目次
- ロストテクノロジーとは?
- ロストテクノロジーとオーパーツの違い
- オーパーツとは?
- ロストテクノロジーとオーパーツの違い
- ロストテクノロジーが生まれる理由
- 別の技術の発展
- 原料がない
- 技術が受け継がれなかった
- 日本で代表的なロストテクノロジー【日本刀】
- 日本刀の中でも古刀と呼ばれる刀
- 新刀と古刀の違い
- 日本一の名刀「大包平」
- 現代でも再現不可能
- 世界で代表的なロストテクノロジー【宇宙服】
- 宇宙服は約40年間作られていない
- 技術が継承されていない
- 莫大な費用がかかる
- 新しいロストテクノロジー
- カセットデッキのオートリバース
- SDガンダム「戦国伝」の輝羅鋼
- ロストテクノロジー一覧
- ローマの水道
- ダマスカス鋼
- ロシアンカーフ
- 兵馬俑
- 南米のプラチナ加工
- イランの艦上戦闘機
- ヨーロッパの魚醤
- 戦艦大和
- 銅鐸
- 和算
- ロストテクノロジーになる可能性がある伝統技術
- 組継ぎ
- 山田流琴
- アニメのセル画
- 新しい技術の方が完璧で素晴らしいとは限らない
SDガンダム「戦国伝」の輝羅鋼もまさに、現代におけるロストテクノロジーと言えます。SDガンダムの戦国伝の輝羅鋼は、1990年頃に大ヒットしたプラモデルですが、このプラモデルには輝羅鋼と呼ばれるメッキパーツが付属されていました。
しかし、ブームが去った今、この輝羅鋼を再現することはできなくなったのです。当時作っていた会社が持ってた金型の技術はとても特殊であり、今では同じように再現することはできなくなったのです。
おそらく、復元することができれば、また新たなブームを引き起こすことは間違いないと言えるほどのものでしょう。
しかし、ブームが去った今、この輝羅鋼を再現することはできなくなったのです。当時作っていた会社が持ってた金型の技術はとても特殊であり、今では同じように再現することはできなくなったのです。
おそらく、復元することができれば、また新たなブームを引き起こすことは間違いないと言えるほどのものでしょう。
ロストテクノロジー一覧
ロストテクノロジーはまだまだあります。世界には実は、とてもたくさんのロストテクノロジーが眠っているのです。
次にご紹介するロストテクノロジーは、世界でもとても有名なロストテクノロジーなので、ぜひチェックしておいてください。一度は聞いたことがあるような技術かもしれません。
次にご紹介するロストテクノロジーは、世界でもとても有名なロストテクノロジーなので、ぜひチェックしておいてください。一度は聞いたことがあるような技術かもしれません。
ローマの水道
ローマの水路の技術は、今の土木技術では考えられないほどの優れた技術が使われていることで有名です。なんと、水源地から街までの距離は50キロもあるのです。
さらに驚かされるのは、水源から街までの高低差は17メートルしかありません。これだけ低い高低差を利用してここまで離れた距離に水を移動させる技術が当時にあったことが驚きです。
おそらく、今の技術の場合には中継地にポンプなどを設置することになるでしょう。当時はこうした機器を使用することなく水を移動させていたというは、まさにロストテクノロジーだと言えるでしょう。
さらに驚かされるのは、水源から街までの高低差は17メートルしかありません。これだけ低い高低差を利用してここまで離れた距離に水を移動させる技術が当時にあったことが驚きです。
おそらく、今の技術の場合には中継地にポンプなどを設置することになるでしょう。当時はこうした機器を使用することなく水を移動させていたというは、まさにロストテクノロジーだと言えるでしょう。
ダマスカス鋼
ダマスカス鋼も有名なロストテクノロジーです。このダマスカス鋼は刃物ですが、切れ味がとても鋭く、さらにはこれ以上ないと言えるほどしなやかな刃を持っていました。
しなやかにも関わらず刃全体は頑丈であることも特徴的です。このダマスカス鋼は、シリアのダマスカスで作られていました。
この技術はおおよそ18世紀で途絶えてしまったと言われています。ここまで優れた技術で作られた刃物なので、現代によみがえらせようとする動きが起こっています。
しなやかにも関わらず刃全体は頑丈であることも特徴的です。このダマスカス鋼は、シリアのダマスカスで作られていました。
この技術はおおよそ18世紀で途絶えてしまったと言われています。ここまで優れた技術で作られた刃物なので、現代によみがえらせようとする動きが起こっています。
ロシアンカーフ
ロシアンカーフは、ロシアで広く使われていたとされている革製品です。動物はトナカイの皮を使用しており、表面にブロックで模様が付けられていることがとても特徴的です。
もともと流通量が少なかったとされているロシアンカーフなので、幻の革と呼ばれ、現在ではその作り方を再現する動きが高まっています。肌触りがとても良く、さらには強度がとてもあります。
まさに幻の革と言われるゆえんはそういったことにあるのでしょう。こうした継承されることがなかった技術は、世界にたくさんあるのです。
もともと流通量が少なかったとされているロシアンカーフなので、幻の革と呼ばれ、現在ではその作り方を再現する動きが高まっています。肌触りがとても良く、さらには強度がとてもあります。
