2020年5月13日 更新

ビックカメラなんば店は心霊スポット?千日前デパートの火災とは

現在ビックカメラなんば店がある場所は、大阪では有名な心霊スポットと言われています。千日前デパートの火災が原因でそうなったと言われています。当時の火災写真や悲惨な様子を訴えるマネキン写真を紹介します。そして千日前は以前墓地でもあり処刑場だったのです。

地名の由来

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千日前の地名の由来は、その場所が処刑場や焼き場、そして墓地があるような死者を弔う場所だったためにいつもお経が流れていたのです。

読経が、千日間も鳴り響いていたことから「千日前」と言う地名がつけられたのです。また、近隣にある法善寺と言うお寺が千日回向を行うお寺だったから、とも言われています。

千日前の付近は、道頓堀であったり、湊町であったり、難波もそうですが水関係の地名がつけられているにも関わらず、千日前だけは特別な地名がつけられているのも、頷けます。

新選組「近藤勇」との関係

Samurai Silhouette Art Lone - Free photo on Pixabay (749170)

処刑場だった頃は、罪人が処刑されその首が晒し首として並べられていたと言われています。そのため、近くには首を洗うための井戸がありました。

そして、官軍側に捕らえられて処刑された新撰組の「近藤勇」も千日前の処刑場で処刑され、晒し首にされていたと言われているのです。

近藤勇の首は、その後塩漬けにされて京都の三条河原町まで送られて、そこでも晒し首にされました。その後また千日前に晒し首は戻ってきたようですが、その首の行方はわからないままなのです。

処刑場から成長を遂げた千日前

1870年には処刑場は廃止されました。そして、墓地と火葬場も阿倍野地区へ移動しています。ですが、元は処刑場であったことを多くの人が知っているため、買い手はつかなかったのです。

そのため、行政が見世物小屋を許可し、千日前を賑やかな場所にしようとしていました。その後1885年に南海電鉄の難波駅が開通したことによって更に発展していきます。

1914年には千日前楽天地となり、その後大阪歌舞伎座を経て千日前デパートが完成したのです。

「プランタンなんば」で起きた心霊現象

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千日前デパートが火災となったその跡地には1984年に「プランタンなんば」と言うダイエーの百貨店が建設されました。千日前デパートに入っていたテナントなども入ることとなりました。

心霊現象が多く見られたのは、この「プランタンなんば」となってからです。どんな心霊現象があったのかを紹介していきます。

バーゲンセール時の店内放送

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バーゲンセールの時には、事前に服のタグ付けなど様々な準備が必要なため、臨時のアルバイトが採用されます。そして、夜遅くまで作業をしていました。

閉店後に店内に、女性の悲しそうな声で「火災発生…火災発生…」と放送が流れたのです。臨時のアルバイトの方たちがそれを聞いて慌てていると、社員が「放送テープのミスなので、そのまま作業を続けてください」と言ったのです。

つまり、いつも働いている社員からすると、それが当たり前になっていると言うことです。そしてその店内放送が流れたのは、千日前デパート火災が発生した時間と同時刻なのです。

館内で行方不明になった人がいる

Doll Window Fashion Display - Free photo on Pixabay (749383)

閉店後は、誰一人館内に残さないようにして、みんな一緒に帰ると言うのが当たり前になっていたことがあるようで、その際にアルバイトの子が「どうしてみんな一緒に帰るのですか?」と聞いたのです。

そうすると、社員の方が「以前、閉店後の館内で行方不明になった従業員がいるので、それからはみんな一緒に館内から出るようにしている」と言ったのだそうです。

館内で行方不明になるとは、なかなか考えられないことですが実際に行方不明になった方がいるのです。

従業員はお守りを持たされる

Cross Yellow Christian - Free vector graphic on Pixabay (749385)

従業員やアルバイトの方は、お守りを渡されそれを持っておくように言われます。「どうしてお守りなんですか?」と従業員に聞いても「いいから持っておけ!」とのことだったそうです。

アルバイトの中の一人が、悪ふざけをしてそのお守りを捨ててしまったのですが、そのアルバイトの方は翌日から何故か来なくなってしまい、そのまま連絡も取れなくなったと言われています。

やはり、お守りは身を守るために非常に大切なものだっとと言うことがよくわかります。

現在の「ビックカメラなんば店」について

プランタンなんばが閉店したあとは、2001年5月10日にビックカメラなんば店が建設されています。現在のビックカメラなんば店の詳細について触れていきます。

社が建てられている

現在のビックカメラなんば店には、お社が設置されています。「光明地蔵尊」と書かれています。この「光明地蔵尊」について調べると、死者の供養や慰霊の為に祀られていると言うことがわかります。

周辺には、写真とは別の社もありますが、そちらは千日前デパートの事故とは関係なく、「子供達の健やかな成長と、家内安全」のために御安置されているようです。

お社が設置されていると言うことは、今もまだ尚鎮魂が続いていると言うことがわかります。

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