目次
犬猿の仲とはどういう意味?
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犬猿の仲とは、顔を合わせればケンカをする険悪な関係のことを指して言います。
何故犬と猿なのかというと、犬と猿は、仲が悪い関係の代名詞だからです。
では、犬と猿が何故険悪な関係とされてきたのでしょうか。
何故犬と猿なのかというと、犬と猿は、仲が悪い関係の代名詞だからです。
では、犬と猿が何故険悪な関係とされてきたのでしょうか。
いくつかの説がある?犬猿の仲の由来
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犬と猿は仲が悪い。どうしてそう言われるようになったのか、考えてもイマイチピンときませんよね。
実は、『犬猿の仲』の由来とされている説はいくつも存在していて、昔話にまつわる説からそれぞれの習性にまつわる説など様々です。
では、幾つか紹介していきましょう。
実は、『犬猿の仲』の由来とされている説はいくつも存在していて、昔話にまつわる説からそれぞれの習性にまつわる説など様々です。
では、幾つか紹介していきましょう。
干支の競争
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動物たちが神様ところに挨拶をするために出掛けていったのですが、猿と犬は仲良しで一緒に連れ立っていきました。
でも、一生懸命歩くうちにお互い競争心が出てきて次第に仲違いをしていきます。道中では丸太橋を、お互い我先に渡ろうとしたせいで一緒に川に落ちてしまったりとケンカが絶えません。
そんな二匹を鳥が仲裁しながら神様の所に辿り着いたので、猿、鳥、犬の順番になりました。
元々は仲良しだったのに不仲になったという犬と猿のお話ですね。
でも、一生懸命歩くうちにお互い競争心が出てきて次第に仲違いをしていきます。道中では丸太橋を、お互い我先に渡ろうとしたせいで一緒に川に落ちてしまったりとケンカが絶えません。
そんな二匹を鳥が仲裁しながら神様の所に辿り着いたので、猿、鳥、犬の順番になりました。
元々は仲良しだったのに不仲になったという犬と猿のお話ですね。
熊に出会った時
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猟師が仲良しの犬と猿を連れて猟をしに行きました。そこで熊と出会い、犬は気後れもせず立ち向かっていきましたが、猿は驚いて逃げてしまいました。
その事があってから、犬と猿の関係は以前とはうって変わりギスギスしたものになってしまった、というお話です。猿もとっさに逃げてしまい、ばつが悪かったのでしょうね。
こちらも、元々は仲が良かったのに関係が壊れてしまったお話ですね。
その事があってから、犬と猿の関係は以前とはうって変わりギスギスしたものになってしまった、というお話です。猿もとっさに逃げてしまい、ばつが悪かったのでしょうね。
こちらも、元々は仲が良かったのに関係が壊れてしまったお話ですね。
猟師と犬
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こちらも猟のお話です。猟師は昔、猟犬を連れて山に登っていました。その際山に住んでいる猿と出くわす事も珍しくありませんでした。
猿は縄張り意識が高いので、猟犬に対しても威嚇してきます。
それを見た猟師が、「犬と猿は仲が悪い」と話し、定着した、と言われているそうです。
猿は縄張り意識が高いので、猟犬に対しても威嚇してきます。
それを見た猟師が、「犬と猿は仲が悪い」と話し、定着した、と言われているそうです。
犬と猿の習性の違い
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犬は3万年近く前から人類の良きパートナーだったと言われています。クロマニオン人も犬を使って狩りをおこなっていたとか。
主従関係を好む習性は人間と友好な関係であり続けました。
一方猿は、畑などで農作物を荒らす上、学習能力も極めて高いので長く人間の生活を脅かしてきました。
人とその暮らしを守る犬と、被害を出す猿。性質の違うものどうし敵対して当たり前、という考えが生まれたようです。
主従関係を好む習性は人間と友好な関係であり続けました。
一方猿は、畑などで農作物を荒らす上、学習能力も極めて高いので長く人間の生活を脅かしてきました。
人とその暮らしを守る犬と、被害を出す猿。性質の違うものどうし敵対して当たり前、という考えが生まれたようです。
豊臣秀吉と前田利家
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「猿」 というあだ名で呼ばれていた豊臣秀吉と、幼名が「犬千代」だった前田利家。彼らは大親友だったそうです。
ふたりとも尾張国の出身なのですが、お国なまりのしゃべり方が他の国の人には荒っぽく聞こえていました。
それは、二人が話している様を見た人が「ケンカをしている」と勘違いするほどだったそうです。
「猿」と「犬」は 仲が悪い、と思い込まれていたようですね。
ふたりとも尾張国の出身なのですが、お国なまりのしゃべり方が他の国の人には荒っぽく聞こえていました。
それは、二人が話している様を見た人が「ケンカをしている」と勘違いするほどだったそうです。
「猿」と「犬」は 仲が悪い、と思い込まれていたようですね。
西遊記
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孫悟空が天界に殴り込み暴れした挙げ句盗みをはたらこうとしました。
その際、手に負えない孫悟空に顕聖二郎真君という神様と愛犬の哮天犬が立ち向かい、哮天犬が悟空に噛みついて取り押さえました。
孫悟空と言えば猿です。ここから、犬猿の仲を連想したという説もあります。
その際、手に負えない孫悟空に顕聖二郎真君という神様と愛犬の哮天犬が立ち向かい、哮天犬が悟空に噛みついて取り押さえました。
孫悟空と言えば猿です。ここから、犬猿の仲を連想したという説もあります。
犬猿の仲の類語と対義語
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犬猿の仲以外にも、不仲を意味する言葉があります。また、反対に仲良しの関係であることを言い表す言葉もあります。
聞き覚えのあるものから、そうでないものまで幾つか見ていきましょう。
聞き覚えのあるものから、そうでないものまで幾つか見ていきましょう。
犬猿の仲の類語
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類語には、「水と油」や「ハブとマングース」などがあります。水と油は、そのままの意味で決して混ざり合うことのない相容れない関係であることを示しています。
ハブとマングースは、沖縄でこれらを闘わせて勝敗を観る出し物のことです。
闘わせるくらいだから仲が悪い代名詞になるだろうという事なのですが、実際にはマングースはハブが主食な分けでもなく、ハブより強いわけでもないようです。
ちなみに英語圏では『like a Cat and Dog(犬猫の仲)』や、『They agree like cats and dogs(彼らは猫と犬のように仲がよい)』という言葉があります。
ハブとマングースは、沖縄でこれらを闘わせて勝敗を観る出し物のことです。
闘わせるくらいだから仲が悪い代名詞になるだろうという事なのですが、実際にはマングースはハブが主食な分けでもなく、ハブより強いわけでもないようです。
ちなみに英語圏では『like a Cat and Dog(犬猫の仲)』や、『They agree like cats and dogs(彼らは猫と犬のように仲がよい)』という言葉があります。
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