まさに幻の革と言われるゆえんはそういったことにあるのでしょう。こうした継承されることがなかった技術は、世界にたくさんあるのです。
兵馬俑
兵馬俑は、中国で発見された銅像です。古代中国では、死者を埋葬するときには、この兵馬俑と共に埋葬するという伝統がありました。
兵馬俑は、死者の生前率いていた兵士とも言われており、死んだ後にも兵士に困らないように、また死者を守ってくれるようにと兵馬俑と共に埋蔵したと言われています。この兵馬俑もロストテクノロジーと言われているのです。
一見すればただの銅像のように見えますが、とても精密に作られており、最も薄い部分は厚さは1ミリほどしかありません。ここまで精工に薄く、そして銅像らしい強度を保って作ることができる技術は今の技術にはないのです。
兵馬俑は、死者の生前率いていた兵士とも言われており、死んだ後にも兵士に困らないように、また死者を守ってくれるようにと兵馬俑と共に埋蔵したと言われています。この兵馬俑もロストテクノロジーと言われているのです。
一見すればただの銅像のように見えますが、とても精密に作られており、最も薄い部分は厚さは1ミリほどしかありません。ここまで精工に薄く、そして銅像らしい強度を保って作ることができる技術は今の技術にはないのです。
南米のプラチナ加工
南米のプラチナ加工も、ロストテクノロジーとしてはとても有名です。古代アンデス文明では、プラチナをさまざまな方法で細工していました。
主に装飾品として使われていたのですが、このプラチナを細工することはとても難しいことなのです。プラチナは高温でなければ装飾することができませんが、古代アンデスにはそうした技術はありませんでした。
にも関わらず他の方法でプラチナに装飾を施していたのです。アンデス文明は滅びしてしまい、現代においてこの方法を再現することは不可能になったのです。
主に装飾品として使われていたのですが、このプラチナを細工することはとても難しいことなのです。プラチナは高温でなければ装飾することができませんが、古代アンデスにはそうした技術はありませんでした。
にも関わらず他の方法でプラチナに装飾を施していたのです。アンデス文明は滅びしてしまい、現代においてこの方法を再現することは不可能になったのです。
イランの艦上戦闘機
イランのグラマン社が開発した艦上戦闘機はとても性能が高いと有名になっていました。実はこのイランの艦上戦闘機は、部品はアメリカから調達していたのです。
当時のイランは反米思考が強かったため、アメリカから艦上戦闘機を制作する部品などが届かないという事態になったのです。こうしたことから、結果的にイランの艦上戦闘機は作り続けることができなくなったのです。
とても優れた能力を持っていたにも関わらず、部品を調達できないという理由でロストテクノロジーとなってしまったのです。
当時のイランは反米思考が強かったため、アメリカから艦上戦闘機を制作する部品などが届かないという事態になったのです。こうしたことから、結果的にイランの艦上戦闘機は作り続けることができなくなったのです。
とても優れた能力を持っていたにも関わらず、部品を調達できないという理由でロストテクノロジーとなってしまったのです。
ヨーロッパの魚醤
ヨーロッパの魚醤もロストテクノロジーとされています。日本の醤油のように、ヨーロッパのローマでも魚醤と呼ばれる調味料が当たり前のように食卓に置いてあったのです。この魚醤は、調味料としてもどうですが、健康食として水と薄めたものを飲んでいたという記録があります。
しかし、ローマ帝国が消滅してしまうと同時にこの魚醤も作られなくなりました。そのため、この魚醤を作る製法は途絶えてしまい、今ではロストテクノロジーとなってしまったのです。
とても優れた製法で作られていたため、多くの人は落胆したはずです。
しかし、ローマ帝国が消滅してしまうと同時にこの魚醤も作られなくなりました。そのため、この魚醤を作る製法は途絶えてしまい、今ではロストテクノロジーとなってしまったのです。
とても優れた製法で作られていたため、多くの人は落胆したはずです。
戦艦大和
戦艦大和は、まさに日本らしいロストテクノロジーと言えるのではないでしょうか。戦艦大和と聞けば、驚くほど大きな戦艦ですが、実はこの戦艦大和は1937年に作られた戦艦なのです。
この時代に35000トン級にも及ぶ戦艦を作る技術が日本にあったことに誰もが驚いたでしょう。実はこの戦艦の技術も素晴らしいのですが、戦艦に搭載されていた大砲も素晴らしい技術が使われていたのです。
鉄を熱して削り出し、そして冷却するという優れた技術を持った職人は当然今はいません。日本が誇るロストテクノロジーと言えるのではないでしょうか。
この時代に35000トン級にも及ぶ戦艦を作る技術が日本にあったことに誰もが驚いたでしょう。実はこの戦艦の技術も素晴らしいのですが、戦艦に搭載されていた大砲も素晴らしい技術が使われていたのです。
鉄を熱して削り出し、そして冷却するという優れた技術を持った職人は当然今はいません。日本が誇るロストテクノロジーと言えるのではないでしょうか。
銅鐸
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