2020年2月4日 更新

パパ活で妊娠してしまった時に男女がすべきことと慰謝料が発生するパターン

パパ活で妊娠してしまった時、後悔している暇はありません。男性側も女性側も、男性が既婚者かどうかによって動き方が変わってきます。気になる慰謝料請求の可否やすぐにしなければならないことについて、体験談も含めてパターンごとに解説していきます。

この記事の結論
  • 【女性側】パパ活で妊娠した場合はすぐに週数を確認する

  • 【男性側】女性の意思を確認し、自分の地位・立場を守る方法を考える

  • 【双方】慰謝料に関しては奥さんに支払うリスクもあるので注意する

  • 【双方】リスクが高いためパパ活での性行為は避けた方が無難

パパ活で妊娠してしまった時女性がすべきこと【パパが独身の場合】

妊娠の疑いがあり相手もパパ活相手しか考えられない場合、女性はどのように動けば良いのでしょうか。まずは相手のパパが独身である場合の動き方を紹介していきます。

妊娠の確定と週数の確認

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女性側はまず本当に妊娠が真実であるかを確認しなければなりません。どんなに心当たりがある場合でも単に生理が遅れているだけではたまたまかもしれません。すぐにでも妊娠しているかどうかを確かめたい場合は、ドラッグストアなどで妊娠検査薬を買って確かめるようにしましょう。

ただし妊娠検査薬では妊娠していることは分かっても週数までは正確に把握することはできません。もし妊娠検査薬で陽性反応が出た場合は、すぐにでも近くの産科・婦人科を予約して妊娠の週数を確認してください。

パパへの連絡と今後の相談

また、妊娠が確認したらその段階ですぐにでもパパに連絡を取る必要があります。産む場合でも堕胎する場合でも、相手であるパパの同意が必要となる場面は多いので今後の相談をしましょう。

パパが独身の場合、年齢が近ければ妊娠がきっかけでパパ活ではない真剣交際が始まり結婚する可能性もないわけではありません。パパに連絡する前に「産みたいのか堕胎したいのか」「パパに結婚を申し込まれたらどうしたいのか」という自分の意思を固めておくと良いでしょう。

ただし、妊娠を告げた瞬間にパパが連絡先をブロックして逃げてしまう可能性もあります。そうなると経済的に非常に厳しい状況に追い込まれてしまいかねません。念のために妊娠を告げる前にパパの名刺を確保しておくなど、SNSなどではないしっかりとした連絡先も確保しておくと安心できます。

パパ活で妊娠してしまった時女性がすべきこと【パパが既婚者の場合】

パパが既婚者の場合、パパが独身の場合とは違って今後の対応が大きく変わってきます。また、詳しくは後程解説しますがパパ活の内容によってはパパの奥さんから不倫として慰謝料請求されるリスクもあるでしょう。既婚者の場合の行動についても確認しておきましょう。

妊娠の確定と週数の確認

パパが既婚者であっても、まずは妊娠を確定させることと週数を確認することは同じです。妊娠検査薬や産科・婦人科の受診によって妊娠や週数を確定させましょう。
人工妊娠中絶手術は母体保護法が適応される場合で、今回の妊娠を中断しなければならないときに行う手術です。人工妊娠中絶手術が受けられるのは妊娠22週未満(21週6日)までですが、妊娠初期(12週未満)と、それ以降とでは手術方法が異なります。
パパが既婚者である場合、妊娠が確定したら高確率で堕胎を選ぶことになるでしょう。その場合でも、妊娠22週未満でないと堕胎することができません。また、12週未満の妊娠初期の堕胎とは違い13週以降の堕胎は母体にかかる負担も大きくなります。いずれにせよ、選択は迅速に行う必要があります。

また、基本的には堕胎には胎児の父親・母親双方の同意が必要となりますが、パパが逃げてしまってどうしても連絡が取れない場合は本人の同意だけで堕胎ができる場合もあります。パパが既婚者の場合、連絡先を確保していても逃げられるリスクは非常に高いので、覚えておくようにしましょう。
3 第1項の同意は、配偶者が知れないとき又はその意思を表示することができないときは本人の同意だけで足りる。

パパの家庭への連絡に関してはパパと相談

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産む場合でも堕胎する場合でも、パパから金銭的な援助を受ける必要がある場合がほとんどです。その際にパパがお小遣い制などで自由になるお金が少ない場合、パパの家族や少なくとも奥さんには事情を話す必要性が生じることもあるでしょう。

しかし、その話し合いの場にあなたが参加するかどうかについては、あなたが決めることではありません。パパと相談し、パパが「奥さんが立ち会ってほしいと言っている」と希望した場合は立ち会う必要がありますが、そうではないのにあなたが勝手に奥さんに連絡をすると事態がこじれてしまう恐れもあるので注意してください。

