白薔薇の花言葉は？薔薇を贈るおすすめのシチュエーションや本数

白薔薇の花言葉は？薔薇を贈るお奨めのシチュエーションや本数

薔薇の花をもらうと、とてもうれしいものですね！
赤い薔薇、白い薔薇、ピンクの薔薇、黄色の薔薇・・

とりわけ清純な雰囲気のする白い薔薇には、どんな花言葉があるのでしょうか？
大切な人からもらったとき、どういったメッセージが込められているのか。

人にあげるときはどういったシチュエーションがふさわしいか。

また薔薇は、贈る本数によっても、意味が違ってくるのです。

そういったことを、これからご紹介していきましょう。

薔薇の花言葉は色によって違う？

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薔薇の花言葉も色によって意味が違ってきます。

それでは花言葉とはそもそも何なのか？薔薇は色によっていったいどういった意味を持つのか、それぞれ見ていきましょう。

花言葉とは？

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花言葉はみなさん、ご存じでしょう？誕生日の花言葉というものもありますね？
自分の誕生日の花を調べると、編集する人によって違ってくるのか、まちまちの花書いてあることが多いですね。

花言葉というのは、花のシンボリズムです。そして多くの要因によって決定されます。
（美）や（歓び）
また、（移ろいやすさ）などは旧約聖書の詩篇に登場したりします。
・・人の齢（よわい）は草のようで、その花咲くときも野の花に等しい・・（詩篇１０３・１５）

また、（交配）（再生）の意味も持ったりします。
・・ごらん、冬は去り、雨の季節は終わった。花は地に咲き出で、小鳥の歌うときがきた・・（雅歌２・１０～）

（美徳）（善良さ）（純粋さ）といった意味から、（神秘）（勝利）
また、（不誠実）（誘惑）といった意味も持つのです・・
・・うわべは無心な花を装って、その下には蛇を隠しておきなさい・・「マクベス」シェークスピア

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（正義）（愛）（情熱）（魂）（無垢）から、エロティックな（性愛）のシンボルにもなります。
花の色によっても意味が変わってきます。

一般的に赤い花は（愛）（情熱）、白い花は（無実）（潔白）などですね。

また、白は白いユリが（死）（葬式）のシンボルになることもありますし、ヨーロッパの民間伝承では時期外れに咲く花は、不幸の前兆と言われているそうです。

黄色い花冠は魔除け。赤い花は（生命）（幸運）のシンボルに。
赤白斑模様のブーケは不吉であるとか、花は、さまざまななシンボルを持つのです。

旧約聖書から登場してくる、花の持つ様々なシンボル。これらが花言葉のルーツになっているのです。

薔薇の花言葉

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それでは次に、薔薇にはどんな花言葉があるのか見ていきましょう。
また、薔薇はどのような象徴を持っているのか。

歴史をさかのぼってみていきましょう。

薔薇は太女神、大地母神であるデメーテルと関係があると言われています。それゆえ、薔薇は母性原理、肉体的な性愛、春、若さ。などの意味を持つのです。

古代エジプトではイシスにささげられていました。またアプレイウスの「黄金のロバ」では薔薇は（純粋な献身）を表すものとして登場します。
旧約聖書の雅歌には花がたくさん登場します

・・わたしはシャロンの薔薇、野のゆり（雅歌２・１）
・・おとめたちの中にいるわたしの恋人は、茨の中に咲き出でたゆりの花（雅歌２・２）

恋人が花で表現されているものが多いですね。シャロンの薔薇も恋人の意味です。

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またギリシャではアフロディテにささげられるものとして登場します。
アフロディテが傷ついたアドニスの元に駆け寄るとき、白い薔薇のとげで足に傷を負い、その血によって赤い薔薇が生まれたそうです。

ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」はとても有名ですね。この絵をご覧になると、薔薇の花が捧げられて、空中に散っているのがわかりますね？

