2020年1月29日 更新

女子高生のパパ活は犯罪になる?高校生のパパ活の相場ややり方と法律との関係

「パパ活」の注目度が高まるにつれ、女子大生だけではなく女子高生もパパ活を始める人が増えています。しかしながら、女子高生のパパ活は処罰の対象になるだけではなく、世間的なイメージとは違い効率が悪い場合もあります。女子高生のパパ活について徹底的に解説していきます。

この記事の結論
  • 女子高生のパパ活で身体の関係をもつと違法になる

  • 高校生がパパ活アプリを利用することは条例で禁止されている

  • SNSを使ったパパ活の募集は非効率かつ危険

  • 高校在学中のパパ活はアルバイトよりもコスパが悪いことも

女子高生のパパ活は犯罪になる?

趣味や友達との遊びなど、支出が多い中でなかなか収入を増やすことができないのが女子高生という年代です。どうしてもお金が欲しい女子高生は、そのために「パパ活」を始める人も少なくはありません。しかしながら、女子高生のパパ活はパパはもちろん女子高生も逮捕・補導の対象となってしまいます。
第四条 児童買春をした者は、五年以下の懲役又は三百万円以下の罰金に処する。
このように女子高生のパパ活は「児童売春・児童ポルノ処罰法」や「売春防止法」によって規制の対象となっています。すなわち18歳未満の女子高生がパパ活と称して金品などの対価を受け取りながら身体の関係を持つこと、またはそれに類似した行為をすることは法律で禁止されています。

「デートや食事だけなら性行為はないから問題ない」と主張する女子高生もいますが、そのデートや食事の時間帯や場所、内容や頻度によっては「性行為に類似した行為」とみなされて処罰の対象となることもあります。
さらに、詳しくは後述しますが女子高生のパパ活相手の募集はアプリよりもSNSや掲示板を使って行われるケースが多くなります。しかしながら、そういった書き込みは「サイバーポリス」と呼ばれる警察の部署が監視をしているため、パパ活の募集をしただけで補導対象になる場合もあります。

「Twitterでパパ活の募集はしているけど、名前も学校名も出してないから問題ない」と考える人もいるかもしれませんが、悪質な書き込みに対してはサイバーポリスが書き込みをしたアカウントの情報を請求し、どんなに偽名を使って身分を隠しているつもりでも特定され、補導される可能性もあります。

女子高生はパパ活アプリを利用できる?

 (787199)

先ほど解説したように、女子高生のパパ活はアプリの利用はめったに行われません。しかしながら、女子大生や社会人の女性がパパ活相手を探す時の定番は、効率の良さや安全面からパパ活アプリの利用が推奨されています。では、なぜ女子高生はそのようなパパ活アプリを利用する人が少ないのでしょうか。

実は、先ほど紹介した「児童売春・児童ポルノ処罰法」や「売春防止法」によって女子高生のパパ活自体が規制されているのと同じように「インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律」(いわゆる「出会い系サイト規制法」によって出会い系アプリの使用自体が規制されているのです。
第六条 何人も、インターネット異性紹介事業を利用して、次に掲げる行為(以下「禁止誘引行為」という。)をしてはならない。
一 児童を性交等(性交若しくは性交類似行為をし、又は自己の性的好奇心を満たす目的で、他人の性器等(性器、肛こう門又は乳首をいう。以下同じ。)を触り、若しくは他人に自己の性器等を触らせることをいう。以下同じ。)の相手方となるように誘引すること。
二 人(児童を除く。第五号において同じ。)を児童との性交等の相手方となるように誘引すること。
三 対償を供与することを示して、児童を異性交際(性交等を除く。次号において同じ。)の相手方となるように誘引すること。
四 対償を受けることを示して、人を児童との異性交際の相手方となるように誘引すること。
五 前各号に掲げるもののほか、児童を異性交際の相手方となるように誘引し、又は人を児童との異性交際の相手方となるように誘引すること。
こういった法律における「児童」とは「18歳以下」を意味するため、女子高生は一般的なパパ活アプリを利用することはできません。年齢確認があるアプリにおいては年齢を証明するために住民票や運転免許証といった身分証明書の提出が義務づけられているため、年齢を詐称してアプリに登録して利用するということも不可能です。

