2019年9月7日 更新

ネイマールチャレンジとは?本人のコメントや海外での反応も

昨年から全世界でブームとなっている「ネイマールチャレンジ」。実は、ある世界的スターのサッカー選手が元ネタになっているんです。いったいどのようなチャレンジなのか、そしてネタにされた本人のコメントや世界の反応はいかなるものか、詳しく解説します!

目次

元チェコ代表で先日現役生活からの引退を表明した、サッカー界のレジェンドゴールキーパー、ペトル・チェフ選手。チェルシーFCやアーセナルFCといった世界的名門クラブで15年に渡り活躍してきた彼ですが、サッカー選手としては珍しく、ヘッドギアを着用してプレーする姿がよく知られています。

しかし実は、彼が若手の頃から自発的に着用していたわけではありません。ヘッドギアが代名詞となるきっかけは、2006年のプレミアリーグでの試合における接触プレーでした。ゴール前にこぼれたボールを巡って、果敢に飛び込んだチェフ選手と相手フォワードが激しく交錯したのです。

運悪くその衝撃を頭部に受けてしまった彼はなんと、頭蓋骨を陥没骨折して意識を失いました。なんとか一命はとりとめたものの、選手生命は絶たれたかと誰もが考えるような重症でした。それでも彼は驚異の回復力と精神力で、前述の通り現役をまっとうしました。本当に偉大なプレーヤーです。

エドゥアルド・ダ・シルヴァ

Sport Football Pitch - Free photo on Pixabay (612453)

エドゥアルド・ダ・シルヴァ選手はアーセナルFCやウクライナの名門FCシャフタール・ドネツクでの活躍が印象的な、ブラジル出身のストライカーです。15歳からプレーを始め、のちに帰化したクロアチアでは年間最優秀選手賞を獲得するなど、若くから将来を嘱望されたプレーヤーでした。

そんな彼ですがアーセナルFCへキャリアのステップアップを果たした翌年、試合中の悪質なタックルによって利き足である左足の骨折を負ってしまいます。患部の骨が露出するほどの重症であり、当時のテレビ放送ではそのシーンのリプレーが自粛されたような恐ろしい接触でした。

若手選手にとっては致命的と言える、1年に渡るリハビリを乗り越えて復帰したエドゥアルド選手。しかし大ケガの影響は彼を確実に蝕んでおり、結局大きなインパクトを残せないまま退団してしまいます。不屈の闘志で現在も愛される彼ですが、ケガがなければさらに素晴らしいプレーヤーになっていたかもしれません。

ネイマールチャレンジは皮肉なものだが面白い

Men Women Apparel - Free photo on Pixabay (612525)

いかがでしたでしょうか?「ネイマールチャレンジ」とは、サッカーブラジル代表のネイマール選手のマリーシアを皮肉ったものであること、しかし同時にマリーシアは正当な行為であり、時には必要となるものだということがお分りいただけたかと思います。

ネイマール選手本人も参加したことで世界的に楽しまれた「ネイマールチャレンジ」。この記事を読んだみなさんにはぜひ、ただ彼を嘲笑するような態度ではなく、サッカー的な背景まで理解を示した上で楽しんでいただければ幸いです。

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