2020年2月20日 更新

お守りの正しい返納方法や時期・金額まとめ!郵送で返納しても大丈夫?

神社や寺を訪れたら、お守りを買う人も多いのではないでしょうか。しかしお守りを買ったらそのままにしている人も少なくありません。実はお守りは郵送して返納することもできます。今回はお守りの正しい返納方法について、その時期や金額を含めて紹介します。

郵送できる場所もある

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お守りを購入した神社やお寺によっては、郵送でのお守り返納を受け付けているところもあります。これは神社やお寺にお守りを送ると、清めて焚き上げてくれるサービスです。

これなら遠方に住んでいてもしっかりと神様の元へお返しすることができます。郵送での返納を受け付けている場合は、白い封筒にお守りを入れ、神社やお寺の住所と「お焚き上げ希望」という一言を封筒に記載しましょう。

全ての神社やお寺が郵送を受けているわけではないため、事前に確認してから送るようにしましょう。

お守りを大事にとっておきたい時

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願いが叶ったり返納時期と言われる1年を過ぎたりしても、思い入れのあるお守りや可愛いデザインのお守りはずっと大切に持っておきたいと思う人も少なくありません。

大切にしておきたいという気持ちがあるならば、必ずしも穢れが溜まっていくわけではありません。そのため、1年を過ぎても持ち続けていて問題ありません。

しかし、定期的に感謝の気持ちを伝えるため、1年に1回は購入した神社やお寺に行きましょう。神様に感謝の気持ちを伝えるとともに、お守りと同額程度をお賽銭箱に入れることも忘れないようにしましょう。

お守りを返納する際の注意点

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お守りを返納する際、いくつかのルールがあります。これを破ってしまうと神様に失礼となるため、今まで守ってくれたお守りに感謝の気持ちを伝えるためにも、注意点をしっかりと守りましょう。

ここではお守りを返納する際の3つの注意点を紹介します。

神社のお守りは神社へ・お寺のお守りはお寺へ返納

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神社のお守りとお寺のお守りは同じようで全く異なります。人でも貸したものと全く異なるものを返されたら戸惑ったり怒りが沸いたりしますよね。

それと同じで、神様の効力をお守りを通して貸していただいていたのに、返す時には全く違うものが返されることになってしまいます。これはとても失礼な行為であり、恩を仇で返していることになります。

お守りには必ず購入した神社やお寺の名前が書かれています。すぐに神社かお寺かは判断することができるので、必ず神社のお守りは神社に、お寺のお守りはお寺に返納するようにしましょう。

普通のゴミとして捨てる

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正しい方法でお守りを清めてからであれば、お守りを可燃ごみとして捨てることは可能です。清め方については後ほど紹介しますが、そのまま普通のゴミとして捨てるのはしてはいけない行為です。

神様から分けていただいている効力をゴミとして捨てるのは大変失礼な行為であり、バチが当たるでしょう。いくら感謝の気持ちを持っていても、「普通にゴミとして捨てる」という行為からはその気持ちが全く感じられません。

人間も行動や言葉から気持ちを感じられるように、神様もお守りを持っている人の気持ちは行動や言葉からしか理解できないのです。

使っていたお守りをそのまま他人に譲渡する

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お土産や代理で購入したお守りを未開封の状態で他人に譲渡するのは問題ありません。袋を開け、携帯している人に神様の効力は発揮されるためです。

しかし、使っていたお守りを「願いが叶ったから他人にあげる」という行為はしてはいけません。持っている本人にしか効力を発揮できないため、他人に譲渡しても効力を発揮することができないためです。

また、そんなに簡単に人に渡せるものなのだと神様が感じてしまい、バチが当たる可能性も十分あります。

お守りを自分で処分する方法

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お守りを返納する際、必ず神社や寺で焚き上げてもらわなければいけないわけではありません。実はいくつかのルールを守ってお守りを正しく清めることで自宅でも処分することは可能です。

神社や寺に行けない人のために、ここでは自宅でお守りを処分する方法を紹介します。

家庭ゴミとして処分する場合

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お守りを家庭ゴミとして捨てる方法もあります。大切なお守りをゴミに!?と思うかもしれませんが、正しく清めてからであれば問題ありません。

清め方は、まず床や机など平らな場所に半紙または和紙を広げます。この紙は塩が飛び散らないようにするもので、白い紙であれば構いません。その白い紙の上にお守りを置き、ひとつまみ程度の塩を左に1回、右に1回、左に1回かけます。

そして紙ごとお守りを包み、可燃ごみとして出します。必ず感謝の気持ちを告げ、最後まで大切に扱いましょう。

自宅で焼却

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神社でお焚き上げしてもらわなくても、自宅に十分なスペースがある場合には焼却することも可能です。そのまま燃やすのではなく、必ず1枚の半紙にお守りを包み、その中にひとつまみの塩を入れてから火の中へと入れましょう。

また、燃やしている最中には感謝の言葉を口に出すことも大切です。願いが叶っても叶っていなくても感謝の気持ちをお守りに伝えるのは、神様へお礼を言っているのと同じことです。

花火をするときと同じように火事にならないよう十分注意し、近所に迷惑がかからないようにしましょう。

どんど焼き

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家庭ごみで出すのも自宅で焼却するのもちょっと...という人は「どんど焼き」で焚き上げしてもらいましょう。どんど焼きは、正月のしめ縄や書初め、御飾りをそれぞれが持ち寄り、燃やす行事のことです。

多くの地域では1月8日に行われ、皆でお正月様を天へと見送ります。その際、地域によっては人形やダルマ、お守りも一緒に焚き上げてくれるところもあります。当日参加できない人のために数日前から境内にお納め所を設置してくれるところもあるようです。

お守りにビニールやプラスチック類が付いている場合は、全て外した状態にしていきましょう。

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