目次
- 河内弁はどこの方言?
- 河内弁とは
- 河内地方について
- 河内弁の文法と使い方例
- サ行5段動詞のイ音便が特徴的
- 丁寧語の語尾
- 否定
- 疑問の終助詞
- 敬語
- 河内弁は汚い方言?特徴的な言い方
- 河内弁の一人称と二人称
- 強めの罵倒語
- 河内弁が怖いと感じる理由
- ヤクザ映画やヤンキー漫画でよく登場する
- 河内弁を全国に広めた河内のオッサンの唄
- 同じ大阪弁でも違いがある?河内弁と似た泉州弁
- 河内弁と泉州弁は共通点が多い
- 河内弁と泉州弁の違い
- 泉州弁の使い方例
- 河内弁を話す芸能人はいる?河内地方出身の芸能人
- 内藤剛志
- FUJIWARA
- 岡田准一
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- 1位 大阪府
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- 青森県
- クセが強めの方言は評判が悪い?
河内弁はどこの方言?
via pixabay.com
日本は、様々な方言で溢れています。今回ご紹介するのは、河内弁です。
河内弁と言っても一体どこを指すのか。どういう言葉なのかわかりませんよね!
まず最初は河内弁の基礎から、ご紹介していきましょう!
河内弁と言っても一体どこを指すのか。どういう言葉なのかわかりませんよね!
まず最初は河内弁の基礎から、ご紹介していきましょう!
河内弁とは
via pixabay.com
河内弁とは、近畿地方の大阪府東部の、旧河内国で使われている方言のことを言います。
その中でも3つに分かれており、
北河内方言(枚方市・交野市)
中河内方言(寝屋川市・守口市・大東市・東大阪市・八尾市・ 大阪市東部)
南河内方言(柏原市・藤井寺市・松原市・羽曳野市・富田林市・河内長野市・大阪狭山市・堺市東部・南河内郡(美原町・太子町・河南町・千早赤阪村)
の3つに分類されているそう。
北河内の方言は、京言葉に影響を受けており、
南河内の方言は泉州弁とのつながりも強くあり、
中河内の方言が1番河内弁らしいと言われているそうです。
その中でも3つに分かれており、
北河内方言(枚方市・交野市)
中河内方言(寝屋川市・守口市・大東市・東大阪市・八尾市・ 大阪市東部)
南河内方言(柏原市・藤井寺市・松原市・羽曳野市・富田林市・河内長野市・大阪狭山市・堺市東部・南河内郡(美原町・太子町・河南町・千早赤阪村)
の3つに分類されているそう。
北河内の方言は、京言葉に影響を受けており、
南河内の方言は泉州弁とのつながりも強くあり、
中河内の方言が1番河内弁らしいと言われているそうです。
河内地方について
via pixabay.com
もともと大阪府というのは、明治時代にできたもので、摂津国、河内国、和泉国が合わさって出来た府です。
なので現在も、河内という名前のまま、河内地方は残っています。だいたい枚方市〜千早赤阪村あたりまでの範囲で、とても広いのです。
もともと河内国は、摂津国が商人の国だったのに対し、農民の独立国家だったと言われています。
なのでその遺伝子なのか、地域に生まれ、地域で根を生やし、地域の肥になるという考え方が昔はあり、今も地元愛にあふれる人が多いようです。
なので現在も、河内という名前のまま、河内地方は残っています。だいたい枚方市〜千早赤阪村あたりまでの範囲で、とても広いのです。
もともと河内国は、摂津国が商人の国だったのに対し、農民の独立国家だったと言われています。
なのでその遺伝子なのか、地域に生まれ、地域で根を生やし、地域の肥になるという考え方が昔はあり、今も地元愛にあふれる人が多いようです。
河内弁の文法と使い方例
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では具体的に河内弁とは、どのような言葉を話すのでしょうか?
