2019年7月10日 更新

リアルファーは生きたまま剥ぐ?作り方の実態とフェイクファーとの違い

リアルファーはうさぎなど様々な種類の動物を生きたまま毛皮を剥ぎ取ることで生産されています。非常に残酷な作り方です。そのためファーフリー宣言と言ってリアルファーを反対する動きがさかんになっています。様々な視点からフェイクファーとの違いにも触れていきます。

目次

皇太子婚約の際身に着けていたことをきっかけにブームとなる

Torino Royal Palace - Free photo on Pixabay (450197)

大きく毛皮が広まったのは皇太子婚約の際に正田美智子さまが身につけていたミンクのストールを身につけていたことです。

それにより、日本の女性の多くが毛皮の華やかさに魅了されました。そしてその時はまさに日本も景気が良い時期であったため、多くの人が毛皮を身にまとうようになったのです。

毛皮を着ることでステータスを身につけることができ、そして華やかでおしゃれ、そうとなると確かに毛皮が欲しいと感じる女性も多くなって当然です。

国際的な反対運動をきっかけに日本でも下火となる

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現代においては国際的に毛皮を反対する動きが出てきています。そしてもちろん日本でもその運動をする人が増えてきているため、リアルファーの人気は下火になっています。

ハイブランドやファストファッションのブランドでもリアルファーを使用することを禁止する動きをしたり、海外セレブであったり日本の有名人も毛皮を反対している方が増えてきています。

リアルファーを着なくても最近では機能性の高いフェイクファーが沢山ありますし、見た目や手触りなどもすぐにはわからないようなクオリティのフェイクファーが沢山あります。その影響もあるのです。

リアルファーを廃止したブランド

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様々なところでリアルファーを禁止しようとする運動が起きています。そして人気のブランドや有名なハイブランドもリアルファーを廃止しています。

そんな、リアルファー廃止を始めたブランドを紹介します。この記事を読んで、残酷な現状を知ることによってリアルファーはもう着たくない!と感じている方がいましたら、是非下記ブランドのアイテムをチョイスしてみて下さい。

下記ブランドのアイテムであればリアルファーを使用していることは現在はありません。そしてその他のブランドでも最近ではリアルファーを廃止するブランドが沢山増えてきています。

859のファッションブランド

Shopping Mall Shop Windows - Free photo on Pixabay (450283)

毛皮を使用しない!と言う運動を「ファーフリー」と言います。そんなファーフリー運動に参道しているブランドは859ブランドにもなります。

それだけ多くのブランドがファーフリーを宣言しているわけですから、やはり現代においてリアルファーはステータスでも何でもなくなってきていると言えます。

多くのブランドが毛皮を販売しないとなると、それだけでも毛皮産業は衰退していって、結果的に殺される動物が減っていくと言われています。

Gucci

Coffee Gourmet Food - Free photo on Pixabay (450307)

有名なGucciも18年春夏コレクションからリアルファーを使用しないと、ファーフリー・ポリシー宣言をしています。Gucciなどの有名なブランドがファーフリーを宣言することは非常に大きな影響を与えます。

それによって他のアパレルブランドもファーフリーをどんどん宣言していくようになりました。人々の意識が高まり、リアルファーがどのようにして作られるかの理解を深めるきっかけにもなります。

高級と言われるブランドでもリアルファーを使用しないようにすることは、それによってリアルファーがステータスではなくなることも表しています。

HUGO BOSS

Woman Shopping Lifestyle - Free photo on Pixabay (450322)

ドイツのファッションブランドであるHUGOBOSSも2016年から2017年の秋冬コレクションからリアルファーの使用をしないと宣言しています。

毛皮に反対をしている国際連盟FFAがHUGOBOSSに働きかけたことが成果となったのです。HUGOBOSSは次の世代に新しい風を吹き込むためと言っています。

このような有名ブランドが筆頭になってリアルファーを禁止することによって、世界全体がどんどん興味を示すようになります。

Armani

Watch Emporio Armani Sweden - Free photo on Pixabay (450345)

2016年〜2017年秋冬コレクションからArmaniもリアルファーを使わないと宣言しています。アルマーニグループは以前よりラビットファーを使っていることを多くの人に避難されていました。

台北にある店舗ではそれによって抗議をする人もいたほどです。そのような出来事もあり、ファーフリー宣言に踏み切ったとも言われています。

ジョルジオ・アルマーニも「私たち人間が動物にしていた残虐な行為を別の方法に変えることができた」と言っています。有名デザイナーの宣言は非常に大きな影響を与えます。

ZARA

Fashion Clothing Shop - Free photo on Pixabay (450376)

日本でも有名なファストファッションでもあるZARAもなんとファーフリーに賛同していたのです。フェイクファーが安価だから、と言う理由だけではなくてファーフリーに賛同している、これはとても素晴らしいことです。

そして、何と言ってもZARAはファーフリー宣言をしていることをあまり表には出していないため知っている方もまだまだ少ないのです。

宣伝のためなどにやっているのではない、そのようなところが感じられます。ZARAは毎年沢山のファーアイテムを販売しています。どれもゴージャスなデザインばかりです。まさにリアルファーは必要ないことが感じ取れます。

H&M

Clothing Store Shop Boutique Men'S - Free photo on Pixabay (450420)

ZARAと同じように有名なファストファッションブランドのH&Mもファーフリーに賛同しようとしています。まずは2020年までにモヘア素材の使用を禁止すると宣言しています。

傘下ブランドでは既に毛皮やダウンなどの使用を禁止しているため、その流れにH&Mも乗ろうと言うことになったのです。このように、様々なファッションブランドでファーフリーに賛同するブランドがどんどん増えてきています。

ハイブランドだけではなくて、国内でも知名度の高いブランドがファーフリーに賛同することは日本国内にも様々な影響をもたらしてくれます。

フェイクファーのメリット

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