2019年9月9日 更新

歴史を覆すギョベクリテペの謎!世界最古の文明の新発見!

ギョベクリテペの遺跡をご存知ですか。ギョベクリテペは、最古の遺跡と言われていますが、謎もとても多い遺跡であることでも有名です。宇宙人が関係しているのかという噂もある石像など、ギョベクリテペの遺跡の謎について解説していきます。

第三層で目立つのが、円形に彫られた溝部分でしょう。そしてその中心には2本の柱が建てられているのです。

面白いことに、その2本の柱は向かい合うように建てられており、しっかりと計画されてこのギョベクリテペが作られたのだということが分かる構造になっています。また、この第三層には人が座るように作られたとされるベンチも発見されています。

さらに第三層にはとてもたくさんの動物の彫刻が登場します。ウシやイノシシ、キツネやライオンだと思われる動物の彫刻や、蛇などの爬虫類の彫刻もたくさん登場します。

こうした動物の彫刻などは、色々な国の遺跡で発見されています。しかし、これだけ古い時代にこれだけ精密に描かれた彫刻が発見されることは驚くべきことなのです。

第二層

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第二層になれば、部屋の構造に変わっていきます。第二層には長方形に作られた部屋が存在していますが、この部屋にも丁字型に作られた石柱が見つかっていることから、このスペースも神殿として使われていたのではないかという予想ができます。

また、この第二層にもライオンなどの彫刻が彫られていることが確認されていますので、神が降り立つ場所としての神殿用とされていたことはほぼ、間違いないのではないかと言われています。いずれにしても、この時代にここまでレベルの高い遺跡などが見つかることは考えられないことです。

第一層

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第一層は一番丘に近い場所に位置する層です。一番新しい層であり、現代に近い時代まで利用されていた層にないrます。

このギョベクリテペの第一層は、農作物が作られていた時代があり、どのような目的かは分かっていませんが、ギョベクリテペは意図的に埋められたのです。意図的に埋める必要があったのか、この場所でどうしても農作物を作らなければいけなかったのかは謎です。

謎が多すぎるギョベクリテペですが、こうした段階的に作られた層を確認すれば、どのような意図で遺跡が作られたのかが見えてきます。

ギョベクリテペの謎

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ギョベクリテペには、とてもたくさんの謎が隠されています。さまざまな謎がある中で、とくに大きな謎とされていることをピックアップしましたのでご確認ください。

こうした謎は、現在の科学や知識を持っても分かっていないことなのです。また、有名な考古学者からは、こうした謎についてはさまざまな仮説が唱えられています。

周囲に人が住んでいた形跡がない

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実は、このギョベクリテペ周辺には人が住んでいたであろう形跡がないのです。世界に数ある遺跡の場合には、遺跡周辺には必ずと言って良いほど人が生活をしていたであろう痕跡が残っています。

部族の繁栄、さらには農作物などの豊作を神に祈るという目的で建てられる神殿だと考えるのが一般的なので、その遺跡などの周辺には人が生活していた痕跡がないとおかしいのです。このギョベクリテペには、人がいたであろう痕跡は全くと言って良いほどありません。

そのため、何のためにこのギョベクリテペが建造されたのかが分からないのです。人が訪れることを想定してギョベクリテペが作られたのであれば、比較的人が暮らしている近くに建造するはずです。

近くに人が暮らしていた形跡がないというのは、とても違和感が強いのです。

石を削る道具が見つかっていない

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また、この石造が作られたであろう道具も見つかっていません。遺跡の周辺には、大抵はその遺跡を作ったであろう道具が見つかっています。

ギョベクリテペはこの時代にしてはかなり大規模な石造がありますので、その周辺には何らかの道具が見つかってもなんら不思議はありません。全くと言って良いほど、石を削るような道具が見つかっていないのはかなりの謎なのです。

道具が見つかっていないために、どのような方法でこの場所に石を持ってきて、どのような方法で石を削り出したのかが分からないのです。また、かなり精密に削り出したような痕跡も残っています。

そのため、ギョベクリテペが作られた道具は、即席に用意されたような道具ではなく、ギョベクリテペを作るために用意された道具であったかもしれないという仮説ができあがるのです。

誰が何のために作ったのか

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そして、さまざまな謎があるギョベクリテペですが、最大の謎とされているのが誰が何のためにこのギョベクリテペを作ったのかということなのです。神殿などがあるために、何らかの目的で作られたことは間違いありません。

世界にある神殿などの多くは、目的がはっきりとしているものが多いのです。確かにまだ、目的が分かっていない遺跡もありますが、ギョベクリテペの周辺には人がいた痕跡がないため、その意味や目的は深い謎に包まれているのです。

おそらくは宗教的な観点でギョベクリテペが作られたのではないかという仮説はできます。さまざまな視点から見ても、宗教的な意味ということを外して考えることは難しいでしょう。

しかし、人が訪れないこうした遺跡を作る意味を考えたときには、本当に宗教上の理由があったのかという疑問に変わってしまうのです。

ネバル・コリ遺跡との共通点

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また、ギョベクリテペのような作りは他にも発見されています。ギョベクリテペが地中に埋められた500年後ですが、ネバル・コリ遺跡が誕生していたのです。

このネバル・コリ遺跡は、ギョベクリテペにとても似ており、建てられ方やどのような意味で作られたのかはっきりしていない点などがギョベクリテペと類似しているのです。そのため、おそらくギョベクリテペの信仰はしっかりと次の世代に引き継がれていったということが分かります。

ネバル・コリ遺跡には、ギョベクリテペでは発見されていない神の像も配置されていましたので、徐々に進化していったことも分かります。

保存状態が良すぎる

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また、ギョベクリテペには他にも謎が隠されています。ギョベクリテペは今から11,500年前に建てられた遺跡であることが分かっていますが、それほど古いものにしては保存状態が良すぎるのです。

大抵の遺跡であれば、年数を重ねるにつれて風化していきます。それは地中に埋まっている遺跡であっても同じことが言えるでしょう。

しかし、ギョベクリテペはこれだけ長い間地中に埋まっていたにも関わらず、保存状態がとても良いのです。本当にここまで長い間地中に埋まっていたのか疑問に感じるほど保存状態が良いのです。

しかし、11,500年前に建てられたことは間違いありません。やはり11,500年前に建てられたにも関わらずこれだけ保存状態が良かったのは、長期間状態の良い地中に埋められていたからでしょう。

ギョベクリテペで発見された石像や出土品

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ギョベクリテペで発見された石像や出土品には、どのようなものがあるのでしょうか。数あるギョベクリテペの石像や出土品は謎が多いものがたくさんあります。

今もなぜそのようなものが作られたのか分かっていないものばかりですが、ぜひ確認してみてください。

T字形の石柱

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