2019年5月10日 更新

パラサイトシングルの問題点と末路とは?対策や解決策と原因も

男女ともに結婚をせず未婚率が上昇し、ニートやパラサイトシングルが増え続けている現代、パラサイトシングルを減らす対策や解決策が叫ばれています。パラサイトシングルの末路や問題点を考え、パラサイトシングルを減らす解決策を見出していきましょう。

目次

消費者の減少、国内マーケットの縮小を懸念している日本は、現在パラサイトシングルに訴えかけています。パラサイトシングルが増えるにつれ、日本の経済もどんどん悪くなっていく懸念があるためです。

一例ではパラサイトシングルは親と同居すれば家電製品や家具を買う必要がなくなります。そのため親と同居するパラサイトシングルが増えると、住宅産業や家電産業、家具産業などが打撃を受けます。

高齢化によって税収不足が予測されるため

Girl Beauty Fairytales - Free photo on Pixabay (245274)

高齢化によって税収不足が予測されるため、パラサイトシングル世代が、老後を迎える「2040年問題」問題が不安視されています。「2040年問題」とはパラサイトシングルの親世代の大半が2040年には亡くってしまう問題です。

親に依存してきた高齢のパラサイトシングルは路頭に迷ってしまうと言われています。子供がいない高齢パラサイトシングルは、収入がなくなった際、生活保護など国の支援に頼って生活をしなければいけなくなります。

今後少子高齢化のため税収不足に陥る日本では、税収入が不足していく一方、税収出が増えていくという悪循環になっていくことが予想されています。

同居世帯が増えることによって住宅産業の停滞を懸念

People Three Portrait - Free photo on Pixabay (245275)

パラサイトシングルが増えるにあたり特に影響を受ける業種は住宅産業です。パラサイトシングルは親と一緒に2世帯住宅に住むため住居は必要ありません。

そのため多くのアパートやマンションは空き室が増えていき、住宅販売も減少していく悪循環が生まれます。また結婚をしないパラサイトシングルは、自分の持ち家を持つ必要がないためさらに住宅産業は停滞を続ける一方です。

今後パラサイトシングルが増えていくにつれ、日本の経済も負のスパイラルに巻き込まれる懸念があります。

欧米との比較

Model Fashion Attractive - Free photo on Pixabay (245276)

欧米と日本との比較をしていきましょう。欧米は以前から卒業したら親元を離れる習慣があり、パラサイトシングル率が低いのが特徴です。日本のようにパラサイトシングル率が高い国は、未婚率も同様高くなっています。

例外として福祉国家である北欧諸国(ノルウェー、スウェーデン、フィンランド)などは未婚率が高いのですが、税収入も高く福祉国家であるため、老後の保障があり今のところパラサイトシングルへの警告は発せられていません。

その反面南欧(イタリヤやスペイン、ポルトガル)は日本同様パラサイトシングル率や未婚率が高く、北欧ほど税収入もなく福祉国家ではないため、老後の不安が危惧されています。

パラサイトシングルの原因

Office Notes Notepad - Free photo on Pixabay (245277)

パラサイトシングルが増えている原因を考えていきましょう。パラサイトシングルが生まれてしまうのは色々な原因があります。パラサイトシングルは様々な要因が重なり、パラサイトシングルになってしまうようです。

危惧されているパラサイトシングルにならないようにするには、どのような事を避ければいいのでしょう。

職場が実家の近く

People Girls Women - Free photo on Pixabay (245278)

職場が実家の近くにあるパラサイトシングルは多いと言われています。職場が近いためアパート代を払い一人暮らしをする必要がないためです。

確かに実家にいれば衣食住の心配はなくなります。バブル崩壊後直撃を受け育った子供達は、冒険をしない堅実な子供が多いのが特徴です。海外旅行には興味を示さず、家でゲームに明け暮れます。

パラサイトシングルは家でゲーム三昧の生活を送っているため、結婚もできず生涯パラサイトシングル率が高いのが特徴です。

低賃金

People Women Talking - Free photo on Pixabay (245279)

バブルが崩壊後に就職したパラサイトシングルは、低賃金であるのが特徴です。多くのパラサイトシングルは求職期間中就職氷河期の影響を受け、就職浪人であったり、希望の就職先に就けない人がほとんどでした。

そのため現在もその影響で正社員ではなく契約社員や派遣社員として働き続けています。特に男性のパラサイトシングルは、結婚を考えていた女性がいても低賃金で家族を養っていけないため、結婚を断念してきた人もいるでしょう。

就職氷河期に就職しなければいけなかったパラサイトシングルは、この様な理由で結婚もできない負のスパイラルに巻き込まれています。悪循環の環境下では、いつまでたってもパラサイトシングルから抜け出すことができません。

子離れできない親

Fashion Woman Adult - Free photo on Pixabay (245280)

子離れできない親が多いのもパラサイトシングルが増加している原因です。親は子離れができず、適齢期に子供が結婚し家から出て行ていくのを恐れています。

子供が連れてくる結婚相手の事を批判し反対します。子離れができない親は、子供を結婚相手に取られてしまうのが嫌なため、どんな相手でもケチをつけ反対します。

パラサイトシングルが増える要因として、いつまでも子離れができない親が原因である可能性もあるでしょう。子離れできない親が増加し、結果としてパラサイトシングルが増えているのです。

居心地の良さに甘える子供

Woman Hair Drying Girl - Free photo on Pixabay (245281)

現在増加中のパラサイトシングルは実家の居心地の良さについつい甘えているようです。実家にいれば衣食住全て揃っているため、快適に過ごすことが可能です。

勝手に食事が出てきますし、会社着にアイロンをかける必要もありません。親が掃除から洗濯、食事の用意まで全てやってくれるため、自分で家事をこなす必要はありません。

この様な居心地のいい環境下で、パラサイトシングルはいつまでもたっても独立できません。

パラサイトシングルは現状をどのように感じているのか

Model Fashion Glamour - Free photo on Pixabay (245282)

パラサイトシングルが現状どのように感じているのかを見ていきましょう。パラサイトシングルの満足度が男女ともに高いことがわかります。

両親と同居するパラサイトシングルはどのような理由で、満足がいく同居生活を送っているのでしょうか。

満足している【男性】・・・61.5%

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