2021年5月25日 更新

ヘアドネーションは意味がない?噂の発端や人毛が望まれる理由も

口コミや芸能人によって、ヘアドネーションという活動が注目を集めています。しかしその一方で、髪の毛を寄付しても無意味であるという噂もあります。今回は、この噂に注目し、その発端やウィッグに人毛が望まれる理由について解説します。

目次

美容室へ行く時間がない、近くにヘアドネーションに賛同している美容室がないという人は、自宅でカットして郵送することもできます。

規定以上の長さがある乾いた髪で、切りそろえられたものであれば問題ありません。ヘアドネーションする際は特別にトリートメントなどを施さなくてよいため、普段の髪の毛のケアで十分です。

自分で切るのは難しいため、子供の髪の毛を切って寄付したり、知り合いに切るのを頼んだりしている人もいます。

推奨美容室を利用

Hairdressing Cutting Hair Haircut - Free photo on Pixabay (481332)

推奨されている美容室を利用することが最も簡単な方法です。カットする人もヘアドネーションに慣れているので手際よくしてくれ、払うのはカット料金のみで、それ以外は全て美容室がやってくれたり費用を負担してくれたりします。

美容室でカットする場合、ヘアドネーションする際の多くの決まり事を守りながらカットしてくれるので失敗が少なく、必要分をカットした後は好きな髪型に整えてくれるというメリットもあります。

ヘアドネーションが広まったことで提携している美容室も増えてきたため、インターネットで調べたらすぐに情報を知ることができます。

ヘアドネーションを行う団体に送付

Mailbox Post Letters - Free photo on Pixabay (481333)

カットができたら、ヘアドネーションの活動を行っている団体に郵送しましょう。美容室で切った際には、賛同しているところであれば代わりに送ってくれることがほとんどで、寄付する人は美容室に行くのみで活動に協力することができます。

自分でカットして郵送する場合には、ホームページに送付先が書かれているので、指示通りの方法で郵送しましょう。また、NPO法人である場合、本業との掛け持ちでボランティアで行っている人が多く、事務所に直接持ち込んでも対応出来ない場合があります。

送料は自己負担

Sunrise Airplane Sky - Free photo on Pixabay (481334)

美容室から団体に寄付してくれる場合は送料を負担してくれることも多いですが、それ以外の場合は基本的に送料は自己負担となります。

髪の毛を無償で提供するのに、送料までこちらで負担しなくてはいけないことに疑問を持つ人も多いですが、このシステムにすることで送料分を団体が負担することなく、ウィッグの加工費に充てられるというメリットがあります。

髪の毛の量や重さによって料金が変わり、団体に届いたものの料金不足であることが多く発生しているので、送る際はきちんと送料を確認しましょう。

寄付金だけでもOK

Money Donation Donate - Free photo on Pixabay (481336)

人毛を使用しており、無償で提供しているとはいっても、そのままの形でウィッグとして使用することはできません。必要としている人が使えるように加工する必要があります。そしてそれにはもちろんお金がかかります。

そしてそのお金は寄付金によって賄われています。髪が短かかったり傷んでいたり、あるいはくせ毛などの理由でヘアドネーションに寄付はできなくても協力したい時は、寄付金という手段も覚えておくと良いかもしれません。

ヘアドネーションという行為に疑問を感じた際は

Pensive Female Woman Window - Free photo on Pixabay (481338)

インターネット上には多くの情報が飛び交います。言葉巧みにヘアドネーションが意味ないかのように書いて批判している記事もあるでしょう。しかし、それに惑わされないことが大切です。

少しでもヘアドネーションについて疑問を感じた場合には、自分でその疑問を解決する努力が必要です。では、どのような行動が正しいのでしょうか。

医療用ウィッグを着用した人々について知る

Woman Pretty Chic - Free photo on Pixabay (481340)

医療ウィッグの人毛を使用したものを着用した人々はその仕上がりに満足し、今まで外を歩くことを控えていた人でも楽しんで外出できるようになった人が多いです。

そのような事実を知ると、自身の髪の毛を寄付するだけで協力ができるならしてみたいと感じる人も多いのではないでしょうか。

意味がないと噂されているヘアドネーションですが、実際に必要とする人の手に渡り、大切に使われている事実を知ることでヘアドネーションが大切な役割を果たしていることを実感できるでしょう。

自身の大切な人に置き換えて考える

Romantic Hug Togetherness - Free photo on Pixabay (481342)

ヘアドネーションを他人事に考えていると、髪の毛を寄付することに何の意味があるのだろうと疑問に思う人もいるでしょう。しかし、もし医療用ウィッグを必要している人が自身の身近な人や大切な人と考えた場合はどうでしょうか。

今すぐにでも自分の髪の毛を使ってほしい、もし協力できることがあるならどんなことでも協力したいと感じることでしょう。実際に髪の毛を失って苦しんでいる人は全国にたくさんいます。

もしかしたらあなたが知らないだけで、あなたと話したことがある人もそれを必要としているかもしれません。

正しい情報を探す

Student Typing Keyboard - Free photo on Pixabay (481344)

ヘアドネーションに限らず、SNSなどで間違った情報を目にすることはあるでしょう。特にボランティア・投資・医療・教育・子育て・美容(ダイエット)・勉強方法など、多くの人が関心を持ちやすいことに関しては、間違った情報があふれています。

そのような情報をそのまま信じてしまうと、間違った情報を拡散して人に迷惑をかける可能性があります。どのようなジャンルの情報でも、信頼できる人からの情報でも、まずは自分で正しいかどうか調べる癖をつけましょう。ヘアドネーションに限らず、正しいことを知ることは、自分だけではなく色々な人を助けることにも繋がります。

ヘアドネーションは非常に有意義な行為

Young Woman Girl Concerns - Free photo on Pixabay (481350)

ヘアドネーションは実際に必要としている人に無償で提供されています。そしてその人毛は多くの人の髪の毛の協力がなければ成立しません。たとえ少しの力だとしても、多くの協力が集まれば、それだけ多くの笑顔を救うことができます。

ヘアドネーションは無意味だという噂はまったく真実ではなく、非常に有意義な行為であるため、髪の毛を寄付したいという気持ちがあれば行動に移しましょう。

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