2019年8月29日 更新

サナダムシダイエットとは?気になる効果やリスクとは

サナダムシダイエットというダイエット方法を知っていますか。寄生虫を使ったダイエット方法で、食事制限や運動をしなくてもみるみるうちに痩せていくと言うダイエット方法です。では、サナダムシダイエットの効果やリスク、メリットやデメリットとは一体何があるのでしょうか。

目次

サナダムシには偏頭条虫科に属しており、サナダムシと呼ばれている寄生虫は約3,000種類も存在します。サナダムシだったら何使ってもダイエットに適しているというわけではありません。危険なサナダムシも存在しており、最悪死に至ってしまうほど危ないサナダムシがいます。

オペラ歌手のマリア・カラスがサナダムシダイエットで約50キロもの減量に成功していますが、彼女が使用したサナダムシは「広節裂頭条虫」という、昔から欧米の地方で生息しているサナダムシです。彼女が使用した「広節裂頭条虫」はダイエット効果が期待できるサナダムシなのですが、日本人の体には合わないので使用するのは危険です。

成長すると消化器官に被害がある(※胃痛や腸閉塞)

Abdominal Pain Appendicitis - Free photo on Pixabay (582201)

サナダムシは、刺身や牛肉や豚肉などを十分に熱処理しないで摂取した場合に感染することがあり、成長すると約10メートル近くもの大きさに成長します。サナダムシの成虫の多くは脊椎動物の消化器官に生息していますが、一番危ないのが腸内で成長することができず、幼虫のまま体内を移動してしまうことです。

腸内に留まることができずに幼虫のまま宿主の体内を移動してしまうことで、胃痛や腸閉塞など内臓を圧迫、最悪は破壊してしまったりしてしまう恐れがあります。他にもサナダムシが原因で様々な病気を引き起こす原因にもなってしまいますので、サナダムシダイエットは大きなリスクが伴うダイエットと言えます。

肺炎のリスク

Virus Microscope Infection - Free image on Pixabay (582803)

サナダムシダイエットは成功すると減量に成功するほかに、藤田紘一郎さんのように花粉症などのアレルギーが改善されたり、中性脂肪やコレステロールが付きにくくなったりなどの効果がありますが、もし失敗してしまうと重度の肺炎や腸閉塞、貧血などの病気を引き起こすリスクがあります。

何故、サナダムシダイエットに失敗してしまうと肺炎になってしまうリスクがあるのかというと、幼虫のときに成長過程で肺に移動してしまうことがありその時に、肺を刺激してしまい肺炎になってしまいます。こうなってしまうと入院して手術などの処置を行わなければなりません。

免疫力が低下する

Bacteria Germs Microbes - Free image on Pixabay (582821)

サナダムシダイエットは宿主の免疫力を低下させてしまい、様々な病気を引き起こす原因になってしまいます。藤田紘一郎さんは、サナダムシを飲んだ結果花粉症になることがなく、中性脂肪やコレステロールが付きにくくなったという話もありますが、こちらは上手く行った場合です。

もしサナダムシダイエットに失敗してしまうことで、様々な副作用を引き起こし合併症などの病気を引き起こす原因になります。本来腸内にいるはずのサナダムシが体内を自由に移動し臓器を刺激してしまい、そこから病気を引き起こしてしまったりするのがメリットでありリスクです。

腹痛や黄疸のリスク

Figure Man Sit - Free photo on Pixabay (585091)

サナダムシは腸内に留まらずに体内を移動することがあります。サナダムシが体内を移動し、臓器を刺激することで腹痛や黄疸になってしまうことがあります。 また、血液に乗って、胆管や膵管に入り込むことで、黄疸や激しい腹痛を起こす場合もあります。

重症になると激しい腹痛や黄疸などの病気を引き起こしますが、長さが数メートルものサナダムシに寄生された場合でも自覚症状が無く、稀に腹痛や下痢を引き起こす程度なので気付かない場合が多く、便と一緒に出てきたのを見たときに初めて寄生されてたことに気付くことが多いです。

貧血や肌荒れのリスク

Portrait Woman Fashion - Free photo on Pixabay (585295)

サナダムシに寄生されると、悪性貧血や肌荒れの原因になってしまうことがあります。悪性貧血とは胃の粘膜の萎縮によってビタミン12が欠乏することで引き起こる貧血のことをいいます。サナダムシに寄生されると、普段のヘモグロビンの量よりも下回ってしまうため、貧血を引き起こしてしまいます。

サナダムシは腸内で栄養素を吸収してしまうため、本来宿主が必要としている栄養素が行き渡ることができずに肌荒れや貧血などの症状を引き起こしてしまうといわれています。

脳に移動するリスク

Unknown Think Contemplate - Free vector graphic on Pixabay (585380)

一番恐ろしいのが、サナダムシの幼虫が体内を移動し、脳に移転しまうことです。脳は人間の中で重要な部分の一つでもあります。外国では、サナダムシに寄生された男性が病院に行って検査してもらった結果、脳にサナダムシの幼虫が寄生しており、命の危険が迫っていたという状況だったそうです。

サナダムシが脳内の中枢神経に寄生してしまうと「神経嚢虫(のうちゅう)症」という病気を引き起こし、けいれんや平衡感覚の乱れなどの症状を引き起こします。他にも言葉が突然出てこなくなったり、いつも持てるはずの、マグカップなどの物を落としたりしたりするという症状も、サナダムシが脳に寄生していることが原因で起こっている可能性があるとされています。

サナダムシダイエットの注意点

Barbed Wire Curled Twisted - Free vector graphic on Pixabay (585417)

サナダムシダイエットはメリットもありますが、デメリットやリスクが大きいダイエット方法です。サナダムシにはいろんな種類がいます。日本産のサナダムシはサナダムシダイエットに適しているサナダムシと言われており、人体に悪影響を与えることが無いといわれていますが、約10年前に絶滅してしまっています。

もし、サナダムシダイエットをしてみたいと考えている人は、どのようなことに注意しなければならないのでしょうか。注意点をいくつか、簡単に紹介します。

自己流でやらない

Hand Like Thumb - Free vector graphic on Pixabay (585440)

サナダムシダイエットは自己流で決して行ってはいけません。寄生虫を使ったダイエットは、宿主の体内を寄生するだけでなく、体内を移動し臓器等を傷つけてしまい、様々な病気を引き起こしてしまう原因の一つになってしまいます。しかも、最悪死に至ってしまうほど恐ろしいダイエット方法です。

サナダムシダイエットに限らず、ダイエットをする際は自己流で決して行わないようにしましょう。何があってからでは手遅れになってしまいます。きちんと自分でやり方を調べて、メリットやデメリットを知った上で、きちんとした健康的なダイエット方法で痩せるようにしましょう。

ネットでサナダムシを購入しない

Laptop Woman Education - Free photo on Pixabay (591276)

もし、サナダムシダイエットをしようと考えていてインターネットなどの通販サイトでサナダムシが販売されていたら、それは絶対に購入してはいけません。サナダムシの卵などを販売しているサイト等が少なからず存在しますが、そういったサイトは悪徳業者である可能性が高いので、決して購入してはいけません。

海外では通販でも販売しているサイトが少なからず存在しており、有名な海外のモデル等がサナダムシダイエットをしているという噂も囁かれています。もしサナダムシが販売しているサイト等を見つけたら絶対購入しないでください。

サナダムシダイエットで起きた事件

Eyes Surprise Wow - Free vector graphic on Pixabay (591331)

3 / 4

関連する記事 こんな記事も人気です♪