2019年7月15日 更新

フリーメイソンとは?フリーメイソンと噂される芸能人や都市伝説も!

世界最大の秘密結社フリーメイソン、その活動内容のほとんどが非公開であるので「裏で世界を操っているのではないのか」という都市伝説まで語られていました。ですが日本人の芸能人の中にもフリーメイソンであることを公表する人がいて、少しずつオープンになってきています。

フリーメイソンとは?

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フリーメイソンとは、16世紀後半に石工職人の集まりからできたという友愛結社。日本人を含めて世界各国にフリーメイソンのメンバーがいて、その数は全盛期で600万人以上と伝えられています。

世界最大の友愛団体にもかかわらず、その活動が非公式であることで秘密結社と呼ばれることもあります。
日本にもフリーメイソンのグランドロッジがありますが、そこでフリーメイソンのメンバーが集まって何が行われているのかは不明...

そんな秘密結社のフリーメイソンは「裏で世界を操っている」といわれて、巨大な権力があるものと思われています。

この謎だらけのフリーメイソンとは何なのか、どうすればフリーメイソンのメンバーになれるのかなど詳しい解説していきます。

秘密結社

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「フリーメイソン」とは厳密にはフリーメイソンのメンバーの事を指しており、団体名は「フリーメイソンリー」となります。

友愛団体とし活動していますが、活動内容を非公開にしているので「フリーメイソンは悪の秘密結社...」という噂が飛び交うようになりました。

フリーメイソンのメンバーは、自分がフリーメイソンであることを公表するこは許されています。ですが、一般的にはメンバーであることを隠す傾向があり、それがさらに活動内容に対して興味と不安を持たせる原因になっています。

ですが最近ではテレビや雑誌に紹介されることも増えて、今では秘密結社という肩書きは、無くなってきました。

全世界に600万人

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フリーメイソンは全盛期には、全世界に600万人以上いるといわれています。
現在は正式の数は公表していないので分かりませんが「半分の300万人になっている」、「150万人まで減少している」など、どうやらフリーメイソンは減少し続けているようです。

日本人で始めてフリーメイソンになったのは、江戸時代後期から明治時代初期の日本の哲学者西 周(にし あまね)と日本の幕臣、津田 真道(つだ まみち)といわれています。

1957年に日本グランドロッジが設立される前なので、留学先のオランダで1864年に入会しました。坂本龍馬もフリーメイソンではないかと噂がありますが、今ではフリーメイソンに利用されていたのではないかという見解もあります。

フリーメイソンを公表している高須クリニックの高須克弥さんの話によれば、日本全体のフリーメイソンの数は約2,000人で、その中で日本人は200人足らずだと語っています。

それが本当なら、日本人のフリーメイソンは数はとても少ない可能性があります。

フリーメイソンの5つの理念

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フリーメイソンの活動内容は不明ですが、その正体は悪の秘密結社ではないようです。
なぜならフリーメイソンには、5つの理念があります。

それは「自由」「平等」「友愛」「寛容」「人道」の5つの基本理念です。
これほどしっかりとした理念を持つ団体が、なぜ秘密結社と言われるようになったかを理解するには、フリーメイソンの歴史を知る必要があります。

長い歴史をもつフリーメイソンの歴史を知ることで、少しフリーメイソンの謎に近づくことができます。

フリーメイソンの歴史

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フリーメイソンの起源は、はっきりとしていしていません。なぜなら紀元前までさかのぼる説もあれば、近代的な説もあるからです。

中世イギリスの石工職人のロッジ説

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300年ほど昔の中世のイギリスで石工職人が集まり、コミュニティを作っていました。その後ロンドンに4つのロッジ(集会所)が集まり、そこで一つにグランドロッジ(本部)ができたのが発祥とされている説です。

その頃は大聖堂や城壁を設計・建設する人々の集まりでしたが、次第に王侯貴族も参加する社交の場になり、同時に情報交換の場へと変化していったといいます。

独自の教義があり古風な儀式を行い、各国にネットワークを持つフリーメイソンは、一般の人には分からない様々なシンボルを使うことなどから、奇妙な集団と見られることも少なくなかったといいます。

テンプル騎士団説

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テンプル騎士団は、中世ヨーロッパで活躍した騎士修道会です。
創設は1119年であり、ヨーロッパ人によって確保されたエルサレムへの巡礼に向かう人々を保護するために設立されました。

テンプル騎士団とフリーメーソンには、知られざる繋がりがあります。
それはフリーメイソンの起源をたどると、テンプル騎士団だという説があるのです。

テンプル騎士団がフィリップ4世に滅ぼされた後、スコットランドに逃れた一部の生き残りが騎士団を再興、後にその財力を活かしてフリーメイソンとして蘇ったといわれているのです。

またソロモン神殿(神殿=temple)を宿営地にしたことが、テンプル騎士団の名前の由来であるといわれています。

ソロモン神殿建築家説

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ソロモン神殿とは、紀元前にエルサレムにあったと言われている聖なる神殿の事です。ソロモン神殿建築家説が本当ならフリーメイソンの起源は1万年前になりますね。

フリーメイソンの初代会長は、イスラエル王国を築いたのはダビデ王の息子ソロモン王であると、全世界のフリーメイソンのメンバーに伝えられているといいます。 

ソロモン神殿を建てたのはフリーメイソンであり、ソロモン神殿こそフリーメイソンの象徴、そして起源という説です。

近代設立説

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1717年6月24日のロンドン、グランド・ロッジ(Premier Grand Lodge of England)の結成を、現代私達がよく知るフリーメイソンの起源であるという近代設立説もあります。

過去も秘密結社として活動は行われていましたが、ロンドンのグランド・ロッジの結成を転機としてフリーメイソン自体が大きく生まれ変わり、現在の理念を掲げるようになったからだといいます。

そして1723年、ジェームズ・アンダーソンにより「フリーメイソン憲章」が制定されました。

ピラミッド建設の際の石工集団説

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