2019年9月30日 更新

銀ブラ事件の概要とは!日本や海外の反応はどうだった?

「銀ブラ事件」と聞いて、どのような事件なのか正確に答えられますか?若き日の上皇さまのエピソードなのですが、どのようにして銀座に行かれたのか、銀座で何をされたのか。”銀ブラ”の由来や事件の真相、実際のご学友方のお話をからめながらご紹介します。

「平成」という時代を振り返ってみて、上皇さまは常に象徴天皇としてのあり方を模索しながら、“国民に寄り添う”新たな皇室像を示されてこられたのではないでしょうか。

3歳3カ月で両親である昭和天皇・皇后さまのもとを離れ、赤坂の東宮仮御所で大人に囲まれて育てられた上皇さまは、「皇室の家族のあり方」を強く意識してこられたようです。

民間ご出身の美智子さまとご結婚され、皇室の長い歴史に前例のない、わが子を手元で育て親子が一緒に住むという『人として普通の家庭生活』をされたことによく表れていると言えます。

これだけ見ると、自分に厳しく真面目な方だけの印象を受けてしまいますが、実際はとてもユニークな一面をお持ちのようです。

やんちゃ

Boy Playful Handsome - Free photo on Pixabay (668964)

上皇さまがまだ小学生の低学年ごろは、やんちゃで戸棚に閉じ込められたり廊下に立たされたり、反省文を書かされた経験があおありのようです。

他にも微笑ましいエピソードとして、1953年当時皇太子であられた上皇さま、は学友が所有していたアルファロメオ・1900(当時を運転最先端の高性能車)されています。

このドライブの際に運転席に上皇さま、助手席に学友が乗り、後部座席に護衛または侍従が座っていたとされています。
そして護衛としてパトカーが上皇さまの運転するアルファロメオ・1900の随伴をしましたが、アルファロメオ・1900に比べパトカーの性能は劣っていたため、ついていくのに必死であったとされています。

おちゃめ

Fountain Pen Manuscript Written - Free photo on Pixabay (668987)

記憶に新しいところではありますが、在位30年の記念式典でのおことばを述べられた際の上皇さまと上皇后さまのやり取りが忘れられないのは筆者だけでしょうか。

”おちゃめ”と言ったらお叱りを受けてしまうかもしれませんが、象徴天皇の歩みを振り返る集大成とも言える内容の中で、原稿を1枚分飛ばされた箇所がありました。

上皇さまのようなお立場の方でもそのようなことがあるのかと、なんだか親近感さえ沸いてしまいましたが、その後上皇后さまがすぐに気が付かれお助けし、再び上皇さまが原稿をお読みになられていました。

この後のSNSでは、(若干不謹慎ではありますが)上皇さまのことを”おちゃめ”や”可愛い”と大盛り上がりだったようです。

優しい

Horse Animal Outdoors - Free photo on Pixabay (668996)

お若い頃から、「うそや誇張が大嫌いで、逆にいちばん喜ばれるのが『公平』で『フェア』であること」であられたようです。

ご自身を特別扱いされるのを殊の外嫌った上皇さまは、学習院高等科の時乗馬部の主将を務めていらっしゃったのですが、周囲の大人たちが落馬を心配して性格のおとなしい馬を上皇さまにまわすよう配慮すると、『自分はキャプテンだから勝敗のカギになる重要な馬に乗る責任があります』と言って、いちばんクセの強い馬に乗り、見事に勝利されたそうです。

他人任せにせず、お優しいだけではなく責任感もお強かったようです。

銀ブラ事件への日本国内の反応

Mt Fuji Japan View From Kitadake - Free photo on Pixabay (669866)

かのイギリスでも19歳の若きエリザベスが、父である国王ジョージ6世の許しを得て、生まれて初めてお忍びでバッキンガム宮殿を抜け出したことがあったそうです。

たったの4時間の若き日の上皇さまの冒険でしたが、日本国内の反応はどうだったのでしょうか。
天皇という立場になられるというのは、かなりの重責ではないかと思います。

実際若き日の上皇さまは、”一生結婚できないかもしれない”などということまでお考えになられていたそうです。
ちょっとくらい息抜きさせて差し上げたくなってしまいませんか?

ローマの休日みたい

Audrey Hepburn Actress Scene Roman - Free photo on Pixabay (669974)

”ローマの休日”と言えば、1953年に制作された、知らない人がいないのではないかと思われるくらい有名な映画です。
オードリー・ヘップバーン扮する某国のアン王女が、表敬訪問中のイタリアのローマにて繰り広げられる物語は、女性は特に魅了されたのではないでしょうか。

ですからこの「銀ブラ事件」は、まるで”日本版の”ローマの休日”みたい!と思われた方も少なくないようです。
グレゴリー・ペック役の新聞記者こそいませんが、過密なスケジュールや疲労感と自由のない生活への不満から抜け出そうとする様は、若き日の上皇さまと被りませんか?

微笑ましい

Child Smiling Happy Children'S - Free photo on Pixabay (670265)

青春真っ盛りの若かりし頃というのは、誰しもがちょっとした冒険をするものではないでしょうか。
一般人と比べて自由の無い生活を送られていたであろう上皇さまの若き日の頃へ思いを馳せると、このような冒険は微笑ましく、そして好ましく映る方も多いようです。

一般人ならできる普通のことをされてみたいと思われる上皇さまが身近に感じられ、好感度が上がられた方もいっらしゃるのではないでしょうか。

皇室御用達とはいえ食べ慣れたアップルパイも、学友方とのんびり食されるのとでは味が違って感じられたのかもしれません。

もしものことがあったら怖い

Evil Fear Jack O Lantern - Free vector graphic on Pixabay (670301)

くどいようですが、次期天皇陛下になられる方ですから、”もしものことがあったら!”想像するだけで恐ろしいですが、日本がひっくり返るくらい大変なことになるであろうことは間違いありません。

残念ながら色々な考え方の人がいますし、色々な国の方も住んでいますから、”もしものこと”が絶対起こらないなんて、誰にも断言できないでしょう。

ここで何事もなく、4時間という短い時間ではありましたが、銀座の街を楽しまれることができて本当に喜ばしい限りです。

銀ブラ事件への海外の反応

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天皇陛下であられた当時から、陛下のその謙虚さ、誠実さ、そして威厳のある身のこなしで人々から愛され尊敬されている様は、海外でもとても評価が高いようです。

平成の時代、いくつかの災害に見舞われましたが、被災者の方々を見舞う際に、膝をつかれて励まされていたお姿は、日本国内のみならず、海外でも驚かれたのではないでしょうか。

そのような上皇さまと上皇后さまですから、この「銀ブラ事件」を海外の方がどのように感じたのか、気になるとこではないでしょうか。

あまり騒がれなかった

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まるで日本版「ローマの休日」のような上皇さまの冒険を、海外の方がどのように受け止められたのかとても気になるとこではありますが、残念なことにこの事件を海外メディアが報道したという記録は残っていないようです。

日本国内においても、記事になったという記録も無いようなので、海外で取り上げられていなくても仕方ないかもしれません。

けれど、”もしも報道されていたら”日本人だけではなく、海外の人々もほっこりとした気持ちになれたのかもしれません。

銀ブラ事件の真実

Road Sign Attention Right Of Way - Free image on Pixabay (670982)

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