パパ活で妊娠させてしまった時に男性がすべきこと【独身の場合】

では、パパ活で妊娠させてしまった男性はどのような行動を取れば良いのでしょうか。まずは男性が独身の場合の行動について解説していきます。

女性の意思確認

「女性から妊娠した」と言われた時、男性側も頭が真っ白になってしまうでしょう。しかしまずは真っ先に女性の意思を確認する必要があります。妊娠した女性は結婚したいと思っているのか認知だけを求めているのか、堕胎したいのかの意思を確認しましょう。

それと同時に、妊娠が本当なのかを確認する必要もあります。生理が来ないだけで妊娠検査薬などを使っていないのに早とちりで妊娠だと勘違いしてしまっている場合もあります。必ず病院に行ったかどうかを確認しましょう。

また、可能性としては低いのですが他の男性の子どもを妊娠しているのに経済的な理由などであなたの子どもだと偽る女性もいないわけではありません。妊娠している場合は週数などを確認して本当に自分の子どもかどうか計算することもおすすめです。

逃げるのは一時しのぎにしかならない

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独身でも結婚を考えている彼女がいる場合や、そもそも結婚願望がない男性もいるでしょう。そうした時に妊娠した女性から「責任をとって結婚して欲しい」と言われてしまうと、逃げたくなる人もいるかもしれません。しかし、多くの場合はそこで逃げ出しても一時しのぎにしかなりません。

SNSのアカウントをブロックしても電話番号や勤務先の情報からあなたに連絡を取ることは決して難しいことではありません。また、一度逃げると見つかった後のあなたの立場は苦しいものになってしまうでしょう。

また、先ほど女性の項目でも触れた通り堕胎をできるのは22週未満までです。父親になりたくなくて逃げていると、見つかった時には既に堕胎ができる週数を超えてしまっている可能性もあります。結婚を迫られた場合も短絡的に逃げるのではなく認知だけで事態を収めたり堕胎したりするように説得する方が現実的でしょう。

パパ活で妊娠させてしまった時に男性がすべきこと【既婚者の場合】

既婚者の男性がパパ活で妊娠させてしまうと、独身男性のように「責任を取って結婚する」という対応は非常に難しくなります。それどころか、パパ活をしていたことが奥さんや子どもにバレると自分の家庭が壊れてしまうリスクもあります。では、リスクを最小限にするためにはどのように動くのが得策なのでしょうか。

女性の意思確認

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独身男性の場合と同じように、妊娠が確定した場合は女性の意思確認をすることが大切です。しかしながら「どうしたいの?」のように女性の意思を尊重するような聞き方をしてしまうと「結婚して欲しい」や「認知してほしい」といったように望まれる可能性もあります。

既婚男性が女性の意思確認をする際には「既婚者だから結婚は難しい。金銭的な援助は出来るけど君の人生のこともあるし、残念だけど堕胎するのが最も現実的だと思う」のように堕胎の方向に意思を誘導するのが最もリスクを少なくできるでしょう。

家族に知らせるかどうかは慎重に考えよう

女性がどのような選択肢をとっても、家族に知られずに事態を収めるのは難しいでしょう。しかしながら、だからといって全て家族に打ち明ければ解決するわけではありません。奥さんの性格や子どもの年齢によっては、パパ活していたことがバレた時点でさらなるトラブルが待ち受けている可能性もあります。

時には奥さんや子どもではなく、自分の実家や兄弟、同僚にお金を借りて事態を収めるパパも珍しくはありません。バレた時に強く批判される可能性もありますが、選択肢の一つとして覚えておいても良いでしょう。

また、独身男性と同様に逃げるのは徒労に終わる可能性の方が高いのでおすすめしません。遠く離れた場所に住んでいても、基本的には簡単に住んでいる場所や勤務地はバレてしまうことを覚えておいてください。

パパ活で妊娠した場合に慰謝料は請求できるのか?

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金銭的に余裕がない場合、気になるのは妊娠した際にパパ活相手のパパに慰謝料を請求できるのかどうかだという人も多いのではないでしょうか。慰謝料に関しては請求できる場合もありますが、逆にパパの奥さんに慰謝料請求をされてしまう可能性もあります。気になる慰謝料について知っておきましょう。

慰謝料が請求できる場合の条件

妊娠してしまった時に慰謝料が請求できるかどうかは「性行為に同意があったかどうか」が焦点になります。性行為に同意していたわけではなく、男性から無理やり行為をされたのであれば妊娠の有無に関係なく男性を訴えることができます。
刑法第百七十六条 強制わいせつ罪
十三歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、六月以上十年以下の懲役に処する。十三歳未満の者に対し、わいせつな行為をした者も、同様とする。

刑法第百七十七条 強制性交等罪
十三歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いて性交、肛(こう)門性交又は口腔(くう)性交(以下「性交等」という。)をした者は、強制性交等の罪とし、五年以上の有期懲役に処する。十三歳未満の者に対し、性交等をした者も、同様とする。

