2019年7月25日 更新

触れたもの全てを凍らせるブライニクルの恐怖!氷の原理や特徴

海のなかにつららができる現象、“ブライニクル”。触れたものすべてを凍らせてしまうことから、“死のつらら”とも呼ばれています。どのようにして海中につららが生まれ、すべての生物を凍らせてしまうのでしょうか?その原理や特徴をご紹介いたします。

カタトゥンボの雷

Lightning Storm Weather - Free photo on Pixabay (508684)

ベネズエラの西部スリア州にあるマラカイボ湖南端のカタトゥンボ川河口域にて、1分間に18~60本、最大で1時間に3600本もの稲妻が観察されています。1年間に換算すると120万本もの稲妻が走っており、しかも無音なのです。「稲光」なのです。

ヨーロッパでも、この存在はなんと、大航海時代から存在が知られており、「マラカイボの灯台」とも呼ばれていました。古くから航海をする人々には重要な目印とされてきた現象なのです。ギネス世界記録にも認定されました。2010年1月には、104年ぶりに落雷が観測されず地元の人々が不安に陥りました。

その6週間後には嵐が発生し、いつも通りに落雷が起こりました。以前、落雷が起こらなくなった1906年にはコロンビアとエクアドルの沖合いで巨大な地震が発生し、津波が起こっていることも注目されています。今では、人気の観光スポットとなっています。

ノルウェーのメイルストロム

Spiral Universe Space - Free image on Pixabay (508690)

英語で大渦巻を意味する「メイルストロム(Maelstrom)」。ノルウェーで主に観測される渦潮は直径10m位ですが、干満の際の潮流の速さは、時速50km位らしく世界最速とされており、伝説の怪物クラーケンがこの渦巻を起こすと言い伝えがあります。

ちなみに、クラーケンとは、その多くが巨大なタコやイカのような頭足類の姿で描かれる北欧伝承の海の怪物です。中世から近世にかけて、ノルウェー近海やアイスランド沖に出現したとされており、ダイオウイカのようなものである可能性も示唆されています。

タンザニアのナトロン湖

Lake Reeds Sunset - Free photo on Pixabay (508693)

タンザニアにあるナトロン湖は強アルカリ塩湖で、水の毒性が強い「死の湖」と言われています。多くの生物にとって厳しい環境ですが、なんと、フラミンゴの棲息地として知られています。

ちなみに、この湖で命を落とした動物たちは、強アルカリ性の水質のせいで、まるで石にでもなったかのように、そのままの姿で化石化してしまうと言われています。真っ赤な色をした湖のため、映画の世界を見ているかのようです。画像だけでも検索すれば見る事ができるので、一度は拝見しておきましょう。

現在でもブライニクルの研究は進められている

Ice Floe Cold - Free photo on Pixabay (508635)

地球上には、非常に多くの自然現象があることがわかりました。まだ未解明のものもたくさんあります。ブライニクルが発生するシステムについては解明されているものの、発生条件についてはまだ解明できていない部分が多いのです。そのため、現在でも研究が進められています。

昔の人が語り継いできた伝説も、今見ると滑稽な作り話に見える時もあります。しかし、当時の人は真剣であったはずです。未来の地球人から現代の人達の見解を見ると、同じように見える時がいずれやってくるでしょう。

現代では科学が急激に発達し、多くが解明されてきていますが、まだ謎な部分が多い為、これから少しずつ解明されてくるはずです。また、新しい未発見の自然現象なども見つかる可能性もあります。地球外の宇宙も視野に含めれば、これからの解明で大きく我々の価値観が変わる時が来るでしょう。

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