【診断】かかあ天下の特徴！家庭円満になる理由とは？

かかあ天下の意味とは？

「かかあ天下」という言葉の意味をご存じでしょうか？現代では、「女性が男性を尻に敷いて偉そうにしていること」だという認識があるのではないでしょうか？

実は、「かかあ天下」という言葉の意味には深い意味が隠されています。かかあ天下という言葉は、明治時代から言われ始めており、かかあとは自分の「妻」を親しんで呼ぶ言葉であり、「お母さん」のことを指します。天下は「天下一」の意味から来ています。

言葉そのままの意味で言えば、「お母さんは天下一」ということになりますが、なぜそのように呼ばれるようになったのか？今回この記事では、かかあ天下の語源やかかあ天下がなぜ「家庭円満」になるのか？その秘密を紐解いていきます。

ダメ嫁の特徴となってしまう理由は？離婚しないためのダメ嫁脱却方法 - POUCHS（ポーチス）

あなたの周りにダメ嫁はいますか？ダメ嫁は最近増えつつあると言われており、ダメ嫁ならではの特徴が存在します。さらに、ダメ嫁では離婚率がどうしても高くなってしまい、家庭円満の危機に関係します。今回はダメ嫁の特徴やダメ嫁を脱却する方法についてご紹介します。

かかあ天下という言葉は群馬で生まれた？

via pixabay.com

かかあ天下という言葉自体は、「群馬県」で生まれました。その理由は、絹の生成文化と関係がありますが、この項目では「かかあ天下」の語源の意味を詳しく探っていきます。

群馬では母親が家計を支えていた

via pixabay.com

群馬の名産品といえば「絹」ですが、その絹を生成するために、全ての工程において女性の活躍がありました。絹を生成するためには、大きく分けて3つのステップがあります。

それは、1．養蚕（ようさん）2．製糸（せいし）3．織物（おりもの）です。養蚕は、まず蚕（かいこ）を育てることから始まります。蚕はとても繊細な生き物で育てるのが難しいと言われていますが、女性が積極的に活躍しました。

次に、蚕の繭から糸を取り出す作業を行います。ここでも、根気のいる作業で女性の力が必要とされていました。最後に、取り出した糸を染め上げ、織って布にする作業ですが、女性達による熟練の技で成すことができたのです。群馬では古くから女性が中心となって活躍することで、家計を支えていたのです。

「ウチのかかあは天下一」という言葉が変化した

via pixabay.com

群馬では明治時代から、働く女性が家計を支えてきましたが、男性たちはそれをこぞって「ウチのかかあは天下一！」と褒めたたえるようになりました。

「かかあ天下」という言葉の語源は、こういった女性の活躍した背景が反映されていたのです。奥さんを怖くて偉そうな存在だからと‟けなす”のではなく「頼れる働き者」として、たたえる‟褒め言葉”だったのです。

富岡製糸場に全国から働く女性が集まってきた

via pixabay.com

豊岡製糸場とは、「器械で絹糸を製造する工場」のことですが、明治時代には絹織物は、日本が海外へ輸出する際に代表的な製品となり、一躍注目を浴びました。

そこで、絹産業はますます発展を遂げることになり、絹産業を支える女性が必然的に大活躍します。生糸を製造する大規模な工場として富岡製糸場が立ち上がると、群馬だけではなく全国から女性が集まって働いたのです。

始めは家計を支えることで「天下一」と呼ばれていた女性たちですが、日本の経済を支える大きな力として発展を遂げたのです。女性が主体となって働くことは、現代では珍しい話ではないですよね？明治のこの時代に女性の活躍があるという事実は「かかあ天下」という言葉が「女性の輝かしい社会進出」という意味で納得がいきます。

かかあ天下と福知山の関係は？

via pixabay.com

ネットで「かかあ天下」と検索すると、福知山がでてきますが、かかあ天下と福知山に一切関係はありません。福知山の居酒屋の名称で、「かかあ天下」というお店が存在します。

かかあ天下という群馬発祥の言葉が、こうして全国に広がり、お店の名前になるほど愛されるということです。かかあ天下が「良妻賢母」とされる証拠でもありますね。