目次
- ジプシーとは?ジプシーの意味
- ジプシーとは?
- ジプシーの生活
- ジプシーの語源
- 現在のジプシーの分布や人口
- ジプシーは差別用語?
- ロマ人(ロマ族)の歴史
- ロマ人とは
- ロマ語について
- ロマ人の歴史
- ロマ人の宗教
- ロマ人がヨーロッパにもたらした文化
- ジプシーの現状
- ヨーロッパでは部外者扱い
- ロマ人の結婚観に非難の声
- 国籍がないため市民権やパスポートを持たない
- ジプシーのスリ被害が続出
- ジプシーのスリの手口はプロ級
- 特に子供に注意
- 物乞いをするジプシー
- 地域のスパイという噂も
- ジプシーには美人が多い?ジプシーの顔立ち
- 音楽の旅芸人として生計を立てている
- ロマ音楽の特徴
- ロマ音楽を堪能できる映画「ジプシーキャラバン」
- 女性に人気のベリーダンスにもジプシーが関係?
- ベリーダンスのルーツ
- ベリーダンスの特徴
- ジプシースカートで魅了
- ジプシーが題材となった映画
- 僕のスウィング
- ベンゴ
- ラッチョ・ドローム~良い旅を
- ジプシーの生活が語源!美容院ジプシーとは
- 美容院ジプシーとは
- 美容院ジプシーになってしまう理由
- 美容院ジプシーから抜け出す方法
- ジプシーは絶対悪ではないが注意も必要!
via pixabay.com
ロマ語(ロマニー語)とは、文字通りロマ人が使う言語のことで、現在ロマ語を話すのは480万人程と言われています。
ロマ語と言ってもロマに国家はないので、標準語といった決まった形が存在しません。
様々な国に滞在や定住をすることによってそれぞれの国の言葉に影響を受けた、いわゆる「方言」が沢山存在し、20群60種類以上に分類されるほど多様です。
ロマ語の起源はサンスクリット語(古代インド・アーリア語に属する言語)にあるようです。
ロマ語と言ってもロマに国家はないので、標準語といった決まった形が存在しません。
様々な国に滞在や定住をすることによってそれぞれの国の言葉に影響を受けた、いわゆる「方言」が沢山存在し、20群60種類以上に分類されるほど多様です。
ロマ語の起源はサンスクリット語(古代インド・アーリア語に属する言語)にあるようです。
via pixabay.com
また、北インド各地の様々な言語(グジャラート語、ヒンディー語、カシミール語等)とロマ語に、文法や語彙において共通点や関連性があると言われています。
ちなみに、ロマ語に固有の文字は存在しないため、今はラテン文字で記される事が多いようです。
ちなみに、ロマ語に固有の文字は存在しないため、今はラテン文字で記される事が多いようです。
ロマ人の歴史
via pixabay.com
ロマの人々は元来文字を持たず上記にもある通り国家が存在しないため歴史が残りにくいと言えます。
明確であるとしたら、言葉の名残からインドの出身であることくらいではないでしょうか。その上、歴史上ずっと迫害され続けてきたので一般的な国や他の民族に比べて痕跡を追うことは容易でないことです。
そもそも何故インドから出て流浪の民になったのかというと、一説では北インドのカースト外、奴隷以下で人としてすら扱われずに酷い迫害を受けていた人達がそこから逃れるためだったと言われています。
迫害から逃れるために移動型民族となったのにたどり着く先々でも人権を得られず、ろくに仕事にもつけない酷い運命を生き抜いて来ました。
明確であるとしたら、言葉の名残からインドの出身であることくらいではないでしょうか。その上、歴史上ずっと迫害され続けてきたので一般的な国や他の民族に比べて痕跡を追うことは容易でないことです。
そもそも何故インドから出て流浪の民になったのかというと、一説では北インドのカースト外、奴隷以下で人としてすら扱われずに酷い迫害を受けていた人達がそこから逃れるためだったと言われています。
迫害から逃れるために移動型民族となったのにたどり着く先々でも人権を得られず、ろくに仕事にもつけない酷い運命を生き抜いて来ました。
via pixabay.com
彼らは非常にアーティスティックで、歌や踊り等の才能が豊かなのでそういったパフォーマンスで生計を立てていましたが、それでも安定した仕事に就けず教育も受けられないため、様々な犯罪に手を染める他生き残る術がなかったのです。
結果、悲しいことに更に滞在先の国民から危険視される悪循環になってしまうようです。
結果、悲しいことに更に滞在先の国民から危険視される悪循環になってしまうようです。
ロマ人の宗教
via pixabay.com
ロマ人は、北インドから移動してきたと考えられているので、かつてはヒンドゥー教徒だった可能性が有力です。
宗教も含め、かつての伝統を守り続けるロマ人もいるのですが、定住した土地がある場合はその土地で主流の宗教に改宗している場合もみられます。
東ヨーロッパのあたりだとカトリックやイスラム教、西ヨーロッパではカトリックやプロテスタントなどのロマ人が確認されており、現状はロマ人だからこの宗教、と一概に言えない状態のようです。
習慣や宗教、伝統を定住先で守ることによって差別的に見られる事も関係しているのかもしれません。
宗教も含め、かつての伝統を守り続けるロマ人もいるのですが、定住した土地がある場合はその土地で主流の宗教に改宗している場合もみられます。
東ヨーロッパのあたりだとカトリックやイスラム教、西ヨーロッパではカトリックやプロテスタントなどのロマ人が確認されており、現状はロマ人だからこの宗教、と一概に言えない状態のようです。