また、ボッティチェリの有名な「春の三女神」も、ご存じと思いますが、三女神にささげられるのも薔薇なのです。ディオニソス（バッカス）では、薔薇は豊作の象徴であり、また詩人の霊感の源になる自然美の象徴でもあります。

あるいは古代ローマでは薔薇は墓に供えられたことから（永遠の愛）を表すようになりました。あるいは恋人のたとえに使われたり、恋人とのあいびきの場所のたとえとしても薔薇は使われました。

新婚の夫婦は、薔薇をまき散らした床に、薔薇をつめた枕を置き、結婚式の薔薇の花輪を持って、寝たそうです。

また初期のキリスト教の時代は、薔薇は娼婦の恥辱のシンボルとして強制的につけられたそうです。

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また、中世には「薔薇物語」があります。薔薇物語は、恋愛、性愛のガイドブックのようなもので、やはり薔薇は恋愛のシンボルになることが多いのですね。また、ルネッサンスの時代、薔薇はあからさまな性愛を表すものでもありました。

キリスト教では、精神的愛や美徳を表しました。赤薔薇は殉教者、悪の根絶。白薔薇は神の愛、純潔、徳のシンボルでした。やがて取り戻せる無垢の愛、神の具現の象徴でもありました。

また薔薇の棘は、（高慢）（毒舌）（恐怖）などを表しました。薔薇の花をプレゼントするとき、棘を抜いてもらってプレゼントすることがありますよね。

薔薇十字団は、自己放棄による魂と肉体の統一であり、錬金術の、物質から精神への変容と関連していきます。カバラなどの神秘学の中で、薔薇は統一のシンボルになっていくのです。

また、薔薇は（虚栄）（勝利）（祝祭）（秘密）といった様々な意味を持って使われます。

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また、薔薇は様々な詩人の霊感の源となりました。
ペルシャでは、白薔薇に恋をしたナイチンゲールが、棘にさされ、白薔薇を血で赤く染めながら、死ぬまで歌ったというお話もあります。

オマル・ハイヤームも酒と薔薇を歌った詩人ですね。
また、マラルメは薔薇を、夢見る理想に達しえない不完全な愛、子供時代の自然な歓びとして表しています。

ラフォルグは、the rose queen （薔薇の女王）を移ろいやすい月として表し、ワイルドは、「サロメ」の中で白薔薇を、残酷な純潔、赤薔薇を、欲望、血、死を表すものとして使います。

イェイツでは、薔薇は精神的な愛、かなわぬ愛、またジョイスは女性、豊穣、国家を薔薇として表します。
Ｄ．Ｈ．ロレンスでは、薔薇は性。Ｔ．Ｓ．エリオットでは、薔薇は相反するものの結合を表しています。
ガルシア・ロルカでは、薔薇は、女性と、性。

薔薇は多くの詩人に霊感を与えたんですね。

またローマでは、しおれた薔薇は、歓喜のはかなさを表すものでした。薔薇は萎れてもよい香りを放つからです。

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また、英国では薔薇戦争（１４５５～１４８５）が起こりました。
ヨーク家の白薔薇（処女、無垢、沈黙、純粋・・）と、ランカスター家の赤薔薇（熱情、願望、結婚、母性・・）の勢力争いです。最終的にはヨーク家は倒されてその幕を閉じました。

薔薇はロザリオなどによくデザインとして使われてるのを見ることができます。薔薇はダンテの「天上篇」では、永遠の愛、宇宙の神秘のシンボルとしても登場します。「天上篇」の最後では、多くの天使と聖者たちが、光り輝くひとつの大きな薔薇であるという描写があります。その花芯には、聖母マリアが坐しているのです。

一方で、病める薔薇（SICK ROSE)は幻視の詩人ブレイクの言葉ですが、キリスト教によって抑圧されてゆがめられ、汚された性をも表すのです。

精神的な愛と肉体的な愛、薔薇は両義性を持つシンボルなんですね。
いかがでしたか？歴史をさかのぼってみると、薔薇は様々なシンボルとなっていること、また多くの詩人たちに霊感を与えてきたことがおわかりになったでしょうか？