また、パパ活アプリの中には年齢確認がないアプリがあります。こういったアプリはフリーメールのアドレスさえあれば18歳未満でもバレずに利用することができますが、年齢確認のないアプリの場合は利用者の身元が保証されていません。そのため事件などに巻き込まれるリスクも高まりますし、「年収1,000万円」と書いている男性の経歴も保証されていないため年収自体が嘘であり結果的に効率が悪くなってしまう可能性もあります。

効率良くパパ活ができるアプリの利用はできず、仮に無理やり利用したとしてもリスクが高い上にパパ活の効率が悪いアプリしか利用できないのが女子高生です。そのため、女子高生のパパ活においてアプリの利用は現実的ではないと言えるでしょう。

女子高生のパパ活のやり方

 (787201)

では、安全なパパ活アプリを利用できない女子高生はどのようにパパ活の相手を探しているのでしょうか。実は、女子高生のパパ活相手の探し方は意外と少なく「知人からの紹介」もしくは「SNSや掲示板などを使った募集」という方法が主流だと言われています。

それぞれの方法のメリットとデメリット、リスクなどを見ていきましょう。

年上の友達に紹介してもらう方法

女子高生同士ではパパ活相手を紹介し合うことは難しいですが、年上の友達や先輩が既にパパ活をやっているのであればそのパパを紹介してもらえることもあるでしょう。お金の払いが非常に良いような、いわゆる「太パパ」の場合は多くの女性のパパになりたいと考えている人も多いので、快く受け入れてもらえる可能性も高くなります。

しかしながら、お金を持っているパパほどパパ活のリスクに対しても厳しい目を持っていることが一般的です。社会的な地位が高いパパが多いので、リスクのあるパパ活は避けたいという考えを持っている人も多く、女子高生相手のパパ活は拒否される可能性も高くなります。
第六条 売春の周旋をした者は、二年以下の懲役又は五万円以下の罰金に処する。
2 売春の周旋をする目的で、次の各号の一に該当する行為をした者の処罰も、前項と同様とする。
一 人を売春の相手方となるように勧誘すること。
二 売春の相手方となるように勧誘するため、道路その他公共の場所で、人の身辺に立ちふさがり、又はつきまとうこと。
三 広告その他これに類似する方法により人を売春の相手方となるように誘引すること。
(困惑等による売春)
また、パパや女子高生自身だけではなく紹介した友人も「売春防止法」によって処罰の対象となる可能性が非常に高いと考えられています。パパ活の内容に性行為が含まれていなくても、それに類すると見なされた場合は女子高生・友人・パパの三名が全員罰せられるリスクがあることを覚えておかなければならないでしょう。

SNSや掲示板などで募集する方法

年上の知り合いにパパ活をやっている人がいない場合、あるいは売春防止法などが理由で紹介を断られてもパパ活がしたい場合は、自分でパパを募集する必要があります。前述した通り、パパ活アプリを利用することは現実的ではないので、TwitterなどのSNSや掲示板を使った募集が多くなるでしょう。

ただし、女子高生に限らずパパ活の募集にSNSや掲示板を使うのは非常にリスクが高くなります。パパ活アプリは男性側に登録料が発生するアプリも多く「本当にパパ活をしたい男性」しか登録していませんが、SNSの場合は誰にでも書き込みを見られてしまうというリスクがあります。そのため、パパ活相手を募集していたつもりが悪意を持った人に事件に巻き込まれるリスクが非常に高いことを覚えておく必要があるでしょう。

また「女子高生のパパ活の相手を募集しています」という書き込みは、応じたパパにとってもリスクがあるためほぼ相手は見つかりません。「女子高生」を「JK」と言い換えれば安全だと考える人もいるかもしれませんが、サイバーポリス内においてもそうした造語は熟知されています。そのため、SNSや掲示板を使った募集は「悪意のある人に狙われるリスク」「パパが見つからないリスク」だけではなく「サイバーポリスに見つかって補導されるリスク」もあるため、非常に難しいと言っても良いでしょう。