習慣や宗教、伝統を定住先で守ることによって差別的に見られる事も関係しているのかもしれません。
ロマ人がヨーロッパにもたらした文化
via pixabay.com
これまで紹介してきただけでも激しい迫害や差別を受けてきた事がご理解いただけると思いますが、それでもロマの音楽や舞踏は定住先で多大な影響を与えてきました。
特徴的でオリジナリティーの強いジプシー音楽なのですが、彼らは各地のどんな音楽にも上手くアレンジを加えられたようです。
特にハンガリーやスペインの民族文化に特に独自性の強い影響を与えたようで、スペインのフラメンコはジプシーが発祥ですし、 リストの「ハンガリー狂詩曲」やブラームスの「ハンガリー舞曲」等のクラシックもジプシーのダンス音楽にインスピレーションを受けて作曲されたものだそうです。
特徴的でオリジナリティーの強いジプシー音楽なのですが、彼らは各地のどんな音楽にも上手くアレンジを加えられたようです。
特にハンガリーやスペインの民族文化に特に独自性の強い影響を与えたようで、スペインのフラメンコはジプシーが発祥ですし、 リストの「ハンガリー狂詩曲」やブラームスの「ハンガリー舞曲」等のクラシックもジプシーのダンス音楽にインスピレーションを受けて作曲されたものだそうです。
ジプシーの現状
via pixabay.com
ジプシー(ロマ人)が異動先でどのような境遇にいるかを具体的に掘り下げていきます。
もう何度か話題に触れましたが、彼らは一般的な暮らしとはかけ離れた生活を余儀なくされています。
ミステリアスなイメージの彼らが置かれている過酷と言っていい現状を知りましょう。
もう何度か話題に触れましたが、彼らは一般的な暮らしとはかけ離れた生活を余儀なくされています。
ミステリアスなイメージの彼らが置かれている過酷と言っていい現状を知りましょう。
ヨーロッパでは部外者扱い
via pixabay.com
ジプシーはヨーロッパ内を移動を続けながら生活をしていますが、その土地柄に染まりきることなく言語も習慣もジプシー独自の暮らし方を続けていました。
見た目も白人系ではなく、宗教もカトリックではない(カトリックになっているジプシーもいますが)個人主義者で、ヨーロッパで暮らしているのにヨーロッパ人とは違う異質の存在だったため、「部外者」として扱われるようになったのです 。
異質な「部外者」が身近なところで定住することに不安を感じていた先住者達は、ジプシーとトラブルになることもあり、定職が得られないためか、ジプシーで盗みをはたらく者も少なくありませんでした。
そうして、盗難事件が起きれば真っ先にジプシーが疑われるようになります。
見た目も白人系ではなく、宗教もカトリックではない(カトリックになっているジプシーもいますが)個人主義者で、ヨーロッパで暮らしているのにヨーロッパ人とは違う異質の存在だったため、「部外者」として扱われるようになったのです 。
異質な「部外者」が身近なところで定住することに不安を感じていた先住者達は、ジプシーとトラブルになることもあり、定職が得られないためか、ジプシーで盗みをはたらく者も少なくありませんでした。
そうして、盗難事件が起きれば真っ先にジプシーが疑われるようになります。
via pixabay.com
更に、移動民族故に疫病をもたらすと警戒され、ヨーロッパで紛争などの大きな問題が起きると、霊能力が高いと認識されていたジプシーが魔術を使って災いを起こしているとまことしやかな噂で非難される事もありました。
その流れで必然的に差別や迫害を受けるようになったのです。
その流れで必然的に差別や迫害を受けるようになったのです。
ロマ人の結婚観に非難の声
via pixabay.com
ロマ人の間では国境を越えてお見合い結婚をすることがあります。お見合いが成立すれば花嫁は国境を越えて花婿の国に嫁いでいくのですが、問題視されているのがその花嫁の年齢です。
というのも、ジプシーの女性は10歳からの結婚や出産が〝普通のこと〟なのです。
以前もルーマニアンジプシーの家系の少女が10歳で妊娠してスペインに渡り出産をしたことがメディアで取り上げられた事がありますが、この時の少女の母親も10歳での出産を普通であるとコメントし、孫娘の誕生を大喜びしていました。
この場合は結婚はせず10歳でシングルマザーとなったことが話題になった理由ですが、これがお見合い結婚となったとき、花嫁は結婚可能な年齢に達していないことに懸念の声があがっているのです。
というのも、ジプシーの女性は10歳からの結婚や出産が〝普通のこと〟なのです。
以前もルーマニアンジプシーの家系の少女が10歳で妊娠してスペインに渡り出産をしたことがメディアで取り上げられた事がありますが、この時の少女の母親も10歳での出産を普通であるとコメントし、孫娘の誕生を大喜びしていました。
この場合は結婚はせず10歳でシングルマザーとなったことが話題になった理由ですが、これがお見合い結婚となったとき、花嫁は結婚可能な年齢に達していないことに懸念の声があがっているのです。
via pixabay.com
10歳程の少女が国境を越えて嫁ぐのは、西洋的な人権や法律と照らし合わせたとき、『人身売買』にあたる事が非難される理由となっています。
こういったヨーロッパ諸国の価値観と合わない理解を得られない結婚観もジプシーが非難されてしまう原因のひとつとなっています。
国籍がないため市民権やパスポートを持たない
via pixabay.com
2 / 5