目次
- パキスタンという国
- 歴史・文化
- 気候
- 人口・人種
- 治安
- GDP
- パキスタンと宗教
- ほぼイスラム教一色
- イスラム教とは
- イスラムやムハンマドへの批判はご法度
- 改宗が禁止されている
- パキスタン人の名前・特徴
- イスラム教の決まりに従ってつけられる
- 名前が複数存在する場合もある
- 民族やカースト制に関連する
- 「khan」が多い
- パキスタン人男性の性格・特徴
- 彫りが深くはっきりとしたイケメン
- 人懐っこい
- 信仰心が厚い
- 自己主張が強い
- 頑固
- 嘘が多い
- ルーズ
- 自分に甘く他者に厳しい
- パキスタン人女性の性格・特徴
- 労働を禁止されている
- チャドルで体を覆っているが美人が多い
- 女性が行ける場所は限られている
- おしゃべり好き
- 家でお洒落を楽しむ
- 男性を尊重する気持ちが強い
- パキスタン人の特徴【恋愛編】
- 結婚前の女性に触れることができない
- 結婚するまで女性に触れることができない
- 自由恋愛が難しい
- パキスタン人の特徴【結婚編】
- 男尊女卑傾向が強い
- 宗教によっては結婚できない
- 結婚する場合改宗が必要
- 一夫多妻制
- 家庭・家族を大切にする
- 早婚で離婚率が低い
- 信仰心の厚いパキスタン人をもっと知ってみよう
パキスタンという国
via pixabay.com
パキスタンと聞いてどのようなイメージが浮かぶでしょうか。治安があまりよくなく、イスラム教国であり、観光地のPRもあまり進んでいないため、旅行で訪れる人は多くありません。しかし、パキスタンには美しい自然があり、旅人に寛大な性格を持っています。
まずはパキスタンという国について見ていきましょう。
まずはパキスタンという国について見ていきましょう。
歴史・文化
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1947年8月14日、英連邦王国としてムスリムが多く居住する地域が、パキスタンとして独立しました。その後、カシミールがインドとパキスタンどちらに属するかの争いとなり、第一次インド・パキスタン戦争へと発展しました。そして、1956年パキスタンはイギリスから独立しました。
1971年、バングラデシュ独立戦争が起こり、パキスタンからバングラデシュが独立しました。政府は政教分離の考えに基づき、民主で政治を行うよう努めましたが失敗に終わりました。インドがヒンドゥー主義を掲げた事で、パキスタンは政治にイスラム教を持ち込み、軍事政権へと戻りました。
食文化はインドと似ており、カレーやパン、ケバブなどを食べます。食後にはスパイスたっぷりのチャイを飲む習慣があります。また、クリケットが人気のスポーツであり、あちらこちらでクリケットをしている姿を見かけるでしょう。
1971年、バングラデシュ独立戦争が起こり、パキスタンからバングラデシュが独立しました。政府は政教分離の考えに基づき、民主で政治を行うよう努めましたが失敗に終わりました。インドがヒンドゥー主義を掲げた事で、パキスタンは政治にイスラム教を持ち込み、軍事政権へと戻りました。
食文化はインドと似ており、カレーやパン、ケバブなどを食べます。食後にはスパイスたっぷりのチャイを飲む習慣があります。また、クリケットが人気のスポーツであり、あちらこちらでクリケットをしている姿を見かけるでしょう。
気候
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パキスタンでは、場所によって気候帯が異なるという特徴があります。北部では、夏は暑く冬は厳しい寒さになります。中部は、夏が45℃まで上がるほど厳しい暑さに見舞われる一方で冬もとても寒いです。南部では、1年の寒暖差が少なく、比較的温暖な気候です。
近年の地球温暖化により、4月で気温50℃を超えるところも出ており、更なる酷暑に被害が拡大しています。また、雨は夏季にまとめて降り、冬はほとんど降りません。6,7月には砂嵐が多く発生します。
近年の地球温暖化により、4月で気温50℃を超えるところも出ており、更なる酷暑に被害が拡大しています。また、雨は夏季にまとめて降り、冬はほとんど降りません。6,7月には砂嵐が多く発生します。
人口・人種
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パキスタンの人口は、2017年時点で2億777万人となっています。年人口増加率は2.4%と今後もパキスタンの人口は増え続けることが予想されています。現在、世界第5位の人口ですが、数年のうちに4位になるだろうと言われています。
全人口の内、60%以上が25歳以下の若者であるため、働き手が多いです。しかしその一方で、教育が行き届いていない、医療サービスが足りていない、綺麗な水が飲めないなど多くの問題を抱えています。若者は一家を支える収入源として考えられており、教育よりも仕事が優先されます。
中絶に対して否定的な考えが多く、避妊についても特に男性は応じないことが多いようです。そのため、出産してから間隔を開けずに妊娠してしまうことが起こり、女性の体への負担も大きくなっています。避妊教育も行われていますが、うまく作用していない状況です。
全人口の内、60%以上が25歳以下の若者であるため、働き手が多いです。しかしその一方で、教育が行き届いていない、医療サービスが足りていない、綺麗な水が飲めないなど多くの問題を抱えています。若者は一家を支える収入源として考えられており、教育よりも仕事が優先されます。
中絶に対して否定的な考えが多く、避妊についても特に男性は応じないことが多いようです。そのため、出産してから間隔を開けずに妊娠してしまうことが起こり、女性の体への負担も大きくなっています。避妊教育も行われていますが、うまく作用していない状況です。
治安