女子高生のパパ活の相場

女子高生がパパ活の相手を見つけるのは非常に難しいですが、それでも絶対に不可能というわけではありません。では、女子高生が実際にパパ活を行った場合の相場はどのくらいになるのでしょうか。
デートのみ デート+食事
女子高生 5,000円~8,000円 10,000円~20,000円
女子大生以上 10,000円~30,000円 30,000円~50,000円
世間的には「JKブランドだから女子高生のパパ活は高収入」だというイメージを持たれていることも多いですが、実は女子高生のパパ活は上記の表を見ても分かる通りそれほど高収入は期待できません。デートの場合にパパの機嫌が良ければデパートなどでプレゼントを買ってもらえる可能性もありますが、それも女子高生に対する予算は10,000円前後なのに対して女子大生以上に対しては30,000円の予算を確保しているパパも多く、パパ自身の意識も女子高生とそれ以上に対しては大きく違います。

パパの年収や地域の相場によって多少の変動はありますが、女子高生のパパ活は世間的なイメージほど稼げるものではないことが分かるでしょう。

お手当てアップはできるの?

 (787203)

パパ活の相場を考えた時に、もう一つ考えておきたいのが「お手当てアップ」です。お手当てアップとは相場よりも高い値段でのデートや食事などをパパに依頼する代わりに、パパに対するサービスを増やすことで期待することができます。

しかしながら、パパ活のお手当てアップの方法は「買い物デート時のプレゼント」か「身体の関係によるお手当てアップ」が主な方法です。ただし、既に解説した通りパパ側も女子高生に対するプレゼントはそれほど高額なものを渡すことはめったにありません。おねだりしてハイブランドのジュエリーやバッグを買ってもらうこともできるかもしれませんが、そうした行為は「明らかにお金目当て」ということがパパ側にも繋がり、関係を切られてしまう原因になってしまうでしょう。

また、パパ活においては一般的に身体の関係を受け入れることで大幅なお手当てアップが期待できます。女子大生以上であれば、お手当てを目当てに身体の関係ありのデートをしている人も少なくはありません。しかし、女子高生においては身体の関係ありのパパ活は法律に違反します。そのためパパ側も受け入れる人はほとんどいませんし、万が一受け入れられたとしてもお互いに逮捕・補導のリスクが非常に高いため避けた方が無難でしょう。

アルバイトとの収入比較

 (787204)

女子高生にとって、非効率であってもパパ活は貴重な収入源になるかもしれません。しかしながら、現実的には様々なリスクから相手を探す段階でサイバーポリスに補導されたり、補導を免れてもパパ側に拒否されてしまう事例が後を絶ちません。では、仮にアルバイトをした場合はパパ活とどちらが効率的に稼げるのでしょうか。高校生の時給を900円と仮定して試算してみましょう。

平日の放課後に2時間アルバイトしたとして、週に3日のアルバイトで900*2*3=5,400円の稼ぎとなります。また、休日に4時間アルバイトすると、900*4*2=7,200円の収入が期待できます。すなわち、平日だけのアルバイトでも月に12日働ければ21,600円、休日だけでも28,800円となります。仮に平日と休日のこのペースで働けば、1ヶ月で約50,000円の収入を確保できるでしょう。

一方、パパ活の場合は毎週末にデートと食事をしても10,000*4=40,000円の収入しか確保できません。さらに高校生のバイトであればファストフード店やコンビニで制服も貸与されるためそれほど経費がかからないのに対し、パパ活で稼ごうと思うとコスメやファッション、美容院といった必要経費も非常に高くなります。

アルバイトに割く時間とパパ活に割く時間を単純に比較すると一見パパ活の方が効率良く稼げるように思えるかもしれません。しかし、冷静に必要経費などを比較してみるとアルバイトの方が圧倒的に高収入であることが分かります。

女子高生のパパ活は危険かつ非効率!他に収入をアップできる方法を探そう!

 (787206)

女子高生のパパ活は、常に逮捕や補導といったリスクと向き合う必要があります。もちろん補導だけではなく事件に巻き込まれるなどのリスクもつきまとうため、華やかなイメージとは裏腹に危険な稼ぎ方になってしまいます。さらに必要経費を考えた場合、パパ活は思ったよりも稼げずアルバイトをするよりも非効率だというデメリットもあります。

そのため、女子高生はパパ活をするよりもアルバイトをして色々な人と知り合い、人脈を広げることに専念した方が良いでしょう。人脈を広げることができれば、高校を卒業した後で太パパと出会える可能性も高くなります。女子高生期間は、いつかのパパ活への準備期間だと考える方が長期的な収入を大きく確保できることは間違いありません。

関連する記事 こんな記事も人気です♪