2021年5月21日 更新

「遼」の漢字の意味は?名前に込められた意味と人気の名前!

「りょう」という名前は人気がありますが、その中でも人気があるのが「遼」です。では、この遼という漢字にはどのような意味があるのでしょうか。遼に込められた意味や別の読み方、「遼」を使った人気の名前をご紹介します。子供に付ける名前で迷っている方は必見です。

Sea Seagull Tidal - Free photo on Pixabay (207851)

「千」は、数が多いことを表す漢字なので、壮大なイメージを持つ「遼」と組み合わせることで一層の広がりを感じさせる名前です。また、遼は画数が多いので画数の少ない千と合わせるとバランスも良く人気があります。

美遼(ミハル)

Lotus Flower Summer - Free photo on Pixabay (207873)

「美」という漢字からは外見の美しさをイメージする人が多いかもしれませんが、本来は物事が良い漢字であるという意味を持ちます。また、繊細な美しさを指しますので女性らしいイメージを与えます。壮大な広がりを意味する「遼」組み合わせることで「美遼」という名前は、物事がいつまでもよく進んでいきますように良いう思いが込められています。

「遼」の漢字は現代人には向いてない?

Student Typing Keyboard - Free photo on Pixabay (207882)

今までご紹介してきた通り、人気のある「遼」ですが、この漢字は現代人には向いていないという見方もあります。「はるか遠く」という、時間の隔りを意味する「遼」の字は、何でも早く結論を出したい現代人には向かないと主張する人もいます。

しかし、早く結果を出すことだけが重要な訳ではありません。はるか遠く、将来を見据えて時間をかけて努力することの大切さについて改めて考えさせてくれる漢字です。名前の由来は、考え方次第で変えることができます。ネガティブな意味も捉え方一つでポジティブに捉え替え、素敵な由来となります。

「遼」に似ている漢字の意味や由来

 (892961)

遼には似ている漢字がありますので、これらの漢字の意味や由来をご紹介します。

Men Employees Suit - Free photo on Pixabay (207883)

国家公務員の上級を指す「官僚」という熟語で新聞やニュースで目にすることも多いかもしれません。その熟語が意味するように「僚」には役人という意味があります。また、「同僚」でも使われるように、同じ役目にある友人を表す漢字です。

「遼」と似ているのに漢字の持つイメージがだいぶ違うと思った方もいるかもしれません。しかし、この「僚」の由来は横から見た人(にんべん)と燃え立つ炎(尞)が組み合わさってできた漢字なので同じ由来と言えます。輝く炎を仲間と見つめる、そんな姿を想像すると「僚」が仲間との絆の深さがイメージできます。

「良い仲間に恵まれるように」という願いを込めて名前に用いることもできます。凛とした印象の字形のため、名前に用いるとクールな印象になります。

Lamp Blue Light Bulb - Free photo on Pixabay (207884)

「瞭然」、「明瞭」などの熟語で使われ、あきらか、はっきりしている、よく見えるという意味を表す漢字です。人の目(目)と木を組み、燃立つ炎(尞)が組み合わさって出来た漢字です。名付けの使用例はまだ少ないですが、新鮮な印象の名前にしたい人の中では「リョウ」の読みで近年人気を集めています。

Doctor Dentist Dental - Free photo on Pixabay (207892)

「医療」、「治療」などの熟語で使われるように、なおす、いやすといった意味を表す漢字です。病気だけでなく欠点などをなおす意味でも使われます。

Weaving Loom Traditional - Free photo on Pixabay (207898)

「あや」とも読むので女の子の名前でよく目にする漢字だと思います。もともと「綾」は「綾絹(アヤギヌ)」という絹織物の一種を意味する漢字です。布を表す「糸」に「大きな丘」を表す「夌」が組み合わされて「筋目のある模様を織り出した織物」としての意味が生まれたそうです。

綾絹の意味から「奥ゆかしい様子」や「上品で美しい」様子もイメージされ、女性らしさを表現する漢字と言えます。実際に「綾(アヤ)」の一字名前や綾音(アヤネ)、綾乃(アヤノ)のように女の子の名前で頻繁に用いられます。

また近年は、「リョウ」の読みで男の子の名前にも用いられ、綾太(リョウタ)、綾介(リョウスケ)、綾平(リョウヘイ)など、男の子らしい漢字との組み合わせでも用いられています。

「遼」の漢字の人気は意味も含めて響きにあった!

Alone Big Boat - Free photo on Pixabay (190708)

「り」から始まる名前は、理性的でクール、意志の強い印象を与え、「う」で止めることで、そんな硬さを少し和らげ、爽やかな好印象を与えます。「遼」の漢字の人気は響きにもあると言えるでしょう。「遼」は壮大で大きなスケールを感じさせてくれるだけでなく、ゆったりとした流れを連想させる漢字です。そんな広がりを意味する「遼」は無限の可能性を秘めています。

漢字の成り立ちに目を向けると、たくさんの意味や思いが込められていることが分かります。もし名づける機会があれば、単なる音の響きだけではなく漢字の意味や画数などにも着目すると良い名前が見つかるかもしれませんよ。

3 / 3

関連する記事 こんな記事も人気です♪