 全国区で使われている
- おたんこなすとぼけなすの違い
- ぼけなすの意味
- ぼけなすの由来
- ぼけなすを英語で言うと?
- 野菜を使った悪口の代表「どてかぼちゃ」
- どてかぼちゃの意味とは
- 使い方
- 野菜を使った悪口は他にもある
- 頭がピーマンの意味
- はすっぱ娘の意味
- うどの大木の意味
- もやしっ子の意味
- いもくさいの意味
- 大根役者の意味
- 話題のアイドルが使った言葉として話題に
- NGT中井りかがTwitterでツイート
- おたんこなすと言われた体験談
- 義母からおたんこなす
- 俳優の坂上忍さんがテレビで
- 人を傷つけない言葉遣いを心がけよう
おたんこなすの意味や語源と使い方
via pixabay.com
「おたんこなす」という言葉を知っていますか?知っていても、使ったこと、使っている人を見たことがある人は少ないのではないでしょうか。
「お」と「なす」が付いているので、なにやらかわいらしい響きに感じます。実際のところは、どのような意味なのでしょうか。
また、その由来や使い方についても解説します。
「お」と「なす」が付いているので、なにやらかわいらしい響きに感じます。実際のところは、どのような意味なのでしょうか。
また、その由来や使い方についても解説します。
おたんこなすの意味
via pixabay.com
「おたんこなす」とは昭和から使われている言葉で、のろまな人やぼんやりしている人を罵るときに「まぬけ」や「のろま」と同じ意味で使われます。要するに悪口です。
おたんこなすと同じ意味で使われる言葉には、「愚鈍」「おたんちん」「阿房」「鈍間」「痴鈍」などがあります。
おたんこなすと同じ意味で使われる言葉には、「愚鈍」「おたんちん」「阿房」「鈍間」「痴鈍」などがあります。
由来と語源
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一つ目は「おたんちん」から変化したという説。江戸の新吉原では、遊女は嫌な客のことを「おたんちん」と呼んでいました。
短い男性器を「短珍棒(たんちんぼう)」と呼び、それに「御」を付けて「御短珍棒」となり、短くゴロ良くしたものが「おたんちん」だと言われています。それに、短い男性器を「小茄子」に例えて「おたん」と「こなす」が合わさって「おたんこなす」となりました。
この由来でのおたんこなすの意味は、「この短小野郎!」ということになります。二つ目は、「おたんこ」=「御短小」な茄子ということで、「出来損ないの茄子」から「出来損ない」という意味で罵る言葉となったという説があります。
短い男性器を「短珍棒(たんちんぼう)」と呼び、それに「御」を付けて「御短珍棒」となり、短くゴロ良くしたものが「おたんちん」だと言われています。それに、短い男性器を「小茄子」に例えて「おたん」と「こなす」が合わさって「おたんこなす」となりました。
この由来でのおたんこなすの意味は、「この短小野郎!」ということになります。二つ目は、「おたんこ」=「御短小」な茄子ということで、「出来損ないの茄子」から「出来損ない」という意味で罵る言葉となったという説があります。
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三つ目は、「炭鉱の茄子」を指すという説です。灰をかぶってしまった炭鉱付近の茄子は売り物にならない、ということから使い物にならない者を「おたんこなす」と罵るようなったと言われています。
一つ目の説だとすると、女性が男性に向けて使う悪口ということになります。しかし、由来は特定できませんので、男女共に使用することができる言葉です。
どの説であっても「使い物にならない茄子」という意味は共通しています。
一つ目の説だとすると、女性が男性に向けて使う悪口ということになります。しかし、由来は特定できませんので、男女共に使用することができる言葉です。
どの説であっても「使い物にならない茄子」という意味は共通しています。
なぜ"なす"なのか
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どの説も「茄子」が注目されてます。野菜にいいイメージも悪いイメージもないのに、なぜ茄子を悪口に使うのでしょう。
悪口を直接表現すると角が立ちます。それを耳障りよくするために、「みんなが知っているオーソドックスな野菜」で置き換えているのです。
悪口を直接表現すると角が立ちます。それを耳障りよくするために、「みんなが知っているオーソドックスな野菜」で置き換えているのです。
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「貴女の足、大根のようだね」と言われても大根自体はなんら悪くないのと同じことです。「大根のように」太い足ということで、身近なもので例えているのです。
たまたま茄子が当てられた、それだけなのです。野菜に置き換えることで、「この役立たず!」が「このおたんこなす!」と、なんだかかわいい響きに変えることができます。
昔流のオブラートに包んだ言い方なのです。文句を言いたいけど深く傷ついてほしくないときに使うと良いでしょう。
たまたま茄子が当てられた、それだけなのです。野菜に置き換えることで、「この役立たず!」が「このおたんこなす!」と、なんだかかわいい響きに変えることができます。
昔流のオブラートに包んだ言い方なのです。文句を言いたいけど深く傷ついてほしくないときに使うと良いでしょう。
使い方
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人を罵る言葉なので、めったに使うことはありません。由来が下ネタである可能性があることを考えると、悪口を言うとしても使わないほうが賢明でしょう。
使うとしたら、のろまな人や出来損ないな人、できていない人に「まだできていないの!?このおなたんこなすが!」と使います。文中に入れるというよりは、「おたんこなす」単独で使うことが多いです。
使うとしたら、のろまな人や出来損ないな人、できていない人に「まだできていないの!?このおなたんこなすが!」と使います。文中に入れるというよりは、「おたんこなす」単独で使うことが多いです。
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子供たちがふざけて「おたんこなーす(笑)」と言う可能性も考えられますが、現代の日常会話ではほぼ使われていないため、子供が使う可能性は低いでしょう。
また関西方面では「おたんこなす」を略して「なす」と使うこともあるそうです。「なす!」となんだか罵られたら、「おたんこなす」と言われていると受け取りましょう。
また関西方面では「おたんこなす」を略して「なす」と使うこともあるそうです。「なす!」となんだか罵られたら、「おたんこなす」と言われていると受け取りましょう。
おたんこなすはどこの方言?
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おたんこなすは標準語なのでしょうか?それともどこかの地方で使われることが多いのでしょうか。
現在はあまり使われない「おたんこなす」ですが、使われている地域を探してみました。
現在はあまり使われない「おたんこなす」ですが、使われている地域を探してみました。
宇和島の方言
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宇和島では、「おたんこなす」は「馬鹿者」を指す言葉として今でも使われています。また「おたんちん」も同義語として使用されています。
おたんちんは、江戸の遊女だけではなく、現在も宇和島で使われているのです。
おたんちんは、江戸の遊女だけではなく、現在も宇和島で使われているのです。
全国区で使われている
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先述の通り、宇和島では方言として使われています。また松本や宮崎、愛知など日本各地でも「おたんこなす」は方言として認識されています。
江戸の遊女が使っていたことから東京千葉が発祥という説もあります。しかし、日本中に「おたんこなす」という言葉自体は広まっています。
なかなか使うタイミングがないため、実際に聞くことはほとんどないですが、知識としては多くの日本人が「なんとなく悪口の意味だろう」ということは知っているでしょう。
江戸の遊女が使っていたことから東京千葉が発祥という説もあります。しかし、日本中に「おたんこなす」という言葉自体は広まっています。
なかなか使うタイミングがないため、実際に聞くことはほとんどないですが、知識としては多くの日本人が「なんとなく悪口の意味だろう」ということは知っているでしょう。
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