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パキスタンの治安は決していいとは言えません。クーデターも多く起こっており、最大都市のカラチでは外国人を狙った犯罪も増加傾向にあります。不必要な外出は避け、1人で行動しないようにしましょう。
また、過度な露出は注目を集め、犯罪の対象になってしまう確率が上がってしまいます。イスラム過激派による爆弾を用いたテロも多く、それらの対象になる政府機関や報道機関には近寄らないことを推奨されています。
女性だけでなく男性も狙われる可能性はあるので、特に夜は少しの距離でも車で移動するようにし、無防備に外を歩かないように自分の身を守りましょう。
また、過度な露出は注目を集め、犯罪の対象になってしまう確率が上がってしまいます。イスラム過激派による爆弾を用いたテロも多く、それらの対象になる政府機関や報道機関には近寄らないことを推奨されています。
女性だけでなく男性も狙われる可能性はあるので、特に夜は少しの距離でも車で移動するようにし、無防備に外を歩かないように自分の身を守りましょう。
GDP
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パキスタンは人口が多く、働き手はたくさんいますが、国全体の経済状況があまりよくありません。1人当たりのGDPは2017年時点で1,545.94ドルであり、日本の38,344.02ドルと比べると、その差は歴然です。
国の借金も年々増え続け、貧困で苦しんでいる人も多くいます。政府はこの状況を打破しようと様々な対策を行っており、年々GDPは成長傾向にありますが、十分であるとは言えない状況です。
また、女性の識字率が約33%と国民が教育の重要性を理解していないことが問題になっており、女性にも平等な教育の機会が求められています。
国の借金も年々増え続け、貧困で苦しんでいる人も多くいます。政府はこの状況を打破しようと様々な対策を行っており、年々GDPは成長傾向にありますが、十分であるとは言えない状況です。
また、女性の識字率が約33%と国民が教育の重要性を理解していないことが問題になっており、女性にも平等な教育の機会が求められています。
パキスタンと宗教
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パキスタンは正式名称が「パキスタン・イスラム共和国」であり、その名前から想像できるようにイスラム教国です。生活の中心には常にコーランがあり、宗教とは切っても切り離せない生活をしています。
それでは、パキスタンとイスラム教の関係性を見ていきましょう。
それでは、パキスタンとイスラム教の関係性を見ていきましょう。
ほぼイスラム教一色
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国民の約97%がイスラム教を信仰しており、生活にはイスラム教の規律が根付いています。店でも外国人向けの店でない限り、ほとんどがムスリム向けのハラールを提供しています。
大統領はムスリムでないとなれないことや刑法にもイスラム教に関することが多いなど、イスラム教を感じない環境はパキスタンにほとんどないと言えます。信仰心が厚い故に、宗教の違う人への差別が行われていることも事実です。
大統領はムスリムでないとなれないことや刑法にもイスラム教に関することが多いなど、イスラム教を感じない環境はパキスタンにほとんどないと言えます。信仰心が厚い故に、宗教の違う人への差別が行われていることも事実です。
イスラム教とは
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イスラム教は、アッラーを唯一絶対の神として信仰しています。預言者を通じて人々に告げた教えはコーランとして従順に従っています。宗派は大きく分けて、スンナ派とシーア派に分かれており、それぞれでルールが異なります。
1400年前からアラビア半島から始まり、アジアを中心に世界の16億人もの人々がイスラム教を信仰していると言われています。
イスラム教では六信五行を基本としており、六信とは、神、天使、啓典、使徒・預言者、審判と未来、定命を信じるべきものであるとし、信仰告白、礼拝、喜捨、断食、聖地メッカへの巡礼を行うべきものと定めています。
1400年前からアラビア半島から始まり、アジアを中心に世界の16億人もの人々がイスラム教を信仰していると言われています。
イスラム教では六信五行を基本としており、六信とは、神、天使、啓典、使徒・預言者、審判と未来、定命を信じるべきものであるとし、信仰告白、礼拝、喜捨、断食、聖地メッカへの巡礼を行うべきものと定めています。
イスラムやムハンマドへの批判はご法度
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パキスタンでは、イスラムやムハンマドへの批判は禁止されています。それらに反対する出版は禁止され、批判を口にすることも法律で禁止されているのです。特にムハンマドを冒涜すれば死刑は免れません。
そのほかにも、コーランを冒涜すれば無期懲役、信仰心を侮辱し別の宗教を攻撃すると10年の禁固刑が課せられます。ムスリムのほとんどが心からイスラム教を信仰しており、それを冒涜する者には容赦しません。
法律で禁止されているだけでなく、ムスリムへの批判をすれば攻撃されることは避けられないでしょう。元々、イスラム教の権利を守るためにインドから独立してできた国であるため、全体を通して宗教色はかなり強いです。
そのほかにも、コーランを冒涜すれば無期懲役、信仰心を侮辱し別の宗教を攻撃すると10年の禁固刑が課せられます。ムスリムのほとんどが心からイスラム教を信仰しており、それを冒涜する者には容赦しません。
法律で禁止されているだけでなく、ムスリムへの批判をすれば攻撃されることは避けられないでしょう。元々、イスラム教の権利を守るためにインドから独立してできた国であるため、全体を通して宗教色はかなり強いです。
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