刑法第百七十八条 準強制わいせつ及び準強制性交等罪
人の心神喪失若しくは抗拒不能に乗じ、又は心神を喪失させ、若しくは抗拒不能にさせて、わいせつな行為をした者は、第百七十六条の例による。
2 人の心神喪失若しくは抗拒不能に乗じ、又は心神を喪失させ、若しくは抗拒不能にさせて、性交等をした者は、前条の例による。
「既に相手からブロックされ、初めてのラブホだったからどう訴えれば良いのか分からない」と不安になる女性も多いかもしれませんが、警察に訴えることでアプリの登録情報の開示やラブホテルの入り口にある防犯カメラの情報などを調べることでパパの本名や住所、職場を該当することは簡単に行われます。

パパを特定した後は、起訴を取り下げる代わりに示談で済ませるように言えば慰謝料をもらえる可能性もあります。ただし、ラブホテルに入る際に仲良さそうに楽しく入っていたり複数のラブホテルを利用していたなどの事実が判明した場合は「無理やりではない」とみなされて、強制性交罪等が成立せず慰謝料の請求ができない場合もあるので覚えておきましょう。

パパが既婚者の場合、慰謝料を請求されることも!

また、パパに慰謝料を請求すると同時にパパの奥さんから慰謝料を請求される危険性もあります。いわゆる「不倫の加害者」として慰謝料を請求される場合の条件は「パパのことを妻帯者だと知っていた」かつ「付き合いが一定期間以上の長期間の付き合いだった」という2つの条件を満たしていることが重要です。

つまり「今までは既婚者のパパと性行為なしのパパ活をしていて、一度強要されて妊娠してしまったから慰謝料を請求したい」と訴えた場合は「既婚者だと知りながら不倫を継続した」という理由で慰謝料を支払う義務が生じることがあります。この時「パパ→あなた」への慰謝料の成立と同時に「パパ→奥さん」「あなた→奥さん」という慰謝料も発生します。

慰謝料を請求したからといって自分がお金をもらって終わりになるだけではありません。状況によっては加害者になってしまう可能性もあると覚えておいてください。

パパ活で妊娠してしまった体験談

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基本的にはパパ活で妊娠しても結婚できる可能性は限りなく低く、相手が独身男性であっても堕胎の道を選び女性の心と身体を傷つける可能性が高いのがパパ活での性行為です。大幅なお手当てアップは見込めますが、パパ活での性行為は避ける方が良いでしょう。

ここでは、実際にパパ活で妊娠してしまった二人の女性と一人の男性の体験談を紹介していきます。妊娠が判明した人は参考にしてください。

パパ活で妊娠!そして私は全てを失った…

大学卒業を間近に控え、内定も取って時間があったので友達に誘われてパパ活をしました。美味しいご飯を食べてちやほやされながら稼げるのは楽しかったのですが、ついお手当てアップにつられて性行為に同意してしまいました。そうすると、その一回でまさかの妊娠!両親に隠し通せるわけもなく、全て話して堕胎の道を選択しました。

もちろん両親からは強く叱責され、内定的の企業からは「企業イメージを損なうリスクが高い」とのことで内定取り消しをされました。大学だけはなんとか卒業できましたが、友達からも「簡単に身体を売る女」だと思われて疎遠にされ、実家からも勘当されてしまいました。あの一回で全てを失うなんて、後悔が尽きません(23歳/女性)

妊娠に気付いた時には遅く、子どもを産めない身体になってしまった

私は元から生理が不安定で、2ヶ月くらい来ないことも珍しくはありませんでした。だからパパ活での妊娠に気付くのも遅れ、妊娠検査薬を使ったのは20週を迎える頃。それからパパに連絡をして病院を探したので、堕胎の主述をしたのは22週のリミットギリギリでした。

当然胎児も育っていたので手術も難しく終わった時には妊娠がしづらい身体になってしまっていました。今はパパ活なんてやってたけど、いつかは愛する人と結婚して子どもだって産みたかったのに…こんなのあんまりです(26歳/女性)

ちょっと欲望に身を任せたら…家族からの視線が痛い

出張が多い仕事でしたので、パパ活はその時のちょっとした息抜きのつもりでした。そんなにお金もかからず新鮮なデートができて女の子もお金を稼げて…良いことばかりだと思ってたんです。でも、ある日女の子からお手当てアップの交渉をされて、お金に余裕があったしちょっと魅力的な子だったんでついつい応じたんです。

そしたら、まさかその一回で妊娠してしまいました。パパ活くらいのお金は持っていますが、堕胎手術のためのお金なんて自由に動かせません。恥を忍んで妻に話したら高校生の娘にもバレて、あれ以来冷たい目で見られています。妻の両親はもちろん俺の両親にも話したらしく、どこに行っても汚物を見る目で見られ…欲望に負けた自分が悪いとはいえ、辛い生活を過ごしています(54歳/男性)

パパ活で妊娠したことに気付いたら、すぐに行動して対応をしよう!

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パパ活で妊娠したことが分かった女性も妊娠させたことが分かった男性も、すぐには冷静になれずにどうすれば良いか困ってしまうでしょう。しかし、迷っている間にも子どもは成長してしまうので迷っている暇はありません。すぐに「どうしたいのか」「どうすれば最善なのか」ということを考えて、適切な対応をとるようにしましょう。

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