2019年8月20日 更新

死刑囚の生活の実態とは?食事内容は?海外の死刑囚の生活についても

重い罪を犯して死刑囚となった人たちの1日の生活はどのようなものか知っていますか?食事や1日のスケジュールなど死刑囚の生活の実態に迫ります。自由過ぎる海外の死刑囚と日本の死刑囚の違いついてもそれぞれ詳しく見ていきましょう。

有名な海外ドラマ「プリズンブレイク」でもギャングが塀内を支配しているということが描かれていましたが、実際はどうなのでしょう。実際にも海外の刑務所では、外で悪さをしていた人が刑務所内の囚人に幅を利かせているというようなことがあるようです。

なんと今年には、アメリカの刑務所内では囚人を支配しているのは、看守ではなく囚人たちだった!?という映画が公開されるようですので、気になる人はぜひチェックしてみてください。

売春婦や家族を招き入れられる

Hands Old Age - Free photo on Pixabay (562433)

海外の死刑囚は、家族を刑務所に招き入れることができます。見張りや監視カメラはもちろんありますが家族と壁を隔てずに抱き合えるのはとてもうれしいことですね。また最近メキシコの刑務所では、囚人が売春婦を連れ込んでいるという驚くべき事態が発覚しました。

その刑務所では、囚人たちと看守がグルになっていて、施設内で19人の売春婦をかくまってたそうです。売春婦だけでなくマリファナやプラズマテレビなども発見され、囚人たちが好き放題やっていたというから驚きです。

死刑囚は最期に何を思うのか

Girl Sitting Jetty - Free photo on Pixabay (562425)

死刑囚は、決められたルールがありながらも拘置所にいるほとんどの時間は自由に過ごすことができます。しかし、いつやってきてもおかしくない死刑執行のその時まで、様々な気持ちで生活しています。死刑が執行されるその時、死刑囚は何を思うのでしょうか?

最期まで被害者への謝罪が見られない

Sign Sorry Character - Free image on Pixabay (562424)

死刑囚の中には最期まで被害者への謝罪が見られない人もいます。死刑が執行されるその時も、特におびえた様子や取り乱す様子もなく、最後まで謝罪の言葉が一言もない死刑囚もいました。

日本では死刑が決まってから、すぐに死刑が執行されることはほとんどありません。そのため、死刑が決まってから長い時間拘置所で反省する時間があったはずです。それにもかかわらず、最後まで飄々とした態度で刑罰を受ける死刑囚もいるのです。

自身の死に怯え謝罪や懺悔の気持ちが持てない

Ball And Chain Restrain Heavy - Free photo on Pixabay (561813)

死刑囚の中には自身の死に怯え謝罪や懺悔の気持ちが持てない人もいます。「どうして自分がこんな目にあうんだ」「死ぬのが怖い」「死刑なんてあんまりだ」と自分のことしか考えていない死刑囚もいます。

死刑が執行されるのは今日かもしれないし明日かもしれない、いつやってくるかわからない死刑に対しての恐怖が、被害者への謝罪の気持ちを超えてしまい、懺悔の気持ちどころではなくなってしまう死刑囚もいるのです。

自分がどうして死刑になったのか、その本当の意味を理解して被害者や関係者に謝罪して欲しいですね。

家族への思いをはせる死刑囚も

Father Daughter Beach - Free photo on Pixabay (562423)

家族への思いをはせる死刑囚もいます。死刑が執行されるそのときに思い出すのは、家族のことでしょう。重大な犯罪を犯した犯人にも必ず家族がいます。自分の親のことを思い出したり、死刑囚の子供として残してしまった子供に申し訳ないと思ったり、刑が執行されるその時にふと思い出してしまうのです。

家族を残して死にたくないと思う死刑囚もいるでしょうが、大きな犯罪を起こして死刑になってしまった時点で家族にはとても辛い思いをさせてしまっています。後悔してももう遅いのです。

意味深な言葉を残す死刑囚も

Arms Arrest Crime - Free vector graphic on Pixabay (561816)

死刑囚となる人は重大な犯罪を犯してしまった人や凶悪な事件を起こしてしまった人などでしょう。そんな事件や犯罪を犯してしまう人の中にはもともと精神的におかしな人も少なくはありません。そういった死刑囚は死刑が執行されるその時に意味深な言葉を残す場合もあります。

オウム地下鉄サリン事件で死刑囚となった麻原元死刑囚は、最後に「ぐふっ」と、意味不明の言葉を発したといいます。同じくオウム地下鉄サリン事件で死刑囚となった井上元死刑囚は、暴れたり抵抗することはなく、落ち着いて最期の時を迎え「まずは、よし」という言葉を最後に残したと言われています。

この結果でよかったという意味なのか、これから何かに向かって歩き出す意味なのか、誰も真意は分かっていません。

日本と海外の死刑囚の生活には大きな違いがある

Prison Fence Razor Ribbon Wire - Free photo on Pixabay (561817)

これまで日本の死刑囚と海外の死刑囚について解説してきましたがいかがだったでしょうか?日本は海外の死刑囚に比べると厳しいルールの中で生活していますが、海外の死刑囚のように臓器が売買されたり拘置所内で紛争に巻き込まれることはないでしょう。

日本の死刑囚にかかる年間経費は、数年前の法務省発表資料によると、日本全国の刑務所や拘置所、少年院などをあわせ1年間で2,300億円ともいわれています。刑務官の人件費等も含めてですが、服役している囚人1人あたり約250万円の税金が予算として投入されています。

重大な事件、凶悪な犯罪を起こして逮捕された犯人のためにこんなにも膨大な税金を使うのなら、これからの日本を背負って立つ子供達が暮らしやすく、少子高齢化社会を打破すべく、これから子供が欲しいと思っている人や子育て世代が子育てのしやすい社会になるよう、税金を有意義に活用して欲しいものですね。

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