河内弁の特徴的な使い方をご紹介したいと思います。
河内弁の特徴的な使い方をご紹介したいと思います。
サ行5段動詞のイ音便が特徴的
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一言にサ行イ音便と言っても、なんのことやらわかりませんよね。
かんたんに言えばサ行の文字がイになるということなのですが、たとえば「貸して」→「貸いて」、「差した」→「差いた」、「明日」→「あいた」という風に、「し」が「い」になっています。
さらに中河内を中心にそれがもっと崩れ、「明日」→「あいさ」などの表現もまれにあるそうです。
なぜそのようになるのかは、各地の方言の不思議ということなのでしょう。
かんたんに言えばサ行の文字がイになるということなのですが、たとえば「貸して」→「貸いて」、「差した」→「差いた」、「明日」→「あいた」という風に、「し」が「い」になっています。
さらに中河内を中心にそれがもっと崩れ、「明日」→「あいさ」などの表現もまれにあるそうです。
なぜそのようになるのかは、各地の方言の不思議ということなのでしょう。
丁寧語の語尾
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河内弁では、〇〇します、しました、というような丁寧語の語尾の部分が違います。
たとえば、「行きました」を使うときは「行きまいた」になり、更にそれがくずれた「行きまいさ」ともなるようです。
これもさきほどのサ行が変わっているもののようです。
終止形の「行きます」は、「行きまう」になったりもするようです。
丁寧な断定をするときは、「です」の他にも、「だす」を使う方もいるようです。
一部の高齢層では、語尾が「まする」や、「やす」を用いる地域もあるようです。
たとえば、「行きました」を使うときは「行きまいた」になり、更にそれがくずれた「行きまいさ」ともなるようです。
これもさきほどのサ行が変わっているもののようです。
終止形の「行きます」は、「行きまう」になったりもするようです。
丁寧な断定をするときは、「です」の他にも、「だす」を使う方もいるようです。
一部の高齢層では、語尾が「まする」や、「やす」を用いる地域もあるようです。
否定
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河内弁は否定の語尾にも特徴があります。
関西圏でもいろいろな言い方がありますが、河内弁での一般的な否定語尾は「ひん」、「へん」、「いん」です。
「へん」や「ひん」は他の関西弁でも聞くことが多いと思いますが、「いん」は、中河内の特徴的な言葉のようです。
例題をあげると、「出ない」→「出やひん」、「出やいん」などだと言われています。
関西圏でもいろいろな言い方がありますが、河内弁での一般的な否定語尾は「ひん」、「へん」、「いん」です。
「へん」や「ひん」は他の関西弁でも聞くことが多いと思いますが、「いん」は、中河内の特徴的な言葉のようです。
例題をあげると、「出ない」→「出やひん」、「出やいん」などだと言われています。
疑問の終助詞
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河内弁は疑問文の最後に来る語尾が違います。
語尾には、「か」「け」を用いる場合が多いようです。
基本的には男性の荒々しくぞんざいな表現のイメージの〇〇ちゃうんけ!などが多いですが、河内弁では優しいイメージとしても使われているようです。
たとえば「〇〇だね」が「〇〇やんけ」、「〇〇やんか」となります。
語尾には、「か」「け」を用いる場合が多いようです。
基本的には男性の荒々しくぞんざいな表現のイメージの〇〇ちゃうんけ!などが多いですが、河内弁では優しいイメージとしても使われているようです。
たとえば「〇〇だね」が「〇〇やんけ」、「〇〇やんか」となります。
敬語
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敬語にも様々な表現がありますが、河内弁の敬語は「〇〇してくれた」が、「〇〇してくれはった」「〇〇しやった」になります。
主に「はった」「やった」「はる
などがあります。
京都寄りの北河内では「〇〇してはる」という表現が多いようです。
主に「はった」「やった」「はる
などがあります。
京都寄りの北河内では「〇〇してはる」という表現が多いようです。
河内弁は汚い方言?特徴的な言い方
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ではなぜ、河内弁は汚い、怖いと言われるのでしょうか?
怖いと思われる言葉はどんなものがあるのか、ご紹介していきます。
怖いと思われる言葉はどんなものがあるのか、ご紹介していきます。
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